小さな親切、大きなお世話
またしても、振り回しに振り回され、気づいてみれば、振り回されるゴトにゴミや埃が己に付きまとい、挙げ句の果てに、己の重みに耐え兼ねて、ポトリと落ちる。そんな感じ。昨日の日曜日は午前中から珍しくヤマモトさんからメールが来た。From:ヤマモトSubject:おはようございます。松子観てきたよ。良かったよ。日本映画も面白いのあるねぇ。松子・・そうそう、リコが「ダヴィンチ・コード」を見た後の消化不良に「『嫌われ松子の一生』でも観てお口直しでもすることにします」と、ヤマモトさんに言ったっけ。ヤマモトさんは観に行ってきたらしい。誰と、いつ?そして、一日中途切れ途切れであるにせよ、21時頃までなんだかんだメールのやりとりがあった。今までテレビがない生活を送ってきたが、今日は同僚?からテレビを譲ってもらったらしく、浦島太郎状態の彼はオススメ番組なども聞いてきた。そんなこんなで21時。メールの途絶え方が、ちょっと中途半端だったことにまたも想像を掻き立てられたのだった。そして今日、会社にて昼過ぎに斜め前の島に座るヤマモトさんからメールが来た。From:ヤマモトTo:***@$$$co.jp,&&&@$$$co.jp(bcc:リコ)大きな仕事も一つ終わり、暇になりましたヤマモトです。私の課の周辺でコンパの話がありまして、お二方都合はどう?なんと、リコが先日「疲れ」を催したコンパ企画を社内の友人二人宛に送り、bccにリコが入っているメールだった。リコの「疲れ」をあの日、ヤマモトさんに訴えたものの、気まずさを感じて、気を取り直そうと無理して「・・なんちゃって、お手配よろしく」なんて送った結果のコレだった。そして、次ぎのメールでは、具体的な日にちが記されていたのだった。ノれない。ノる気になれない。疲れがどっと押し寄せる。堪り兼ねて、ヤマモトさんに返信する。To:ヤマモトSubject:お詫び義務感なのか、責任感なのか、ボランティア精神が強いお方なのかリコの行く末を案じていただき光栄です。しかし、先日も言ったけど、ここ最近この手の飲み会にちょっと疲れてたの。ご厚意は有り難いし、こういう機会を無駄にしてる場合じゃないのも重々承知なんだけど、今はちょっと乗り気になれないの。ごめんなさい。それに・・・おもしろ半分、ふざけ半分に遊ばれてるような気もするし。。こう見えて、私結構デリケートなのよ~。笑もっと若い子誘ってやってみたら?ちょっと、怒りにも似た感情でいっぱいになった。しかし、ソレを隠そうと必死に「笑」とは入れてみたが、不自然な気がしてならなかった。Fromヤマモト了解です。こちらこそ、スンマセン。おもしろ半分でだなんて、思ってないよ~。ただ、こういう場を作っていきたいなぁって思ってね。その気になるような人がいたら、言ってね。リコの「今」のこの感情など、知る由もないことを知ることで更に勝手に疲れるのだった。マジ疲れた。動揺なのか、送ったメールの文面が気になったのか、この後はシゴトもままならず、気が散る始末。仕事のことでリコの席にやってきた主任のキノシタさんは、リコとの会話で何を察したのか、リコに向かって「心、ココに在らずって感じだねぇ~」と、一言言い残して自分の席に戻っていった。それにしても、疲れた。誰が悪いワケでもない。己の勝手な妄想と現実のギャップに、勝手に疲れているだけ。ヤマモトさんがリコに一体何をした?何もしていない。勝手な妄想と現実を無理矢理結び付けようとしたリコ自身に結局一番振り回されたという、何ともお粗末な話だ。