俳ジャッ句
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流すべき流燈われの胸照らす 寺山修司 お盆に帰省される方も多いことでしょう。 郷里にて灯篭流しをされるのでしょう。 黒く光る水面に故人の名を書いた灯篭に火がともされ、波に ただようさまははかなく幻想的ですね。 私はこの光景を見ると、たまらなくうら悲しくなります。
2006年08月12日
窓の雪女体にて湯をあふれしむ 桂 信子 立秋がすぎたというのに、この猛暑です。 すこしは暑気払いにと思って、あえて雪の句を選びました。 外は雪、その雪をながめながらお風呂に入っている、たぶん 成熟した女性なのでしょうね。 またまた大胆な句だとは思いませんか?
2006年08月10日
風花の山湖夕日に翼澄む 岡田日郎 風花は、晴天の空から風にのって雪片が舞ってくることを いいます。 それにしても、風花という言葉のなんとうつくしいことでしょうか。 夕日に風花の舞う光景のうつくしさも、また格別です。 すこしは暑気払いになりましたでしょうか?
2006年08月08日
波の花飛ぶ風音と変わりけり 下谷行人 波の花を見たことがありますか? 冬に、しかも能登や越前海岸などにしか見られない ものなのですが、寒気の強い晴れ間に、沖から岩場に 繰り返し押し寄せる波のうえに白い泡のようなふわふわした ものができます。 波の動きとともに、まるで白い花が咲いたように見えるもの。 それが波の花なのです。 うたかたのようなはかなさを想像してみてください。
2006年08月07日