CD 耳にメロディー、唇にキス~メス束3~/椹野道流
軽快に喋る置鮎さんの関西弁!堪能してしまいました!対して標準語の筈の鈴村さんが、頭の中ではやっぱり関西弁になってしまい~~~!(爆)【CD 耳にメロディー、唇にキス~右手にメス、左手に花束3~/椹野道流/唯月 一 /78:08 21:05/A/サイバーフェイズ】江南耕介(置鮎龍太郎)×永福篤臣(鈴村健一)【あらすじ】「あなたが、こんなに誠実で真っすぐな人じゃなければよかった。篤臣が好きになっちゃう理由がわからないくらい、ろくでもない男ならよかったのに…」シアトルに移り住み新たな生活を築き始めた篤臣と江南。そんなある日、突然、篤臣の父の訃報が…。父との関係にわだかまりを残したままだった篤臣は、帰国して母と対面してもなお呆然としたまま…。そこへ後を追って帰国した江南が現れ、なんと篤臣の母に2人の関係をカミングアウト!ショックに飛び出してゆく母。さらに江南の両親も現れて、篤臣&江南、人生最大の大勝負!!果たして2人の未来は!?【ネタバレ感想】カミングアウト編!です!!が、特典の方のCDに、その前の話になる、「篤臣&江南のLOVELY WEDDING!!」、原作第2巻の書き下ろし結婚式『とりあえず愛の誓いなど』を収録してあるので、原作を読まれていない方は8cmCDの方を先に聴かれた方が良いかもしれません。そりゃあもう、思いっきりドタバタ仕様になっております!(笑)江南の張り切って突っ走っていま~す♪ に、篤臣が一生懸命手綱を引き締めている……割にはコケている、結婚式事情。結局は「仕方ないなぁ」で、篤臣が思い切り折れている、何とも微笑ましい……やっぱりこいつらバカップルか。。。なんですけど。置鮎さん演じる江南のはしゃぎっぷりや、鈴村さんの篤臣の照れてる加減が又良いんですよ♪本編は、突然の篤臣の父の訃報に急遽帰国した二人がそれぞれの親にカミングアウトをして起きた波乱の話し。取り敢えず永福家中心編。わだかまりを残したまま亡くなった父との関係に篤臣は、母との話に、江南との関係の中に、少しずつわだかまりを解いていく。父と息子の葛藤と言うのとはちょっと違うのかもしれないけれど、息子にとってはこれも越えなければならない壁なのかな、と感じました。それと平行して、帰国便乗でカミングアウトした篤臣と江南の結婚。反対されるのは当然として、それを上手く纏め上げています。それなりに波乱あり!なのですが、こうも上手く説得されて良いものか、お話だからまぁ良いのかなぁ(苦笑)。確かに出来過ぎなんですが。篤臣の永福家中心に、篤臣・母を江南が人柄で、わざわざ大阪からお詫びにやって来た江南・両親を篤臣が誠意で説得する感じになっており、双方共に素直に認めることは出来ないけど、事実は事実として受け入れる、という形に持って行って有ります。カミングアウトの事を考え過ぎて知恵熱を出す篤臣や、考えをめぐらし過ぎて先走り、勘当を見事勝ち取った江南やら、それぞれのマイナス面をお互いに補うような形でフォローして、互いの両親を説得する当たり、本当に言葉と態度で誠意を尽くすと言った様になっており、これじゃぁ仕方ないのかなと、親たちも諦めざるを得ない。でも、そこら辺が逆に子どもたちには弱い親心と言うか、両方ともいい親子だなぁと羨ましくなってしまいました。そんな所が出来過ぎ、上手く行き過ぎって感じられるのです。でも、お話だからこそ、誠意を尽くせば上手く行く、と、夢を見ていたいかなぁ。本当に篤臣と江南の会話中心で、そこに篤臣・母がとっても、江南・父が少し噛む形になっています。この会話のリズムが又良いんですね。聴いていてスンナリ頭に入ってくる。テンポと声の調子と抑揚と――。篤臣・母が今回の主役!と言い切ってしまいたくなるほどに良い味出されています。歯切れが良くて、編に年寄りじみた話し方をせず会話をぽんぽんと交わしながらちゃんとお母さんになっている。ただ、江南・父母がちょっとテンポが悪くて(苦笑)親、というポジションを意識し過ぎたのか、無理に作った感じで、間延びした感じになっているのです。特に母、異様に老けた感じで、お母さんというよりも、お婆さんになってしまってる。これはね~。話が進むに連れ、江南・父は少し良くなるのですが、次回作を期待すれば、今度は江南家が舞台となり、江南・父母が大活躍になるので、もうちょっと頑張って欲しかったです。今回は題材がカミングアウトで、そこに親子の葛藤が入ってくる訳で、話としてもかなり難しいと思っていましたが、奇麗事でも聴いててそれもありかな、と説得力が有ったので、上手く仕上がっているなぁとホッとしてしまいました。本編こんな感じでシリアス気味なんで、その後でドタバタ結婚式を聴くと、また楽しいのかな。でもね~、その前にトークが有って、結婚式云々とやっているので気になってしまったのですよ。私自身は原作を読んでいるので、流れの順序は如何でも、結婚式やってたなぁとアッサリ思っただけで、その後で結婚式シーンを聴いて、あちゃ~!(笑)となっちゃいました。だから如何ということも無いのですが(苦笑)それと今回のCDで気になったのは、BGMを何でこんなに入れてるの!?まるで強迫観念が有るかのように音が入りっぱなし。煩いと言うほどじゃ無かったんですが、でも気になって、半分くらい無くても良かったんじゃないかな……。(CDの評価:A+~C-)