皆さまに愛されて八重山見聞録も早十年(笑
八重山見聞録、ホームページ開設からもはや十年である。更新がほとんどない時期なんかもあるが、それでも十年間のうちの半分以上は週に数度の更新を続け今日まで来たわけであり、ひとくちに十年と言っても今こうして振り返るから一言で済まそうするが、十年続けるってのは実は並大抵ではなかったりする。並ってのは過半数以上の多数派ってことであるから十年以上続く個人サイトは正味少数派であり、少数派ってことは並じゃないのであるから、並大抵ではない八重山見聞録は実はかなり優秀なサイトなのかも知れず、当サイトを訪れてくれる方のなかには開設時分からお付き合いくださっている方なんかもいて、十年も当サイトの常連を続ける方なんかは更に優秀だ。ま、何が優秀かはよくわからないが。なんにしても長く続けるって事は出来そうでいてその実なかなか出来ないもんである。嘘だと思う方がいたら週一でいいからブログの更新を十年続けてみるといい。十年の経過を待たずして自身がブログやってることすら忘却する方が大半な筈である。つまり、それが並。過半数。多数派だ。多数派は実に楽である。ものを自分で考えずに済むのだから楽じゃないわけがない。誰か隣人が考えたりやったりしていることをそのまま無思考無批判に引き写せばいいし、引き写したらそれがまるで自分独自のオリジナルであるように振舞えばいいし、それが許されるのが多数派ってもんだ。私も出来るものなら多数派の中で就職したいし、多数派を愛する女性を愛し、多数派であることはそのまま秀でた良識の持ち主と受け止められる感性を持っていたかった。しかし悲しいかな私も私のサイトも少数派であり、多数派の連中が運営する社会の中ではなかなか生き辛くて息が詰まりそうにもなる。詰まると詰まったと書いてきたし、多数派を揶揄するような記事を書きつつ今日まで凌いできたが、十年を一区切りに八重山見聞録も仕舞いとなるやも知れない。今、考え中であるが考えが決まればまたそのとき速やかにお知らせ致しましょう。