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[南仏生活] カテゴリの記事

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  まだまだ美味しいトマト

  夏はトマトの大収穫期。毎年南仏の太陽をいっぱいに浴びて美味しく熟したトマトを堪能していますが、今年は８月の１ヶ月間を留守にしたので、毎夏の楽しみを一つあきらめていました。が、なぜか今年は９月に入ってもトマトがとどまるところを知らず大収穫がいまだ続き、毎日調理法を変えて、食卓に上っています。うーーーーーん、うまい～～～～でも美味しいトマトはカットしただけでも美味しいんだな～。それに、南仏の太陽を惜しむことなく浴びたトマトたちは、湯剥きしなくても、そのまま、するっと皮が剥けてしまいます。（これが美味しいトマトの見分け方でもあります）写真は２種類のトマト盛り。トマトと言うと赤、ですが、凝り性の主人は写真は色んな種を入手して味比べしています。上がパイナップル・トマト、清々しい、フルーツを思わせる味で下は柿のようなダイダイ色の、濃厚な味わいです。

  2008.09.12

• ジプシーもやってきた

  Cannelleがお昼寝から目が覚めて、さて今日は市営プールにでも行こうかな♪と準備をして向かったら…。市営プールの専用駐車場の半分がキャンピングカーで埋め尽くされている！！！ええっ！！？？ここにもジプシー！！？？ジプシーってお金払ってプール利用するの？？それとも駐車してるだけ？後者ならプールはきっと空いているだろうからのびのび楽しめそうだけど、前者だといつお風呂に入っているかわからないジプシーと同じ水につかることになる…Cannelleにシラミでもついたら大変だ！！(フランスではシラミは健在です）即効行き先を変更、海へ向かいました。そして海からの帰り道。先日まで羊飼いがいた近所の空き地にもジプシーの御一行が到着していました。ジプシーなんて日本では馴染みがない存在ですがフランス、というかヨーロッパにいるとなかなか困った存在として認識されています。ジプシーとは元はルーマニアの、定職を持たず、着のみ着のままで放浪する集団をさしたようですが、最近ではフランス人もいて、多国籍化しているようです。ジプシーはキャンピングカーの集団で移動します。ヨーロッパで２０台を超えるキャンピングカーの集団に遭遇したら、恐らくジプシーです。そしてこの集団は、巨大スーパーのパーキングや、公私有地に無断で駐車し、１週間から１０日間ほど滞在して次の地へ出発します。駐車する時がメインイベントで(笑)、金網などは壊してしまいます。ある年、市の空き地にどうしても入れないことに腹を立てたジプシーたちはそのまま周辺道路をキャンピングカーで封鎖してしまい、観念した市が空き地を明け渡していました。今回はジプシーの到着日にちょうど通りかかったようで、空き地の入り口…切られた金網付近…に山のようなゴミが積んでありました。これ、どうなるんだろう？と疑問に思っていたら２日後。なんと、ごみ収集用コンテナがボンボンッと４～５個置かれていました。市から支給があったようです。この対応の早さは、さすが！慣れてる！と感心してしまいました。頑なに拒んで事態を大きくするよりも、柔軟に対応して穏便に退去してもらおうということなのでしょう。ところで肝心のキャンピングカー。pidooが初めてジプシーを見た１０年前は「本当に走るの？これ」と言いたくなるようなボロボロのものでした。しかし近年、どんどんグレードアップしていき、今来ているジプシーたちのキャンピングカーは総勢５０台、いや７０台くらいのすべてがピカピカで新車そのものです。さらに１台に付きパラボラアンテナも設置してあります。パラボラアンテナがあるんだから当然車内には家電もほとんど揃っているようです。え？電気はどうしているかって？たいてい道端の電柱に接続して勝手に拝借しています。ありえないーー水も給水管を細工して勝手に拝借して、キャンピングカーに備え付けてある洗濯機で洗濯します。勿論拝借した電気代や水道代は払いません。請求書が来る頃には次なる地に移動していますし。ジプシーたちは通常、マユツバモノの占いや車のガラス磨き、盗み、で生計を立てていると聞きますが、前述したような電気や水道管の取り扱い技術があるのなら、電気会社やら水道局やらで十分就職できるのに、と思ってしまうのですが、流れ者のサガ、とでも言うのでしょうか。彼らの子供たちも生まれながらにジプシー人生を強いられるので、学校教育をろくに受けることができず、悪循環が続いていくわけです。そうそう、彼らは集団で家族生活を送っているので、挑発さえしなければ普段は温厚です。(多分ねちなみに知人は一時ジプシーの男の子と付き合っていました）マミーいわく、その昔「ジプシーが来た！」とわかると、近辺に住む市民は戸締りを厳重にするよう努めたとのこと。最近ではそのような話をあまり聞きません、時代とともにジプシーの生活様式にも変化が現れているのかもしれません。

  2008.07.01

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  田舎式地球に優しい除草法

  南仏には珍しく、低気圧を帯びた雨の日が続いています。今朝も集中豪雨のような大粒の雨が降りました。日中は太陽が顔を出しましたが北西の風ミストラルではなく南東の風が吹いているのでまだ油断はできません。あっ、ローカルにしかわからない表現法でしたねっ！解説を入れるとこうなります：北西の風ミストラルは雲を地中海以南に追いやってくれる大陸性の乾いた風のため、真っ青な空、南仏らしいカラッとした陽気が期待できるのです。逆に南東の風は地中海から吹き上げてくるため湿気を帯び、曇り空が広がります。今日は特に湿気が高くて、風も生暖かいのでなんだか台風が近づいた日本の気候が思い出されます。さてここで本題。雨が続いたお陰で庭のアーティチョークはまだまだ収穫期。が。雨を好むのは雑草も同様で、食べ頃のアーティチョークが見えなくなるほど雑草が伸びきってしまった…主人はこんなに雑草が伸びる前にトラクターをかけたかったようですが肝心のトラクターが現在故障中。人力で草をむしって回れる程度の範囲ではないので、結局一面雑草の地が広がった次第です。こうなるともう頼みの綱は…羊っ！！近くを放牧していた羊飼いとコンタクトが取れ、めでたく今日羊様御一行が我が家の雑草畑に到着されました。ありがとう～羊を招いてしまったら、残ったアーティチョークも当然のように食べられてしまうのですが、私たちはもう十分食べたからいいかなと（ため息）どのみち、アーティチョークは１シーズンで終わりなので、羊が茎や葉をキレイにお掃除してくれてさらに肥料（糞です・笑）をまいて行ってくれれば来シーズン、秋にまた美味しいアーティチョークが楽しめるしね。自然ってうまい具合にできてますねー。

  2008.05.27

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  日本（？）のフェスティバル、Mang'Azur

  この週末、土・日の２日間、日本（？）のフェスティバルが、隣町Toulonトゥーロンで開催されました。日仏友好協会主催で、今年で３回目。２回目の去年から盛り上がりを見せ、集客数は５０００人にも及んだとか。そして満を持しての３回目の今年はなんと７０００人！！すごーーい。この協会、発足時からの様子を知っているのですが、出産・子育てに追われていて実は今年が初参加。近所に滞在中の語学留学生たちや、パリに住むその友達、フェスティバルの話をしたら｢ぜひ参加したいです！」と我が家に到着する日を変更してくれたYちゃんを引き連れていざ出陣。初参加した感想は・・・いやー、すごいっ！楽しい！みんな良く頑張った！！久々に文化祭に参加した感覚で、大いに楽しみました！ところであえて「日本（？）のフェスティバル」と？マークを入れた理由は・・・。主催者も若いながら参加者も若いのでどうしても内容が偏ってしまうんですよね。マンガ・アニメ、それらに関連するグッズの販売、コスプレコンクール、ゲームトーナメント、カラオケ大会・・・と言った具合に。そんな中でも弓道のデモンストレーション、墨絵の展示、日本庭園を再現し盆栽の販売、金魚すくいコーナー、囲碁クラブ、折り紙クラブのサロンなどもあり、ちょっとホッとしました。くまなく訪れたわけではないので、というかほとんど自分のスタンドにいたので実はもっと色々あったのに知らなかっただけかもしれません、残念！pidooはと言うとお遊びで「おみくじ」のスタンドを持ちました。これがなかなか好評で集客数は２日間で６００人を数えました！どうやらロト感覚が受けたようです。凶や大凶を引いた人には逆ギレされるかな～と心配でしたがみんな大ウケでした。終了後、参加してもらった日本人たちの反応はよく、すでに来年の約束をしています(^^）うーーん、今から楽しみ♪ pidoo＆Cannelle一児の母なんですけど…巫女です。はい、すみませ～ん(^^ゞ手伝ってもらったＹちゃんは仏人男性に大人気でした　 なんといってもこれがメインなメイドカフェ！！＊写真提供：Ｙちゃん。どうもありがとう

  2008.04.20

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  ヨーロッパ春の風物詩・ホワイトアスパラ

  Toulonトゥーロンの活気あふれるマルシェにて今年もホワイトアスパラの季節がやってきました。ホワイトアスパラの特徴は太くて肉厚、ジューシーな食感。近年、ホワイトアスパラの値段が下降気味。例年ならば１キロ２０ユーロなんてざらなのに、今年は極太で１キロ６～７ユーロ！義理ママいわく、「以前はホワイトアスパラと言ったらドイツや北フランスでのみ栽培されるものだったけど、最近ではギリシャやスペイン、多くの国で栽培されるようになったから値段も安くなったのね」とのこと。作り手が増えて値段が下がるのは消費者として嬉しい限りですね。しかも今年は暖冬だったためか出回る時期も早い。通常は４月のところ、今年は３月上旬からもうマルシェで見かけました。やっぱりシンプルにヴィネグレット・ソースが美味しいな。

  2008.03.25

• イエールって最近有名…

  …とpidooだけが思っているのかもしれませんがここ最近、テレビの全国版で「イエール」の名前を聞くので一言。その１：TF1が誇る人気番組、スター・アカデミーStar Academy。視聴者参加形式の一般公募オーディション番組で、２００１年から放送開始、回数を超えるごとに若者の絶大なる支持を受けています。スター・アカデミーは毎年フランスの新学期である９月を過ぎ落ち着いた１０月頃から始まり、４～５ヶ月ほど続きます。一般公募で参加者を募り、おフランスらしく？シャトーで始まる合宿生活。合宿では歌、ダンス、芝居の様子がカメラに収められるばかりか、私生活のちょっとしたエピソードや友情、嫉妬、争い、涙…なども視聴者の元に届けられます。（余談ながら、これがきっかけとなってフランスのテレ・レアリテTele realitee、リアリティー番組制作が過熱化しました。）毎週さまざまな課題をこなしながら、視聴者投票で一人、また一人と落とされていきます。pidooが見ていたのは始まった当初の２～３年で、最近はもうチャンネルを合わせもしませんでした。が。年明け頃から騒ぎ出す地方紙。なんと、イエール出身の青年がイイ線までいってるらしいと報じていました。それでも無関心なpidooそして運命の決戦当日。この日の地方紙にはカンタンQuentin青年の写真とともに、彼の優勝確実と、イエール市民の希望の声が大々的に伝えられていました。そして決戦放送終了の翌日。地方紙ではイエール中心街に特設された巨大スクリーンと熱狂するファンの写真とともに、カンタン青年の軌跡を伝えていました。ま、この番組で優勝してもそれほど成功するとも思えないんだけどねー。pidooはどちらかというとこの過熱ぶりを見たかった。ちなみに最終回も見ませんでしたよーその２：大手の物価マガジン60 millions de consommateursが先日発表した、物価上昇についての調査結果が大きな話題を呼んでいます。物価の値段や性能などを比較紹介する雑誌。まったく知識の無いものを購入する時や、選択に迷って冷静な助言が欲しい時には強い味方になる一冊。フランス総国民数から「６千万消費者」のタイトルがついた。以前は「５千万消費者」で人口が増えたので現在のタイトルに変えたとか。そしてそれを受けるように別の団体LSAが去年１年間のフランス主要都市での物価上昇指数を調査、上昇が高い町順にランキングをしました。その驚くべき結果がこれです。１位　アジャクシオ（コルシカ島）２位　ヴェルサイユ３位　イエール・・・はっ？？？？イエール、ですか？？？？？パリ、ニースはいずこに？？１位のコルシカは島だし、物品の配送方法も船だし、その船だって頻繁にストライキするし、とうなづける理由はある。２位のヴェルサイユにしても、あのヴェルサイユ城のある町なんだから、ノーブルな方がたくさん住んでいるんだろうな～とうなづける。が。３位のイエールはどうよ？地方紙では、「『富裕退職者の終の棲家』というイメージが一人歩きした結果」とコメント。pidooの目から見れば、ごくごくフツーの、南フランスの田舎町の一つなんですけどねぇ。確かに、「年間日照日３００日以上」と市がキャッチコピーにするほどの温暖な気候と、フランス最南端に位置する、地中間沿岸の半島を持つ町という恵まれた地形を求めて北方からの旅行者、移住者は年々増えている。彼らを受け入れるために市は常に町中の整備を怠っていないようけれど。観光者、移住者、つまり買い手が増えることで売り手は「値段上げようか」なんて気にもなるのかな。しっかしフランスで３つ目に物価が高い町に住んでいたとはなぁ、あまり町自慢にはならないですねぇちなみに義両親は普段はヴェルサイユ付近に住み、たまにイエールに遊びに来ます。なんて運の無い…その３これはむしろマイナーな話題ですがついでに。３週間前、四半世紀にわたりイエール市長を務めてきたリトンダルRitondale氏が８７歳で逝去、フランスで最高齢の市長でした。実は昨日の日曜日はフランス全国統一市長選。さすがに高齢だけあって、再選は希望されなかったようです

  2008.03.10

• 初・教会コンサート

  先日車を運転中、「教会コンサート・ヴィヴァルディ＋バッハ」の文字が目に入りました。ヴィヴァルディはもともと好きだったけどＣＤで聞く程度。それが行く気になったのはやはり「のだめカンタービレ」の影響１００％！影響受けやすいんですぅ～～夜８時半開演に合わせて、Cannelleはちょうど遊びに来ている義理ママに託し、主人、義理パパ、近所に住む日本人２人というちょっとフシギなメンツで駆けつけました。教会がらみなのでタダ、もしくは多くて５ユーロくらいを想像していたらなんとっ、１８ユーロ！！高っ！！まあ、こんな田舎町で滅多にあるわけじゃなし。せっかく来たんだし。Cannelleなしの超久々の主人と一緒のお出かけでもあるわけだし。で、払いました、１８ユーロ。パンフレットは～、と思ったらこれまた有料で３ユーロ、却下。事前に予約も可能だったらしく、席は予約席と当日席に分かれていました。開演前にはほぼ満席、みんな楽しみにしていた様子がうかがえます。実はフランスに住んでいながら教会コンサートは初めてこの日の選曲はパイプオルガンにトランペットやフルート、そしてコーラスやソロでした。がっかりしないかな、とドキドキしながら待つこと数分、演奏が始まるや否や感動してしまいました教会ってやっぱり音が違う！！教会の後ろに位置するパイプオルガンと、前に並ぶコーラスの声が石造りの壁を響き渡り、円形の天井からまさに「降り注ぐ」音楽というものを初めて体感しました。コンサートホールとはまったく違う音にどっぷり酔いしれ、ぞくぞくッと終始鳥肌。のだめが教会で涙した理由もちょっとわかっちゃいました。無駄に天井が高いわけじゃなかったんですねぇ曲の紹介も興味深く、ヴィヴァルディは聖職者で、しかし持病のためほとんど教壇に立つことは無く、その代わりに数多くの教会用音楽を作曲したこと等お話してくれました。これってアナリゼ？コンサートが終わったのは１０時半過ぎ、この季節の石造りの教会は正直極寒で、足早に帰宅し今やっと余韻に浸っているところです。あ～、これでまた「のだめ」熱復活か。漫画とＣＤ、どっち買おうかな。やっぱり耳で聞けるＣＤかな？

  2008.03.08

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  BRITAで美味しい水

  叔父さん宅、マミー宅で発見したBRITAの浄水器。実際に飲んでみてその美味しさを知りすぐに購入、これは本当に良い買い物でした。フランスの水は硬水といわれる石灰質成分の強い水で、洗面所や流しの水周りにはすぐに白い石灰がたまります。お湯を１回沸かしただけの鍋も白くなるし、給湯ポットも底が真っ白になり、除去が大変。給湯器や洗濯機が石灰の蓄積のため故障してしまう例は珍しくありません。飲み終わったティーカップや湯飲みにもしつこい跡が付きます。詳しくはこちらもご覧ください。ミネラルウォーターも、やはり硬度が高いので、程度の差はあるもののやはりお湯を沸かしたりすると白い石灰は現れます。それに、ミネラルウォーターは安価とはいえ、朝のコーヒー・紅茶から毎日のスープやお味噌汁、ご飯を炊くお水に使うのはためらわれます。なにより、私の場合、軟水で淹れたお茶や軟水で作ったお味噌汁、ご飯そして緑茶が日に日に恋しくなってきました。私はそれほど舌が肥えているほうではありませんが、何度か日本に帰国しているうちに、｢水がすべてを変えるんだ」という結論に、在仏もうじき１０年たとうとした今になり気が付きました。…ってかなりニブイ話を戻して。BRITAの浄水器を使い始めて、家族の間でそりゃあもう毎日絶賛して使っておりました。すると、ある時我が家に滞在した日本人の女の子が「あ、BRITAだ！フランスにもあるんですね！ウチも２年前から愛用してますよー、お水美味しいですよね～｣と。しばし「BRITAは素晴らしい」論議に花が咲きました。日本は軟水なのになんで？と不思議に思ったものの、そう言えば一昔前から水道水のカルキ臭は悩みの種ですよね。日本でも売れない理由はないなと。このBRITAの浄水器にしてから利点がもう一つ。買い物でミネラルウォーターをまとめ買いする必要がなくなった！身軽で買い物、これは本当に嬉しい！！と、良い事尽くめのBRITA。フランスでは大型スーパーで手に入ります

  2008.03.02

• 南仏交通事情

  知人からこんな話を聞きました。ある日知人(男）はバイクで優先道路を運転中、わき道から車が飛び出してきました。バイクに気付きながらもそのままアクセルを踏みやり過ごそうとする車、知人のバイクは７０キロを超えるスピードで走っており、急ブレーキを踏みタイヤもブロック。地すべりしながら転倒しないようバランスを何とかとり、あわや車と衝突！というところで路肩と走行を続ける車の間に滑り込みました。ちょうど運転手の女性と並んで走行する形になったので、知人は文句の一つも言おうと「とまれ！」と叫んだそう。しかし女性は「あなたのことは視界に入ってなかったのよ！」と繰り返し停車する気配はない。ので、彼が何をしたかというと。げんこつでサイドミラーを壊してしまった…車の女性はというと、そのままアクセルを踏み走り去ってしまいました。す、すごい…。その発想もすごいが、バイクを運転しつつ、片手を離してげんこつでありったけの力を振り落とす力を持っているというところもすごい。私には体力的に、できない技だ…。まさに、目には目を？いや、南仏ではきっと、これくらいしないとストレスたまって生きていけないかも(笑)私も大分前、バックする車と接触したことがありましたが｢後から故障が見つかった時のために連絡先をくれ」と言っても「あなたのことは視界に入っていなかった！！」とだけ繰り返され、逃げられたことがありました。この、「"Je ne vous ai pas vu !"あなたのことは視界に入っていなかった！！」ってセリフ、言い訳としてそんなに利用価値があるのだろうか？「視界に入っていなかった」って要は安全確認を怠ったということでしょう？ま、わざとじゃないって意味ではあるけれども。逆に、知人のようにこんなホットなやりあいになる例あれば、もっとクールな例もあります。先日、渋滞した道で２台の車が接触してしまい、前方の車のテールライトと後方のフロントライトが見事に破損、道路にはプラスチックの破片が散らばっていました。が。何も起こらない。お互い、気にした様子もなく、車から降りるでもなく、無関心。うーーーん・・・・。お互い同じキャラクターで良かったね、ってところでしょうか。

  2008.02.26

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  コンフィチュール・ドランジュ

  １１月頃から色づき始めた庭のオレンジたち。今年は育児にも余裕が出てきて、今か今かとコンフィチュール（ジャム）作りをする日を待っていました。ノエルに義理ママがやって来た際、「大丈夫よ、もう熟してるわ！」とかなり強引に数キロ作っていましたが、マミー（義理ママのママです）いわく、「まだ酸味が強いわねぇ、やはり例年通り１月末を待つべきだわ」と。それから２週間、もういい頃かな？と今度はpidooが作ってみたら、やっぱり酸味が若干強い。と言っても出来上がりは甘みの中にキリっとした酸味で十分美味しい。ま、結局は好き好きなのかな。オレンジのコンフチュールにはオレンジの皮を入れるのですが、さすがに子供の居る今年は気分的に神経質になり、例年より熱心に皮の汚れをおとしました。もっとも、庭で採れる無農薬の健康優良オレンジなので汚れといってもホコリ程度なんですけどね。翌朝朝食に出してみたら、早速食いつくCannelle！安心して食べさせることができましたマミーの言葉を受けて、２週間後に作ってみて味比べもいいなぁ、と新たな楽しみもできました。コンフィチュールの後は南仏の郷土リキュール、オレンジ・ワイン作りも待っているし、冬と言えどもやることは目白押しです。南仏の青空に映えるオレンジたち

  2008.01.12

• レモンバーベナの収穫

  ２週間の日本滞在から戻ってきたら、こちらはすっかり冬を思わせる気候に早変わりしていました。南仏にもかかわらず、居なかった２週間の間には気温が－２℃まで下がった日があり、山のほうでは雪が積もったとか！イエールは海沿いで湿気があるので雪が降っても積もることは稀ですが、冬将軍の足音が近づいているのは確かなようです。それでもここ数日は小春日和が続き、今日の午後はCannelleがお昼寝している間に上着もなしで庭のレモンバーベナ（Vervenne、熊つづら）を冬越えに備えて収穫しました。レモンバーベナは名前の通りレモンの香りがするさわやかなハーブ。主人は毎朝レモンバーベナのハーブティーにプロヴァンス産のハチミツを加えて飲むのが日課になっています。手積みのものはやはり市販とは違い、ティーカップを美しい黄色に彩ります。いつやってきてもおかしくはない強風ミストラルに葉っぱを台無しにされる前に、毎日少しずつ収穫しなければ…。

  2007.11.27

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  今年もポプリ大成功

  ご無沙汰している間に南仏はすっかり夏に突入！連日２０度を超え、３０度近い夏日も何日かありました。Gパンでは暑くて汗をかいてしまうので夏向けのテロっとした生地の洋服の出番です。太陽下では日差しがジリジリと肌を焼く音が聞こえ、海は水温がもうちょっと上がるのを待ちきれない人でいっぱいです。５月といったら我が家の庭はバラやリラ、ジャスミンが満開、Cannelleと一緒に花びらを集めてポプリ作りにいそしんでいました。最近のCannelleはママのやったことを何でもまねするようになり、バラの花のにおいをかいで「良いにおい」とやってみせたら、いろんな花を見つけては両手で自分の鼻まで引き寄せ、鼻を鳴らし、ニコッとするようになりました。果たして本当ににおいをかいでいるのか、定かではありませんが、微笑ましい光景ではありますところで「ポプリ」はフランス語なんですよね。この言葉の存在を知ったのは中学生か高校生の頃、いとこが作っていたから。その頃は「ポプリ」の響きがなんともおしゃれでかわいくて、ものすごい難行なんだろうと勝手に想像していましたフランス語を勉強し始めて「ポプリ」が"pot-pourri"と知り、にわかに落胆。"pot"＝「瓶」、"pourri"＝「腐った」という意味だったのですまぁそんな小さな落胆なんて、世の中にたくさんあると思いますがさて、花びら採取中はできるだけ日陰にいたつもりですが、Cannelleもすっかり日に焼けてしまいました。お風呂タイムに裸にすると半そでシャツそのままの日焼けの跡がうっすらと、手の甲はもっとしっかり焼けていて茶色の手袋をはめているようです南仏の太陽をナメちゃいけませんね。そうそう、ナメちゃいけないのは今年の蚊も然り！今年は暖冬で、蚊にとっては過ごしやすかったとか、ニュースの地方版でも４月頃から南仏は蚊でにぎわっていると伝えていました。町のほうはそれほどでもないのでしょうが、何せ我が家は農地。私は庭に出る度に刺され、両足はクレーター状態です。Cannelleの手足にもプツっと時々できていますが痒くないのかな？私みたいに掻きこわさないのでいつの間にかなくなっています。新生児期は本当に敏感肌で、理由がわからなくてもなにかしらプツプツできていて心配していましたが、１歳を過ぎて落ち着き、ますます元気いっぱいの毎日です外遊びが楽しくてPCに向かう時間が少なくなっています。忘れないうちにCannelleの成長日記も残したいものですがあっという間に夏も終わっていたりして･･･？？すがすがしい５月の朝。気持ち良さそうに眺めているのは、青い空？鳥？それとも木漏れ日？手に持っているのはブリオッシュ。

  2007.05.26

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  夏時間です

  毎回恒例ですが日曜日の夜中に冬時間から夏時間へ変更になりました。午前２時が３時になり、日本との時差は１時間短くなって７時間です。えっ、もう夏時間と、これまた毎回思うのですが、確かに庭の様子も春めいてきているし、何より日没時刻が毎日遅くなっている。Cannelleのお風呂の時間は大体夕方６時半ですが、電気を付けなくても十分明るい。夏時間になった今、７時半まで日は沈みませんでした。うん、春だなぁ時間が変わった当日はたいてい大人でもなんだか一日スッキリしないもの。「昨日までなら今マイナス１時間のはずで…」なんてことを一日中考えては自分の体の不調の言い訳にします。最近は本当に規則正しい生活を送っているCannelleなら尚更違和感を感じるのでは？？と危惧していましたが、なんてことはない。私たちよりも全然、フツーに一日を過ごし、夜もフツーに眠りについて、夜中もフツーに夜泣きしました最近の南仏の気候はアルプスで雪が積もっているだけあって風は冷たいですが、快晴が続いています。月曜日の今日の午後のお散歩は公園へ行くのを変更して庭仕事をすることにしました。と言ってもCannelleを見ながらなのでなかなかはかどるはずもなく…。今日どうしてもやっておきたかったのはVervenneヴェルヴェンヌ（レモンバーベナ）の剪定。剪定というとたいてい春になる前にすませるのでかなり遅れてますかわいそうに、枝がツルのようにあちらこちらへ伸びきって１年くらい床屋さんへ行かなかった髪の毛のようCannelleは空き瓶でなにやら遊んでいるし、いざっ。1/3くらいカットしたところで、畑に用水路から水を流し込んでいることに気付いたCannelleが嬉しそうにやって来ますCannelleの大好きな遊びはズバリ、水遊びお風呂も大好きで、「お風呂ですよー」と言うと駆け足で浴室へ駆けつけます。まあ、お天気も言いし、ちょっとくらい服が濡れてもいいかな、と油断してしまいました…まずは手を入れ、チャプチャプ。…ああ、楽しいのねー靴のつま先を入れ、ピシャピシャ。…あの靴そろそろ洗おうと思ってたし、汚し収めかな。そしてこの後が早かった…数秒後、顔を上げてみると、水の中に膝を立ててバシャバシャッ、そして、座った…頭の中真っ白で、しばし考える…。今更止めてももう腰まで濡れてるし…大泣きされるだろうし…天気も良いから剪定済ませるまで放置しよう…Cannelleは大喜びで、空き瓶に水を入れては瓶を逆さにして水の流れる様子を見つめている。ふと、その手が止まり、水の入った瓶を口元へ運ぶ様子が目に入った！ちょっ、ちょっと、だめぇあわてて制止。…っていうか、常識では飲まないでしょう！…あ、常識がまだなんなのかわかんないのよね…すると、今度は歩き出した。もちろん、水の中を、ザブッザブッ。・・・・。Cannelleさーーーーん…。あっ、転んだ…っておい、そこに転がる気かそれはやめてーーーーーー！！！！ダッシュで駆けつけ、上半身はセーフ。防寒用の少し厚めのズボンがパンパンに水を吸って、もんぺ状態のCannelleは満面の笑み。…楽しかったのー、良かったねー…。その後は言うまでもなく、お風呂へ直行。再び水遊びができたCannelle、ご満悦の一日でした。

  2007.03.26

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  困ったトップレス

  日本もヨーロッパも暖冬だと思ったら突然寒波がやってきたりと不思議な気候ですね。南仏も一時寒くなりましたがこの週末は春の訪れを感じさせる素晴らしく良いお天気でした。庭仕事もたまっているし、階段好きなCannelle対策でロフトへ続く階段の手すりも作らなきゃいけないしでやることはたくさん！でもこんな日和にはやっぱり海でのんびりするのが一番、車を走らせました。この日の気温は２０度。午後２時頃に海に到着すると、辺り一面人・人・人でいっぱいでした。みんな考えることは同じなのね座る場所を探しながらビーチを歩いていくと家族連れ、カップル、若者グループと様々な層の人たちがボール遊びをしたり、少し遅いランチをとったり、泳いでいるちびっ子も見られました。気になったのがその中に混じって、おもむろに肌をさらけ出す中年女性たち。ここは地中海、夏はトップレスなんか砂の数ほど見られるけれど、水着がなくても何のその。下着のレースのパンツ一丁で、日焼けにいそしむご婦人方がいるわいるわ…そんな光景を見て、フランス女性のモラルって一体…とひどく気になりました。う～ん、嫌悪感に近いかも。彼女たちに恥じらいだとか、遠慮だとか、きっともう存在しないんでしょうね…。そういうのは家の庭かヌーディストビーチでやって欲しいと思う私は考え方が古いのでしょうか。これもカルチャーショックの一つでしかないのかな…なんだかモヤモヤが残った日曜日でした。

  2007.03.04

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  初節句

  今年はCannelleの初節句でした。特に大げさなことはしませんでしたが、雛人形や、庭に咲いた梅の花や水仙、ミモザを飾ってすし太郎に太目の錦糸玉子やいくら、えび、鞘インゲンをのせて彩り、鯛のあら煮をいただきました。…と言ってもCannelleにはお粥に鯛の身と汁をあわせ、だし汁で煮た野菜を与えましたが。準備不足もあって品数が少なかったのが悔やまれましたが、こんな日本の行事がある度に思うのは、日本料理が苦手ということです。いや、毎日食べるような、ご飯に味噌汁に焼き魚におひたし。とかいった系統なら全然苦じゃありません。魚も三枚におろすし、魚は味噌漬けや酢じめだってするしイカだって下処理できます。最近では赤ちゃんのことを考えてだしもほんだしではなく昆布と鰹節でとるようになりました。しかし。お祝い膳的なものって本当に苦手で、特にちらし寿司。こればかりは自分で作ろうと思ったことすらありません。どうにもあの細かさがいただけないんですよね…。思い起こせば高校２年生の家庭科検定４級。きゅうりの半月切りを１分間で５０枚（だったかな？）という課題がありました。この検定がなんともいやらしいったらありゃしない。１枚１枚定規で厚さを測り、○ミリ以上（覚えてません…３ミリ？）だったらNG、それは数に入れられないというものでした。pidooは見事追試になり、２回目も数を数えるクラスメートに大目にみてもらったという実績を持っております…。（追試仲間同士なのでかなりいい加減に数えてOKでした）またこんなエピソードもあります…。前回帰国した際、友人宅で夕食の手伝いをかってでましたが、友人の遠慮がちな視線を感じた後、「もうちょっと小さく切ってもいいかも」と言われ、さらに「あ～、あと私やるから」とキッチンを追い出されてしまいました。そんなpidooも南仏料理は得意。こちらに住み始めた当初は「そんなに小さく切らないで！」とマミーからしょっちゅう言われ、「さすが日本人は器用ねぇ」と義理ママから褒められたり。お世辞か知りませんがホストファミリーをしていた頃は滞在者からも嬉しい言葉をいただいていました。思うに南仏の素朴で大雑把な料理が、pidooの性格とうまい具合にマッチしているからでは、と思われます。日本料理特有の細かく切って、それぞれに下味をつけて…という工程が、南仏家庭料理では全部省略！ごろっと一口大に切って、みんなまとめて鍋やフライパン、もしくはオーブンに入れて、はい、おしまい！うむむむむむ…。母親として、日本人として、これじゃいかんぞ！幸いなことにひな祭りは毎年あるのでCannelleがもの心つく頃にはなんとかちらし寿司を作れるようになっていたいものです。 いただきものの雛人形たちも飾ってみました

  2007.03.03

• バカンスへ行ってきます

  ご無沙汰してます～が、明日から１月１１日まで旅行へ出かけるのでまたご無沙汰します～義両親の住むパリ郊外で年末年始を過ごしてきます日本食買い込むぞー！１年半振りにお寿司食べるぞー！活字も入手するぞー！と、やりたいことはたくさん…赤子を抱えてはたしてどこまでパリを満喫できるのでしょうかではでは皆様、良いお年をお迎えください

  2006.12.29

• こんなモノにも防犯タグ

  万聖節Toussaintトゥーサン（日本で言うお盆）の休暇に便乗して義両親がパリからCannelle会いたさに遊びに来ています。今日は義理ママの言葉に甘えて、お昼寝しているCannelleを任せて、久々に夫婦二人でショッピング隣町Toulonトゥーロンへ繰り出しました。しばらく足が遠のいていたお気に入りのお店へ直行、ママだっておしゃれしたいじゃないですか～すさまじい勢いで服を選び、試着室へGo！すると、驚くべきモノを発見しました！！！！それは…お化粧が商品に付くのを防ぐためにお客さんがかぶる布。（なんて言うんでしょう？）が、あったんです。「そんなの珍しいの？」という声が聞こえてきそうですが、在南仏７年、いまだかつて見たことありませんでした。そして、根っからの日本人なpidooは、たとえ購入した服に他人のお化粧跡が付いていてショックを受けようと、自らが試着する時は絶対に自分のお化粧が付かないようハンカチでガード、ハンカチを持ち合わせていない時にも細心の注意を払って脱着していました。エライでしょだからこういった変化は大歓迎で、そうか～、フランスもそういうの気にするようになってきたのね～、感心感心…と早速その布を手にしました。すると…えっ…なんで防犯タグが…？？？ここで解説、防犯タグとは。万引き防止のために、衣服に取り付けられる電子タグのことで、このタグをつけたまま店外へ出るとアラームが鳴るシステムになっています。ということはつまり、この布を盗む人がいるということで…？？えええええ。マジッすか…？？すごい、さすがフランス。こんな布切れでさえ盗まれるとは…。またまたフランスにびっくりさせられた出来事でした。

  2006.11.14

• ベビー用食器を買ったら・・・

  離乳食が始まるにあたり、早々とベビー用食器セットを購入しました。フランスらしくPetit Princeの吸盤付き深皿、スプーン、ゴブレット、ビニール製よだれかけのとってもかわいらしいセットで一目ぼれそして離乳食開始。開けずに保管していた箱を丁寧に開き、いざCannelleの口にスプーンを運ぼうとしたら…えええええええええ先が、欠けてる…わずかに、ギザギザっと、見逃してしまいそうな欠け具合ですが、これを赤ちゃんの口に運ぶなんて…！どうにも気持ちは収まらず、しかし購入した店のレシートももうとっくに捨てちゃっているし、なんと言ってもここはフランス。「あなたが破損したんでしょ」くらい言われる覚悟じゃないと勝ち目はないだろうしと悶々としていたら、箱に製造元のＨＰアドレスを発見！早速訪れてみました、こちらです。私が購入したのはこちらのCoffret nourrissonでした。するとあるわあるわ、豊富なラインナップ。クリックしてみていくうちに、これもいいなぁ～、あれもいいなぁ～ありゃりゃ、当初の目的を忘れてしまった気持ちを取り直して、抗議メールを打つことに。いつもは結構泣き寝入りなんですけど、わが子を守るのは自分しかいない！という母性でしょうか（おおげさ？？）かーなーりー、ドラマチックな抗議メールにに仕上げましたすると翌日、それはそれはかしこまった返信が届きました、本当にびっくり！だってだって、サービス発展途上国（命名pidoo）のフランスですよ？？メールには「貴方のかわいいベビーには本当に申し訳ないことをした」「急いで代わりのスプーンを送るので是非離乳食タイムを安心して楽しんで欲しい」云々書き連ねられていました。そしてウキウキで待つこと３日。こない。…フランスの郵便局は遅いしね、またストライキでもしているんでしょう。待つこと１週間。こない。…明日には届くでしょう。そして待つことついに１ヶ月。やっぱりこなーーーーいあきれるものの、やはり思い切れず今度は主人にメールを打ってもらいました。すると翌日、「事実確認をして速やかにお答えします」との返信。そしてその３日後、ようやく手元に代わりのスプーンが届いたのでした。小包の発送日をすかさず確認したら、へっ？？昨日だ想像するにですね、恐らくメールで対応した担当者は部下に代わりのスプーンを送るよう指示したが、部下が忘れちゃってたんでしょうね…。ああ、やっぱりサービス発展途上国フランス。でもこれに懲りず、今度は大好きなピーターラビットシリーズ買っちゃおう

  2006.10.12

• パスポート更新

  先日の日記でお話したとおり、パスポート更新がなんとか済み、受け取りに行ってきました。最寄の領事館はマルセイユ、車で１００キロほどです。近場ならともかく、そんな大都会（！！）を一人で運転する勇気のないpidooは午後出勤の旦那様に連れて行ってもらいました。（できれば一生近場ドライバーで乗り切りたい(^^ゞ）マルセイユ領事館へは行く度に「遠いなぁ、もっと近いところに領事館できないかなぁ」と思っていますが訪問名簿を見たらなんとトゥールーズからも！！！トゥールーズって言ったら車で８時間くらいでしょうか。わがままは言っていられませんね…。さて、到着して領事館の壁に貼ってあるポスターを見て気がついたのですが、今年の３月よりパスポートにICチップがつくようです。うわ、あたらしもの先取り～（…でもないか）事前に送っていた申請書類にも不備はなく、受け渡しされることになりました。「お支払いは…」と続ける職員。あっ、そうか、タダじゃないよね。「１１８ユーロです。」？？ひゃく…？百の位がつく金額とはあまり縁がないし、なんだか日本語でしゃべっているので一瞬感覚が麻痺してしまい、「あの、ユーロですか？」と思わず返してしまった(^^ゞ。落ち着いて考えれば、いや、落ち着かなくても普通に考えて円のはずはないんですが、１１８ユーロ？？？（１ユーロ＝約１４０円）…のはずないよね？１１８円？という願いがその質問をさせたのかと…（汗）高いっす、パスポート。１１８円でもきっと安すぎてショックを受けていると思いますが。５年ものだったらもうちょっと安いのかしら？？それはともかく、ちょっと驚きながらも「はい」と冷静に答える職員さん。お世話になりました

  2006.10.06

• フランス人と結婚された方へ質問

  パスポートの期限が切れるので更新の手続きをすることになりました。在フランスの場合はいちいち日本へ帰国しなくても最寄の領事館で手続きしてくれます。育児でバタバタして忘れてるだろうなぁ～と、出産前にカレンダーに印を付けて大正解でした。案の定、印を毎日見ては「明日こそ」の繰り返し…であっという間に期限ギリギリ。でもフランスの滞在許可証なんかは期限が切れる前に申請しておけば、交付される日が期限を超過していても全然問題なかったりするのでギリギリでも余裕で構えてました。が。今日領事館の方からあせった声で電話をいただき、交付日は期限内でなければいけないとのこと、うわ～～～、すっかりおフランスモードでした。主人にも「ちょっと寝ぼけてるんじゃない？」なんて言われてしまいました…。一応日本に居たときは几帳面で通っていたんですけど。フランス人からこんなことを言われるようになるとは…さてさて、ここでフランス人と結婚された方への質問とは。パスポートの苗字、どうしてますか？前回パスポートを交付した時は未婚、しかし期限の間に結婚し、今回、更新するにあたり、苗字を変えられるとのことなのです。＊つまり山田花子さんがデュポンさんと結婚したとして1.山田花子2.山田デュポン花子3.デュポン山田花子4.デュポン花子の４択になるわけですね。その場合戸籍も必要とのことで、面倒くさいし、今まで旧姓でもまったく支障なかったで、そのままでお願いしました。こんなこと、結婚した時に考えるべき問題ですが今まで必要にも迫られず、現在に至ります。ちなみに今までと言えばフランスでは４番、日本では１番で名乗ってます。いい加減ですね～苗字を変更するメリットって何なんでしょう？ご助言くださいませ～

  2006.10.04

• 

  素敵な教会洗礼式

  　十字架のよだれかけがカワイイくまさんとフランスの祝宴には欠かせないピエス・モンテ。今日はママ友Isabelaの赤ちゃんTim君（２ヶ月）の洗礼式。＊１１：３０～１２：３０　教会で洗礼式＊１３：３０～１７：００　レストランで祝宴というプログラムで、Cannelleが生まれてからはほぼ初めて公の場へのお呼ばれ。途中で愚図りだしたらどうしよう！という親の心配はよそに始終上機嫌でした、ホッTim君とはベビーカー越しにお散歩する程度だったけれど今回初めてご対面。赤ちゃん同士、なにか通じるものがあるのでしょうか、しばし見つめあう姿が可愛かったです特に印象的だったのは式も終わり、退出するという時。教会のパイプオルガンでIsabelaのお父様がアベ・マリアを演奏、皆足を止めて聞き入っていました私たちにとっても正装しての外出は久々でとても良い気分転換、すがすがしい５月の気持ち良い日曜日でした。-----------------------------------------さて、洗礼式Bapteme。フランスはカトリックの国なので「フランスで洗礼式」と言えばほぼカトリックの洗礼式になると思いますが、先日「市民洗礼式Bapteme Civil」なるものの存在を聞きました。はっ？って感じですよね、説明を少し。フランスの結婚式には市民婚Mariage Civilと教会婚Mariage Religeuxの二つがあり、法の下で結婚生活を営みたい場合は前者が必須、さらに宗教にのっとって婚姻許可を得たい場合には後者も行います。宗教離れが問われる昨今ですが、その時々で流行もあるようで、（何より教会で挙げる結婚式は素敵ですし）、教会結婚式については論争が耐えません。そして市民婚とは日本で言う、婚姻届を市役所に提出することなのですが、こちらの市役所には結婚式用サロンなるものがあり、そこで正装した新郎・新婦と彼らを取り囲む招待客が見守る中、市長の名の下に婚姻が許可されます。結構不思議な感覚ですよね、日本で言うなら市役所に簡易式場があって、週末には結婚衣裳に身を包んだカップルと招待客が押し寄せるイメージをご想像ください。私自身、体験するまでは「はぁ？」という感じでしたさて、本題の市民洗礼式は教会で行う洗礼式を市役所でしてしまうことらしいのです。なぜ？フランスにはかなりの割合でいるアンチ・カトリック層が、この制度を利用しているよう。そこまでしたい洗礼式の魅力はなんなのでしょう？ここで洗礼式と切り離せない存在が代父Parrain（ゴッド・ファーザー）・代母Marraine（ゴッド・マザー）の存在。洗礼を受ける子供の両親に何かあった場合、両親に代わり子供を守ることを誓うというものです。代父母は当然カトリック信者でなければならないのですが、教会アレルギーのアンチ・カトリック層たちはこの代父母制度をどうしても諦められなかったのでしょうね。結婚式のように、洗礼式も市役所で行うことを希望した結果のようです。でもこれってかなり矛盾。代父母制度はカトリック（他の宗教にもあるかもしれませんが知らないし調べる時間もないので割愛します）ゆえのもの。「カトリックの洗礼式は嫌だけど代父母制度は採用したい。」という親心なのでしょうか。それにしてもそこまで反カトリックの心境が理解できません。そんなにカトリック、嫌い？？そんなにこだわらなきゃ、だめ？？私は何の宗教に入っているのかもわかりませんが、日本に住んでいたら普通にお宮参りに連れて行きたいし、七五三もお祝いしてあげたいな。こういういい加減な層がフランスには少ないのかもしれませんね。

  2006.05.07

• 今年の抱負

  イエール日仏友好協会の活動の一環で日本語を教えています。年末最後の授業には手作り寿司を肴にお箸の使い方講習をしたり、年初めの授業では書初め＆手作りカルタ大会をしてみたり。生徒は１５人くらいでレベルによりグループや個人レッスンに分かれますが、グループ授業が楽しい～～！個人レッスンでは間がもたないシーンによく遭遇しますが、グループレッスンはワイワイ、ガヤガヤ、生徒同士でコソコソ話す本音も聞こえて、そこから話題も広がり、通常週一回なのに二回も来てくれる生徒もいるほど。さて、年初め最初の授業の書初めでは、一人一人に今年の抱負を書いてもらいました。余談ですがpidooは小学生の頃習字の時間が大嫌いでした。しかし日本の義務教育はすごい、なんとなく、それなりにできているようです。（自画自賛？）いや、以前は「そんなっ！！私が習字を教えるなんて！！」とすごい勢いで否定していたのですが、フランスの田舎町に来てしまうと、「ちょっと冗談でしょう！？？」と言いたくなるような筆跡のモノを“La Calligraphie Japonaise（日本の書道）”として販売しているフランス人に出会ったりするのです。彼よりは１００倍、いや１０００倍くらい私のほうがましだなあ、と。…人間、時には下を見ることも大切です（笑）。まず驚いたのは、彼らの習字に対する感心の深さ。１６～７歳の若者から３０歳まで、楽しみながら挑戦していました。絵心をくすぐられるのかしら？？前述したようにpidooは習字が大嫌いだったので、強制するのはよそう、と一応、「今日は習字をしようと思いますがどうですか？」とお伺いを立ててみると「喜んで！！」の返事。終わって感想を聞くと皆声をそろえて「またやりたい！」何なんだろう…？？そして、書初めのお題、「今年の抱負」。フランスでは特に新年だからと「今年の抱負」を決める習慣がないので、それを考えるのも新たな自分発見で楽しそうでした(^^)笑えたのが、即効で「決まった!」と言う男の子たち。聞けば「今年こそ彼女を作る」。あはは～…若者の悩みは世界共通ですね(^^ゞその他「バカロレア合格（日本で言うセンター試験）」やら「アメリカ移住」、「忍耐」やら、様々な抱負が挙がり、「作品は持ち帰って自分の部屋の壁に飾って自分を勇気づけてください」と言い解散。次の週、「額に入れて飾りました!!」という生徒もちらほらいて、再び笑えました。ちょっとしたお守り代わりでしょうか。残念なのはもう今週で産休に入ってしまいます。復活は５月以降、と言っても赤子の手のかかり具合次第なのですが。pidooの今年の抱負は…？「子育て」かな、やっぱり。あれ？抱負というより、義務か…。

  2006.01.13

• また新聞に載ってしまいました。

  月曜日の夜交通事故に遭い、そのまま検査入院、昨日の朝退院しました。最初に安心させておきますが母子共に健康です!!事の発端は月曜日の２０時過ぎ、主人の運転する車で買い物からの帰り道。高速を出たところで突然目の前にフロントライトが輝いているのを発見。「えっ！！？？」前の車のテールランプなら見慣れているけれど、目の前にフロントライトって滅多にありえない。「なんで！？何してるの！？何でそこにいるの！！？？」主人と二人、答えの無い問いかけを繰り返し、主人は非常停止ランプを点け車を停止、クラクションを鳴らしたりライトを点滅するが、そのフロントライトはゆっくり近付いてくる。近付くスピードがあまりゆっくりだったので、道に迷っているのかとも思われるほど。ゆっくりでもどんどん停止している私たちの車に近付いてくる車、辺りはすっかり真っ暗でも、車種も分かるくらいの至近距離まで来た際、「停まるでしょう」と思っていたら、そのままガシャッ！！見事に正面衝突。すぐさま降りて運転手相手に怒鳴る主人。「何やってるんだ！！あんたの走るべき道は（反対車線を指して）こっちだろう！！」「…あ～？ちょっとはみ出しちゃったかな？」と言いつつエンジンをかけようとする６０代の男性からはアルコールのニオイが。話しても相手にならないとすぐに判断した主人は、後続車に助けを求めます。次々に続く後続車も非常停止ランプを点け、前に後ろにと停止してくれました。私たちは電話を持っていなかったので、主人が後続車の一人に救急車、警察、叔父さんに電話をしてもらっている間、私は車から降りて歩道に避難。私たちの車は勿論、事故を起こした当の本人のオヤジの車もフロント部分は大破。オヤジはエンジンをかけることをあきらめ、車から出ようとするが出れない様子。「出るの助けてください～…｣と私に何度も言うのでしょうがない、ギシギシ鉄片がきしむ音を立てながらドアを引っ張ると、ようやくオヤジはふらふらの足取りで車から脱出できた。オヤジ「ちょっとぶつかっちゃったけど、けが人いないんでしょ？」私「ちょっと、って、あなたがやったこと見てください！アルコールのニオイはするし、逆走してぶつけておいて、しかも私妊娠しているんですよ！！」それを聞いた、駆けつけた後続車の一人の親切な男性が私に言う。「妊娠しているのなら、今はなんとも無くとも救急車が来た時に一緒に病院へ行って検査受けた方がいいですね！」その時異常が無くても、直後に書類上、記録されていた方が後々役に立つから…、と話し込んでいる男性越しに、千鳥足のオヤジの遠のく後姿が目に入った。私「あのっ、もしかして彼、逃げないですよね？？」男性「しまった！！」ダッシュで親父を捕まえに走る男性。徒歩で逃げるか？？？？教訓、自分に被害を与えた人間を助けてもろくなことは無い…。男性が捕まえるとオヤジは「ちょっとタバコを吸いに」とか「水を飲みに」とほざく。救急車・警察が到着するのを待っている間、男性が盾になり、一通り連絡をし終えた主人も加わり、やりあいになりそうな状況をハラハラしながら見守る。どのくらい待っただろう？十数分後にようやく救急車・警察が到着、オヤジはあがき、後ろ手に捕まれ警察に連行、私は救急車に乗り病院へ、時を同じくして到着した叔父さんにキューピーを託し、主人は事情聴取のためそのまま残り後で病院で落ち合うことになった。病院に着くとすぐに腹部に心電図を取り付けられ、胎児の心音と胎盤の収縮の様子を３０分ほど記録。その後エコグラフィーで胎児と胎盤の様子、羊水の量を確認。たまたま産科の担当医が宿直医でラッキー。検査直前に名前を見て「知ってるよね？検診この間だったよね？」「はい！」衝突した衝撃の際にシートベルトが下腹部を強く締め付けたのが唯一心配だったものの、検査結果は特に問題は無く、私自身出血もなければ痛みも無い。６ヶ月に入った妊婦が事故に遭った場合、最低２４時間以上は入院することとされていると助産婦が伝え、病室に案内される。後から聞いたことだが、６ヶ月からなら胎児にも消化器系が出来ているので、早産になった場合でも延命できるというのが理由らしい。つまり、６ヶ月未満なら流産でもしょうがないということだ。しばらくすると首にコルセット（なんて言うんでしたっけ？ムチウチの時につける…)をつけた主人がやってきた。私は衝撃の際、頭をシートにぴったりつけていたけれど、彼はガクンッとショックを感じ、首の後ろから背中にかけ痛みがあり、診断を受けてきたとのこと。そして、驚くべき事実を知らせてくれた。事故を起こしたオヤジはニオイからも察した通り飲酒した上、車線逆走、免許書無し、保険未加入で、１年前にも全く同じことをして、しかもその時も徒歩で逃亡を図り、怪我人を出していたという。って言うか、なんで免許無いのに車持ってんの！？？？ちなみに今回、彼の血液中から確認されたアルコール量は2.8グラム。フランスで運転する際に許されている量は0.5グラムと言うからほぼ６倍を摂取していたということ！？？非常識も甚だしい、こっちはささやかでつつましい生活をせっせと送っているというのに、たまたま出会った、たった一人の狂人のお陰でさっきまでの生活、幸せが突然なくなる。紙一重な世の中に生きているんだと恐ろしくなった。翌日は朝から再び心電図の記録、胎児は超元気!!で、お腹の中を動き回り、心音を失っては端末で探すという鬼ごっこをしている気分で楽しかった(^^♪夕方になり警察が事情聴取にやって来る。理由は知らないが書類の不手際か何かで去年は刑務所に送ることが出来なかったのが警察側でも悔やまれており、今度こそは、とやる気マンマンらしいと主人が言っていた。聴取が終わり、警察の人に聞いてみた。私「アルコールが切れて、様子は変わりましたか？後悔しているとか…｣刑事「全然。アル中だろうからね、同じ世界に生きていないんですよ。何処から何処までが現実か分かっていない。一般論も通用しない。彼が言うのは『近所へ買い物へ行くだけだから免許は必要ない』、『事故にも遭わないから保険も必要ない』、彼にしたら今回の事故はただの接触程度」恐ろしい…。こんな人間と隣同士で生きているなんてこっちの命がいくつあっても足りはしない。大体こういう人間は大抵他人を道連れにして後悔の念も持ちはしない。一緒の世界に住んでいること自体無理なのだ。今朝トゥーロンで刑事裁判にかけられ、結果によっては即効隣町の刑務所に送られるとのこと。ああ、次の被害者が出ないうちに早く刑務所に入れて欲しい。事情聴取に来た刑事が言う。「僕の妻も妊娠中で３週間後にここで出産する予定なんです。」ことさら私たちのケースは他人事ではなかったのだろう。最後に刑事が心配そうに尋ねる。刑事「フランス語は読めますか？」私「難しい時もありますが大体はわかると思います」刑事「（ホッとして）そうですか。…フランスというのは抜け道の多い国でね、外国人の被害者から調書をとった場合、加害者が悪知恵の働く弁護士をつけていたりすると突っつかれるんですよ。『調書に「相違ありません」とサインしてあるのに被害者はフランス語が読めません、よってこの調書は無効です』なんていう風に。」うわ～～ん、責任重大!!ドキドキしながら刑事の書いた調書に目を通す。私「大丈夫です、理解できたと思います」厳しい国だわ、フランス…。フランス語、もっと頑張ろう…！！私はと言えばもう１泊することになり、計２泊の検査入院となった。マミーがよく心臓発作で運ばれるので、一般病棟の雰囲気は知っていたのだが、私の部屋は産科、全然張り詰めた感じが無い。一人部屋にはシャワー、トイレ完備、壁もピンクで暖かくたまに聞こえてくる赤ちゃんの声には頬が緩む。廊下ですれ違う赤ちゃんたちは本当にちっちゃくて壊れそう！新米ママたちが恐る恐るお世話している。常に新しい生命が誕生する場所だからかスタッフは皆にこやかで冗談を交わしながら仕事をしている。やっぱり産科って病院の中でも特別…。出産前にお試し入院できて良かったね、なんて言われ、ごもっとも。退院前にもう一度心電図とエコグラフィーで確認、異常なし。昨日の朝ようやく我が家に帰宅。出かけた時のまま残してあったアイロンがけの済んだ衣類の整理に追われたのでした。ちなみに今回のタイトル、「交通事故に遭いました」にしようと思っていたのですが昨日のイエールの地方紙にも載ったので変えてみました。親戚やら主人の職場、知人やらから「まさかあなたたちのこととは！！」と電話が殺到、一躍有名人（苦）？

  2005.10.27

• やっと到着、アロエ・ヨーグルト

  唐突ながら主人の大好物はたらみのアロエ・ヨーグルトとナタデココ・ヨーグルト。勿論フランスにはそんなものは無いので日本帰国時にダンボールごと買うか、友人に送ってもらうかして大切に大切に食べています。（ヨーグルト・ゼリーなので賞味期限が１年くらいあるのですが、賞味期限過ぎても全然食べれてしまいます、体に悪いものいっぱい入ってるんだろうな～と想像…。）たまに冷蔵庫の奥底から大事そうに取り出し、厳かに食べ始める主人を見つけると私も一口頂きますが、アッサリ、サッパリ、この喉越しはフランスのヨーグルトには無いもの。フランスのヨーグルトはコッテリ、マロヤカ。コクを求める人には最適、逆に言えば重いんですね。留学時代には「フランスのヨーグルト、美味しい(^^♪」と好物でしたが結婚して住み始めると話は別、「もっとさぁ、軽いのないの？軽いの(-_-;)」に変化。この嗜好はヨーグルトだけにとどまらず、食事全般の傾向となっています。やっぱり「アッサリ」日本食で育った日本人は三食のうち一食でも日本食を食べるからこそ他の二食が外国料理でも耐えられるのでは、と思います。住み始めて早いうちから１日一食は日本食にしているpidoo家、主人にも「日本食は消化が早くて体が軽い!」と好評です。さて、フランスのどこの家庭でも大体食事の後にデザートとして出る確立の多いヨーグルトですが、すでにフランス料理だけで重いのにさらに重いヨーグルトでしめくくるなんて、良く消化できるものだとフランス人の消化能力の強さに感心しています。そんな折、先日スーパーのヨーグルト売り場で長年の主人の夢（小さい夢だなー・汗）だったアロエ・ヨーグルトを発見!!!これは私たちにとって人類の月面到着よりもスゴイ発見です！！(小さい、小さい(-_-;)喜び勇んで早速購入、夕食後にドキドキしながら頂きました。そうそう、このアッサリ・サッパリ感!!ウマい～～(ToT)確かにヨーグルト自体はコクがあるので、たらみそのままの味という訳にはいきませんが、アロエのあの新鮮な舌触りと爽やかなのど越しはそのまま再現され、問題なくハマリそうな雰囲気です。アロエと言えばフランスでは今までボディクリームやボディソープ、洗剤に入っているのみで、そんなＴＶＣＭを見る度主人は「食べた方が美味しいのに!!」といちいちチャチャを入れてきました(^^ゞそれもおしまい、フランスにアロエ・ヨーグルト到着で、次の彼の願いは抹茶・アイスクリームなのです。＊Yoplait, Perle de Lait -Aloe Vera-＊フランス人試食者によるこんなブログを見つけました。…「ボディシャンプーの味を想像していたから…」って、「食べたことあるんかい!??」って思わず突っ込んじゃいました(^^ゞサボテンの仲間を食べてしまったことがとても印象的だったようです。ま、日本でも食品としてのアロエの出始めってそんなものでしたよね、苦くないのか!??とか。

  2005.10.24

• 初体験と味覚の違い

  食べ物の美味しい秋。我が家のビュッフェBuffet（食器棚）に置かれた果物皿に並ぶメンバーは夏の間白桃・黄桃、ネクタリン、アプリコット等が主流だったのに最近は秋らしいミュスカ（小粒の黒ブドウ）、イタリア（マスカットかな？)、各種洋梨、ゴールデン（黄色い一番ポピュラーなりんご)と装いが変わってきました。野菜が美味しいフランス、なのに果物は日本ほど品質開発をしないせいか、（つまり本来の味を味を優先するせいか）常々日本の果物よりも甘味やジューシーさが足りないと感じます。（勿論値段もそれに反映されて日本の果物よりは断然安いのですが）美味しい果物を見つけようと思うと一苦労。スーパーなんて問題外、ひたすら個人商店を巡りお気に入りの一店を見つけるのです。そんな折、近年、意外にも日本の梨を見かけるようになりました。見かけるのはスーパーだったり個人商店だったりと様々。しかもずっと入荷しているのではなく数週間後に買いに戻るとこつ然と売り場から消えていたりします。今年は小ぶりの梨を近くのSparというスーパーで発見しすぐに購入。まずまずの味でしたが１週間後に戻るともう見当たりませんでした。ところがある日、マミーの掃除婦さんが私を見るなり言います。「何だったかしら、りんごと洋梨の掛け合いのフルーツ、美味しかったわよ～～、あれ、あなたの国のでしょ？？」「えっ！？？ナシ？ナシを食べたの？？何処で！？？」（フランスでも梨は“Nashi"として売られます）「リー○ー・プライスよ、ジューシーだけど歯ごたえがあって、りんごとも洋梨とも言えない、フシギに食感だったわ、でも美味しかった！だからあなたのマミーにも食べさせてあげようと思って持ってきたの、ほら！」と、日本の梨とも劣らずな大振りのそれを見せます。うわぁぁ、これはすぐに買いに行かねば！ところが問題が一つ。主人は大のリー○ー・プライス嫌い。フランスのスーパーにはそれぞれ格？のようなものがあり、格安価格で提供するスーパーたちの商品品質はかなりアヤシイ、というのが広く知られています。つまり安かろう悪かろうというのが暗黙の了解なのです。それでもイエールの町にあるリー○ー・プライスでは日によって格安新鮮野菜を扱っていたりして、主婦としては長年（笑）行ってみたい衝動に駆られていました。主人は大の日本フリーク、日本と名のつくところなら何処へだって行ってくれるのでここはイザ！でも久々の大難関かもなぁ…。pidoo「マミーの掃除婦さんがね、こんな大きい日本の梨を見つけたのよ！買いに行こう！」主人「ああ、行こう行こう！で、どこ？」pidoo「リー○ー・プライス」主人「…行かない！」ああああ。やっぱり。pidoo「甘くてジューシーですごく美味しかったって！！あのスーパー、日によっては新鮮野菜の評判だっていいし、毛嫌いするのはどうかと思うよ！！それに日本の梨なんてしょっちゅう見つかるものじゃないんだから！イヤなら私一人で行っちゃうよ、でもあなたには食べさせないからね」と、「日本の」を強調しつつ、何気に脅してみる(^^ゞすると功を奏して、しぶしぶ車を走らせることになったのだが、道すがら知ってるくせに「イエールにそんなスーパーあったっけ？」など白々しい質問をします。そして、到着。うわ、足取り重そう～～。私が先に立ち、ついにリー○ー・プライス初入場！う～～ん、確かに格安スーパーだけあって、施設の美観もあまりよろしくない…。商品陳列の仕方も、殺伐とした感じ…、でも目的は梨！と生鮮食品売り場を探します。あった！！ここで主人の目の色が変わった！値段はキロ１,９８ユーロ、いいじゃない、いいじゃない！袋に１コ、２コ…と詰めていき、えっ、そんなに？？結局１０コは入れてしまった。ところでフランスのスーパーではたいてい野菜・果物類は自分で好きなだけ袋詰めして、専用のデジタル量りで重さを量り、計算された金額が印刷された値札が出てきてそれを袋に張りレジへ、というパターンをとりますが、このお店にはそのキカイがありません。勝手も分からず、そのままレジへ進むとレジで計る寸法になっていました。そこで主人が「チープな内装にチープな商品しかそろえてないけど、レジだけは他の格上のスーパーより立派だ。あのレジスター、カシオだよ」とささやきます。言われてみれば、周りの雰囲気に似合わずレジスターだけは豪勢な威厳を保っています。お金を使うポイントが他とは違うということか。そのうち、このスーパーにもおつりが勝手に出てくる日本式レジスターが導入されたりして…。会計を済ませスーパーを出るなり主人がレシートをゴミ箱に捨てに走りました。「何してるの？？｣「このスーパーに足を運んだ証拠を消したんだ」はっ？？「さっ、早く早く！こんなところ知り合いに見られたくない！」へっ？？この反応はまだ結婚前の留学時代、フランス食に飽きたpidooがマクドナルドに行こう！と誘った時以来。その時も店に入る前後は挙動不審だったのが思い出されます。何だかなぁ…(-_-;)私に例えると、一人で吉野家に行く時の感覚か？？帰宅後は早速味見、美味しい～～。pidooの「ほらね、リー○ー・プライスだって良い品見つかるじゃない！」には、難しそうな顔をして「…またあそこに行かなきゃいけないのか…」とため息をつく主人。最後の砦だったのかなぁ（笑）？？翌日マミーにも感想を聞きに行くと、マミー「半分食べたわ、ジューシーで甘くて美味しかった」pidoo「え？何で半分？」マミー「熟してないようだったから」ああああ、そうか！！pidoo「それが普通なのよ、マミー！ちょっと硬いくらいが普通！！早く食べないとだめになっちゃうから食べてね！」そうそう、りんごが良い例だが、フランスのりんごは柔らかめで、日本のようにサクサクの、どこかの歯磨き粉メーカーのCMで言っているような、「歯ぐきから血が出ませんか｣なんて事態にはなりえません。マミーの頭の中には「堅い＝熟していない」という系図があるらしいのです。フランスりんごの代表選手・ゴールデンは、タルトやコンポートなど、加熱すればそれはそれは美味しい味を出してくれるけれど、生で頂くにはモサモサした食感がどうもいただけないとpidooは感じます。Pink Ladyというサクサク、堅めのりんごも随時市場にあることはあるけれど、やっぱり富士りんごと比べると味が薄っぺらい。ところが先日こちらの欲求も満たされる出来事が。最近農家の親戚の直売店で“FUJI”の名で卸しているのを発見したのです。大振りで、美しくて、フランスのりんごのように傷みお構いなしで無頓着に並べられているのではなく、陳列にも気を配られている様子でした。早速これも購入、味見してみたら。サクサク、シャキシャキ、甘味も抜群、日本の富士りんごだ！！でもこれもマミーに食べさせたら、「熟してないじゃない！」って言われそうだな…。

  2005.10.17

• 在外選挙に行ってきました。

  日本語衛星放送ＪＳＴＶを引き始めてもう１年以上が経過。それはもう快適でなんと言ってもホームシック知らず！メディアの及ぼす力はスゴイ！と常々感じています。日本ではフツーにテレビっ子だったpidoo、フランスに来て流行の連ドラが見れなくなったのにかなりこたえましたが、無意識のうちに見ていた時事ニュース、コレの欠乏症にはＪＳＴＶを引くまで気が付きませんでした。ＪＳＴＶのスゴイところはＮＨＫBSニュースがダイレクトに入ってくるところ。日本で起こる出来事は勿論、先日のロンドン・テロのように海外で起きた事件の日本人情報も知ることができて、本当に助かっています。在日時代には大して興味もなかった政治の話も（年齢のせいか？）気になるようになり、遠いフランスから日本の今を観察しています。で、気になったのが衆議院選挙。在外選挙登録をしているのでpidooには投票権があるのですが、領事館からは「選挙のお知らせ」のようなものは一向にやってきません。日本では９月１１日だからとのんびり構えていたけれど、８月も２０日過ぎくらいからＪＳＴＶのＣＭではしきりに「在外投票しましょう！」とやっていて、世界一斉８月３１日（水）から、早いところでは９月１日（木）まで、と伝えていることに気が付きました。pidooの最寄の領事館は８０キロ離れたマルセイユ。そんな遠隔地の、しかもイエールなんかよりも大都会へ自分で車の運転をするのはとても自信が無い！主人に連れて行ってもらうとしても、彼の仕事が休みの土・日にしか行けないな。。。早速領事館のＨＰを開いても投票日情報なんて載っていない。…随時更新してないのね…(-_-;)開館時間内に電話すれば仏人男性が出て、「選挙の日を知りたいんですけど」と言えば「選挙？今日も明日もやってるよ！」とすぐに電話を切ろうとする。「ちょっとまって、今週末やっているかを知りたいんです！」と続けると「僕は警備員だからそれは知らないな、５分後にかけ直して」だったら出るなーーーーー（怒）！！！！気を取り直して１０分後に電話すると留守電。１５分後に電話しても留守電。３０分後に電話しても留守電。律儀な日本人も日本社会から出てしまうとこんなふうになってしまうんですね(-_-;)２時間後にようやく領事館職員が出て、親切そうな声に文句を言うのを忘れる。まあ、いっか。結局９月４日（日）までという事を聞き、３日（土）はイザ選挙へ！在外選挙は２０００年に登録して１回行ったきり、ちょっと罪悪感を覚えながら領事館のドアを開ける。必要事項を記入し、担当の女性に渡して聞いてみた。「私で何人目ですか？」すると隣りの女性と顔を見合わせ苦笑い、「１１人目です」と肩をすくめる。「ああ！良いほうじゃないですか！２０００年の衆議院選挙にも来ましたがその時は私で３人目でしたから！」と伝えると「うち６人は領事館職員なんです…」あ。。。。今滞在中の、政治・経済に興味のあるという奇特な、いえ、素晴らしい大学生のＳちゃんは「在外選挙ってどんなだろう！！」と目を輝かせて付いて来たのに、失望させてしまったかしら？？南仏の在外選挙なんてこんなものさ（苦）。しかし強く思ったのは宣伝のチカラ。pidooは特に政治に興味があるわけではない、ごくフツーの日本人（だと思っています）ですが、ＪＳＴＶで在外選挙の知らせを聞かなければ今回の選挙は見逃していたと思う。領事館のＨＰでさえ情報が手に入らず、電話でも忍耐力を必要とされ、この投票人数の低さはまあ、妥当かと。ということで選挙。行ける環境が揃っている時にはなかなかその有り難さに気が付きません。日本の皆さん、サクッと行ってきましょう(^^♪

  2005.09.03

• 逆効果が予想されるロゴTシャツ

  先日テレビのニュースを見ていたら。海岸が目と鼻の先にあるマントンの中心街では市民警察が道行く水着姿の通行人を呼び止め、町の中では服を着用するように求めているとのこと。これは毎年のことで、海が近い町共通の悩みのようです。そこで市ではマントンのロゴの入ったＴシャツを用意。市民警察に呼び止められた水着姿の通行人が「はおるもの何も持ってないよ｣と反論すれば、すかさずこのロゴＴシャツを差し出します。えっ、それいいなあ、私も欲しい！！と思ったのはpidooだけ？？これを読んで、マントンの町を水着で歩きに行こうなんてフトドキモノが増えないことを祈ります…(^^ゞでもあのＴシャツ、欲しいなあ…

  2005.07.30

• 夏は楽園

  この１週間、主人がヴァカンスを取ったので毎日地中海で海水浴三昧です。と言っても一日入り浸っているわけではなく、朝９時～１２時までの朝・短期集中型（？）。イエールは７月も半ばになると観光客がどっと押し寄せ、毎年増加している模様。ビーチもここ数年は江ノ島か？と疑いたくなる程、人・人・人で溢れ、場所取りにも一苦労。ところが朝早いこの時間だと人もまばら、太陽の日差しもパラソルで緩和できるほどなので、「焼きたくない」pidooにはもってこい（…もうかなり焼けてますが…）。イエールには半島を挟んでビーチがたくさんあるので、その日の風向きで目的ビーチを選びます。東風なら半島の西側、ミストラルなら東側、と言う具合に。西側でお気に入りのビーチは遠浅のMadragueマドラッグ。Almanarreアルマナールは半島の付け根にあり近いので海水浴客も多く、海の中に入っていくと突然ガクンと深くなってしまうので子供や泳ぎが不得意な方にはオススメできないかな。ウィンドウ・サーファーも多いので泳ぎ辛かったりします。その点マドラッグはほぼ、「お子様専用？」と疑いたくなる遠浅が続き、イメージとしては波の出るプール？東側のお気に入りはPotiniereポティニエール。東側はちょっと水温が西側と比べ下がりますが、岩場では勿論、水に足を踏み入れた瞬間から小魚の群れが見られ、魚と一緒に泳ぐ喜びを感じられます。ビーチは松ノ木で囲まれ、家にいる時には騒音にしか聞こえないセミの鳴き声も、ここではこの上なくマッチするＢＧＭ。青い空、エメラルド・グリーンの海を眺めながら、天然ステレオで聞こえるセミの声の中に身をゆだねれば、意識は遠のき、夏の楽園にトリップします。太陽で火照った体を海水に浸せば、涼やかに泳ぐ魚達が肩先をすり抜けていきます。まだ７月。寒い冬を乗り切れるよう、夏の地中海をもっともっと満喫したいものです。

  2005.07.18

• 帰ってきました！

  ブルターニュ＆パリ旅行から帰ってきました！お問い合わせのお返事せっせと打ってます、待っててくださいね～

  2005.06.20

• 第３３回トゥーロン・ヴァール県国際サッカーユースフェスティバル

  今年もサッカーユース大会がヴァール県トゥーロンを拠点に行われます。なんと！日本×フランス戦はイエール･スタジウムで開催されるとか！これは行かねば！！ちなみに去年はトゥーロンで日の丸持って応援に行きました～！！去年の様子はこちらから。去年の日記なので写真はすでに削除しちゃってました、ゴカンベン！日本語詳細サイトは見つかりませんでした。仏語サイトをご覧ください。＊＊＊プログラムMercredi 1er　６月１日（水）19h00 : Japon-Mexique (Stade Mayol à Toulon) 21h00 : France-Afrique du Sud (Stade Mayol à Toulon)Jeudi 2　６月２日（木）18h30 : République de Corée-Portugal (Stade Mayol à Toulon) 20h30 : Angleterre-Tunisie (Stade Mayol à Toulon)Vendredi 3　６月３日（金）18h30 : Afrique du Sud-Mexique (Stade Perruc ou Pyanet à Hyères) 20h30 : France-Japon (Stade Perruc ou Pyanet à Hyères)Samedi 4　６月４日（土）16h00 : République de Corée-Tunisie (Stade Scaglia à La Seyne) 18h00 : Angleterre-Portugal (Stade Scaglia à La Seyne)Dimanche 5　６月５日（日）18h00 : France-Mexique (Stade De Lattre à Aubagne) 18h00 : Afrique du Sud-Japon (Stade C. Cauvin à Lorgues)Lundi 6　６月６日（月）17h00 : Angleterre-République de Corée (Stade Scaglia à La Seyne) 17h00 : Portugal-Tunisie (Stade C. Cauvin à Lorgues)Mercredi 8　６月８日（水）17h00 : demi-finale (Stade Mayol à Toulon) 19h30 : demi-finale (Stade Mayol à Toulon)Vendredi 10　６月１０日（金）18h00 : 3/4ème places (Stade Mayol à Toulon)20h00 : finale (Stade Mayol à Toulon)決勝まで残れるかな？皆で応援に行こう！！

  2005.05.19

• 徒歩３分のタバコ屋さん

  しまった、朝食用のパンが無い！昨日しっかり買い物に行って、しっかり買い忘れたことに気が付いた。あ～あ、かったるいけど１０分早起きして隣りの“タバコ屋”さんへ行こう。ここで言う“タバコ屋”さんとは、我が家から徒歩３分のところにある個人商店。タバコ屋さんだから勿論タバコも売っているけれど、焼き立てパンの卸売りや駄菓子、缶詰、パック入りハムやチーズ、卵などの食品から新聞、雑誌、筆記用具、切手、ちょっとしたプレゼントになりそうなオブジェ、生花等を取り扱い、はたまた郵便物収集所でもあり、通販商品の引取り所でもある何でも屋さんのこと。店の前に堂々と“TABACタバコ屋”とあるのでpidooは“TABAC”と言っていますが、毎日パンと新聞を買いに行くパピーは“パン屋Boulongerie”もしくは“新聞屋Journaux”と呼び、料理中材料不足のピンチに陥った時にいつも助けてもらえるマミーは“食品店Epicerie”と呼んでいます。まあ、どれも間違えではないか（笑）。で、今朝はちょっと早起きして焼きたてパンを買いに“タバコ屋”へ向かいました。すると店の前で男二人がなにやら言い争いをしています。一触即発の雰囲気にドキドキしながら前を通り、タバコ屋さんのドアを開けたところでつかみ合いぽくなった！周りに控えていた男性陣がまあまあと仲裁に入り事なきを得ましたが、タバコ屋さんのマダムも心配顔。「仕事上のパートナーでもあり、普段は仲が良いのにどうしたのかしら！」騒ぎも収まって順番を待っているとタバコ屋のマダムは前の客をあしらいながら、pidooの隣に立っているちょっと精神薄弱そうな女性に言う。「今のうちから選んでおきなさい、でないとお勤めに遅れるわよ！」はいはい、と女性は１品だけカウンターに置く。ちょうど前のお客が帰り、マダムがpidooの顔を見て言う。「誰の番だったかしら？｣寝覚めで気にしていなかったので女性に番を譲る。･･･と言うか、本当にどっちが先か覚えてなかったのだけれど（笑）。するとマダム、女性に矢継ぎ早に言う。「仕事中はのどが渇くでしょ、何か飲み物も持って行きなさい！」考え込む女性に「コーラなんて良いんじゃないの？」と続け、女性はコーラのペットボトルを冷蔵商品ケースからとりだす。「あらあなた甘いのしか選んでないじゃない。塩味のポテトチップスも欲しくなるんじゃない？」とのマダムの言葉に数あるメーカーの前で悩んでいる様子。そんな様子を見ているうちにpidooの番になった。う～ん、母親のようだ。この女性、毎日この調子で延々悩んで仕事遅刻しそうになってるんだろうな～･･･しかしこれってある意味、社会福祉的･･･。そう、こんな光景は初めてのことではないのです。子供の学校が終わる４時頃に行けば、“駄菓子屋”と化すこのお店、マダムはぞんざいな物言いをする子供には正しい実用フランス語のレッスンを施す。毎日通うパピーの調子が悪くpidooが代わりに行き、「パピーのお使いです」と言えば、パピーがいつも購入する種類のバゲットと新聞を素早くカウンターに出し「今日は具合悪いのかしら！？」と心配してくれる。パピーが体調の良い日に重い６本パックの水を購入する時など、車のトランクまで運んでくれるそうだ。またpidooの持ち合わせが足りない時は「つけておくわよ！」なんて一昔前の日本の店づきあいをほうふつさせるお言葉をいただき、「え！いえいえ、そんな訳には！ご親切にありがとうございます！」とリアクションに困りうろたえてしまったこともあった。･･･かと思えば「頼むよ、つけといてよ」と言うお客を「まだ先月の分払ってもらってないのよ、それを清算してからにして」とピシャリと言いのけたシーンにも遭遇したこともある。そう言えば我が家に滞在した女の子が毎日同じものを買っていたら１週間後には“Bonjour”だけでソレが出てきたと喜んでいたっけ。こういうのって、プロフェッショナルとは言わないよね。地域に、人間に密着したサービスって言うんですか？色んな人間が集まってくるだけに、一筋縄じゃいかないことのほうが多いと思う。実際、隣りの低所得者向けの集合住宅に住む移民の子供の万引きは日常茶飯事だから目を光らさなければとボヤくし、強盗に入られることだってある。でもこの地域のコミュニティ広場的な役割を果たしつつ経営を続けるのは好きじゃなきゃ出来ないこと。しかもパピー情報では、マダムはフランス人のムッシュウと結婚したオランダ人だとか。大体外国人アクセントって何十年経っても残るものだけど、このマダムときたらまるっきりローカルにしゃべっているのでそうと知った後でもやっぱりローカルにしか見えないし聞こえない･･･。世の中大変じゃない仕事なんて無いけれど、ただただ、スゴイなあ、となまぬるく生きてる自分に朝からカツを入れられた気分でした。

  2005.05.18

• ジアンGiens１９００祭りは５月１４日(土)１５日(日)

  イエールの半島ジアンGiensにて、毎年開催されるお祭りがあります。詳細はこちらから。お近くに滞在中の方は是非足を延ばしてみてください、楽しいですよ～

  2005.05.11

• 侵略される･･･

  すっかり初夏の気配漂う南仏です。この週末は伸び放題の庭の木々の剪定。すっきり、さっぱり、これから夏にかけてまだまだ成長するから今の時期にやっておかないと大変なことになるのです。チューリップやヒヤシンスはもう終わり、リラが満開、家の玄関に続く階段脇のジャスミンもいい香りを放っています。今日は月曜日、主人はいつものように仕事へ行き、お昼休みに帰ってきて二人で昼食をとっていたら、突然。チチチチッ、バサバサバサッ何が起きたのか理解できませんでしたが、かろうじて黒い物体二つが開け放した玄関のアへ向かうのが目に入りました。またぁ！！？？？これはツバメのカップル。我が家は２階部分が住居で１階部分はガレージとなっていて、毎年毎年、ガレージの天井にツバメのカップルが巣を作るのです。いつも同じカップルなのか、それとも子孫なのかは分かりませんが、春と秋、必ず１カップルは戻ってきます。ここ数日の陽気で我が家も窓を開け放しにする時間が多く、つい数日前に１羽入ってきて寝室の窓べりでばったり遭遇したところでした。あのコは偵察係だったのかなぁ？どうか、今年もガレージのいつもの巣に落ち着いてくれますように･･･。

  2005.05.02

• 初めてのファッションショー見学／ああ、カン違い

  ここ数日、初夏を思わせる気候の続く南仏。水温１４度未満でも泳ぐ白人の姿がテレビのニュースで見られます。中心街へ買い物へ行けば英語やドイツ語が飛び交い、行きつけのスーパーでは全てのレジ前にいつもは見られない長蛇の列ができたりと、ここイエールも賑わってきたのも、ただ単にプチ・ヴァカンスシーズンだからと思い込んでいましたが、理由は他にあったよう。実はイエールの港はヨットのオリンピック予選会場に指定されていて、今年も次のオリンピックに向け４月２３日～２９日まで競技が開催。余談ながら、毎年１０数人の日本人ヨット選手が駅前のアジア料理屋でワンタンスープを食べるとのコト、今年もワンタン・パワーで頑張ってるのかな～？そしてもう一つの話題がイエール国際ファッション・ショー。今年は４月２９日～５月１日開催、そのために世界各国から関係者や報道陣が訪れると新聞や市政便りでは大きく取り上げているものの、とんと縁のない生活をしているpidoo家、今年も「ふうん」で終わるはずでした。ところが。今滞在中のＹさんが明日で出発、これだけ観光客で賑わっているのだから港のジェラート屋さんも開店しているだろうと夕食後車で向かいました。道中、やたら立派な車に何度も追い越され、「今夜は金持ちの気チガイが多い」と主人。「国際ファッションショーがあるからとしても、会場は中心街のカジノのはず。終わって繰り出す人たちかな？」と話しているうちに港へ到着、ところが。ええっ！！？？なんでこんなところで検問？いや、違う、警察官が私たち車になにやら指示を与えています。･･･なんだか特定の車しか入れない様子。道路を見れば両脇に駐車される車、車、車。夏のピーク時でもこれほどの車は見られない。変だね、とちょっと遠くで車を止め、目的のジェラート屋さんまで砂浜を眺めながら歩くことに。すると砂浜の上に突如として大きな会場のようなものが現れた。ええ～～～！！？？？あんなの、いつできたの！！？？近付いていくと、入り口付近には奇抜なファッションの人だまりが出来ている。会場の２０周年の文字を見た主人、「もしかして今年はファッション・ショーの２０周年記念で、特別に海辺でやることになったのかな」なるほど～～！ポスターには今日が初日と書いてある！それにしても何もないビーチに特設会場を作ってしまうとは、なんと大掛かり！！殺気立った人ごみを尻目に、ジェラート屋さんでしばし３人舌鼓を打つ。「やってられないよ」と言うのはジェラート屋さん。人出を見込んだのに皆特設会場へ直行で、お客は私たちの他には数組程度。そろそろ帰ろうか、とまた会場入り口付近を通りかかるとなんと！示し合わせたように叔父さんが現れた。「何してるの！？君たちも見にきたの？」と叔父さん。「違う、違う、偶然通りかかっただけ！叔父さんも来てたんだ！」と返すと「チケット持ってるの？」と続ける。首を横に振ると、「見たいなら入れてあげようか？」と。叔父さんの奥さんの仕事の関係で、顔パスらしいのだ。思わず３人顔を見合わせる。主人は即答。「僕は全然興味ないから、pidooとＹさんで行ってくれば。ウチで待ってるから終わったら電話して」ええ～～～～！！？？？思いもかけない展開に目を白黒させるpidooとＹさん。「早く早く！」と、叔父さんの合図で厳しい入り口をすり抜け、会場に入る。うわぁ、すごい、と感動する間もなく、なんと叔父さん、モデルが歩く舞台を堂々と歩くので私たちも肩をすくませながらそれに続き、自分の席へ案内してくれた。おじさんの奥さん、子供と合流し、息をつく暇もなく会場が真っ暗に、音楽が流れ出し、ショーが始まった。＊＊＊ショーの後叔母さんが、「足元にある粗品持って帰ってね」と耳打ち。見ればロレアルの整髪用品３点セット。ラッキー！そして「まだ帰らないでね、花火があるのよ」と。お互い初めての各菜国際ファッション・ショーで興奮覚めやらぬpidooとＹさん。イエールの国際ファッション・ショーは若手発掘を趣旨としているよう。アキラ･ナカ＆ケンジ･タナカと名乗る日本人アーティストもいて、「あの人たちが有名になったら『イエールでひよっ子の頃を見た！』と自慢する！」とＹさん。モデル達も場慣れしてない様子で初々しかった。デザイナーにとっても、モデルにとっても、登竜門という訳か。そんな話をしているうちに会場から続々ビーチに人が流れ出て、花火が始まった！＊＊＊スゴイ。う～～ん･･･、革命祭と負けず劣らずな花火の量。力が入っているのもそのはず、パンフレットの協賛を見ると、トゥーロン･プロヴァンス・メディテラネ共同自治体、イエール市、ヴァール県県議会、プロヴァンス・アルプ･コート･ダジュール自治体、フランス政府文化コミュニケーション推進部（適当に名前付けました・笑）の公的機関を初め、化粧品、アパレル、テレビ局、車など様々な民間会社が名前を連ねている。在６年にして初めてイエールのスノッブな顔を発見した夜でした。さて、ショーも全て終了し、主人の迎えを車道脇で待っていた時のこと。人熱も一過し、人通りは寂しくなってきている。遅いな～と思ったら横付けしようとする１台の車に気付き、「来た来たっ」と言った瞬間。あっ、コレ違う！薄暗い街灯に照らされているのは、傷だらけのヤバそうな車にギッシリ４人詰め込まれた若い男達。最初、しらんふりを決め込んだがしつこく「こんばんわ～」と言ってくる。脳裏に浮かぶのは、「日本人女性惨殺死体で発見」と一面に飾られた明日の地方紙。いかん！私はＹさんも預かっている身、毅然と立ち向かわなければ！と息を吸って開口一番！「行って、行って！もうすぐダンナも来るんだから！」すると男が答える。「違います！道を尋ねたいだけなんです！マジック･ワールド（遊園地）はどこですか？」ふぇ？？？よく見れば４人の男たち、というより４人の年の頃１６～１８の、優しそうな顔立ちをした少年たち･･･？一気に拍子抜けのpidoo。「･･･あ･･･、それならこっちじゃなくて、今来た方･･･」「Ｕターンすればいいんですか？」「そう、そう、Ｕターンして･･･あっち･･･」「ありがとうございました！ボンヌ･ソワレ（良い夜を）！」挨拶もきちんと忘れない、礼儀正しい少年達でございました。「えーと･･･、ごめんねぇ･･･」とか細い声で叫ぶと、にこりと笑顔で返してくれました。･･･恥ずかしいやらホッとしたやら、Ｙさんともども徐々に大笑い。「『おばちゃんなんかナンパするかよ～～！』ってカンジ？？」「ホントよね～、『カン違いすんなよ、年考えろ』って？？」と大うけしてる間に待ちわびた主人の車がようやくやって来たのでした。結論。国際ファッション･ショーが開かれようと、やっぱりイエールはのどかな町なのです（笑）。

  2005.04.29

• ちょっとイタリアへ

  木曜日までちょっとイタリアへ行ってきます。パスタ食べるぞ～～

  2005.04.16

• げっそりな日本語授業

  私が住むこの南フランスの片田舎の町には、やはり在住日本人はとても少ない。日本語を勉強したいというフランス人にもあまり出会わないが、それでもちらほら問い合わせがあったりして、現在の生徒は二人。この二人、同い年の２７歳なのに性格も生活環境もまるっきり違う。Ｊくんは失業者だけれども遅くして日本語に目覚め、来期に大学入学すべく、日夜頑張っている。独学すること１年半、出会った頃はかなり日本語が話せ、漢字にも挑戦し始めていて、現在は小学校３年生で習う漢字もそろそろ終わりそうな雰囲気。例えるならスポンジのよう、教えることを端から吸収してくれるので、こちらの準備が追いつかないくらいである。片やＮくんは市役所勤務と、カタそうな肩書き、フツーのルックスのわりに趣味はアニメ観賞、エッチ系フィギュア作り、彼女ナシ、と、かなりヤバイ。日本語を始めた理由も最初は「日本にすごく興味がある、近いうちに旅行したい！」が、最近では、「日本人の女の子にとってフランス人と付き合うってどんなイメージ？」とか「日本人の女の子と付き合えば一日中ゲームやアニメを見ていられると思っているフランス人は多い」とか、“それはオマエの主観だろッ”とツッコミたくなるような“日本人の女の子と付き合ってみたい”的な感情がミエミエの質問を投げかけてきて、警戒しはじめている。しかもこのＮくん、知ったかぶりもはなはだしいのだ。日本語は知っての通り、かなりの頻度で英語が出現する。Ｎくんは親戚がアメリカ在住なのも手伝って、英語には自信満々なご様子。“テレビ”や“ラジオ”など、和製英語が出てくる度に「覚えやすい！」とご満悦な様子だったのだが、ある日の授業で、“グレープ・フルーツ”につまづいた。Ｎくん「僕は英語をほぼ完璧に話せるから言うけど、グレープはレーズンのことだよ。知ってるでしょ、ワインになるあのブドウ！」と先生面。私「いや、グレープはブドウだけど、グレープ・フルーツは別物だってば！」とげんなりしながら答える私。そう、こんなやり取り、初めてではないのだ。自分を過信する相手と押し問答を続けても私の体力が無駄に消耗されるだけと、とっとと英和辞典を持ち出し、ページを見せた。フランス語の説明はなかったが、こんな単語があるというのも知らなかった彼にとっては、辞書に堂々とプリントされた［grape fruit］の文字だけで十分だったようだ。すっかり先ほどの剣幕はどこへやら、大人しくなってしまった。人のことを見くびるのはあまり好きではないが、彼の英語力もそんな程度のものなのだろう。そういえば知り合いの日本大好きなフランス人の女の子（２０歳）も、「日本語はまあまあ話せます」と自己紹介するものの、実力のほどは「オハヨー」、「コンチワ」、「そう、そう」程度のオウムレベルだ。最近の十代は知らないが、とりあえず私世代以降の日本人はなんでもへりくだった物言いをする。それがまあ、海外では「アピールが足りない」とネックになったりもするのだが、フランス人はこの正反対に位置する傾向にあるようだ。勿論フランス人全員が、と言うわけではなく、物事をちゃんと知っている人ほど謙虚で慎み深かったりするから、「能ある鷹は爪隠す」がフランスで必ずしも当てはまらないとは言えないのだけれど。“慎み深さ”も日本語と一緒に教えるのは難しそうだなぁ、とふと思った出来事であった。

  2005.04.13

• チャールズ皇太子の結婚式

  今日はチャールズ皇太子の結婚式でした。南仏は今日から突然寒波がやってきて、ここ数週間着ていなかった厚手の上着が再び大活躍でした。春が来た！と思ってもまだまだ夏には遠いようです。在仏６年にしてようやく見つけたカゴ付きママチャリを数日前に購入しました。注：フランスではＶＴＴ（Velo Tout Terrain）マウンテンバイクが主流、ママチャリがなかなか見つからないんです！お天気が良ければ、新車（って言う？フツー？(^^ゞ）で主人とサイクリング！を予定していたのに、こう風が冷たいんじゃあ、家にこもっているしかありません。そこで目に入ってきたチャールズ皇太子の結婚式生中継。マミーと話題になったのはなんと言っても招待客のファッション、限定して言えば帽子でした！なんで緑のドレスにベージュの帽子？？しかも鳥の羽のようにあしらわれたそれは枯れ木を頭に乗っけているよう…２/３ほどの女性はドレスと帽子の色を合わせているのに、結構な割合で見られるちぐはぐなコーディネートに首を傾げっぱなしのpidoo。「なんなのあの帽子！しかも服の色と合ってない！何で！？」の質問にはパピー、マミー、主人３人口をそろえて「さあねえ、イギリス人だからでしょ」はっ？？皆さんそんな理由で納得してるんですか…？「昔っからそう。やつらのファッションは本当に理解できない」「ヘンな帽子と言えばイギリス人」などの発言が続き、フランス人の持つイギリス人に対するイメージについて考えさせられた出来事でした。え？チャールズ皇太子とカミラさんが主役でしたね。長い試練の時を経てようやく結ばれた二人には祝福の言葉を送りたいと思います^^

  2005.04.10

• まぎらわしい単語

  今日はヨハネ・パウロ二世のお葬式でしたね。pidooはあいにく仕事でテレビの中継は見れませんでしたがお昼のマミーの食卓でその話題に。日本からは皇太子が出席したと聞き、「日本からもカーディナルCardinal（枢機卿）がコンクラーベに参加するそうよ」と言いたくて「日本からもカーディオローグCardiologue（心臓学科）がコンクラーベに参加するそうよ」と言ってしまい、失笑を買いました(^^ゞこういう言い間違え、結構あるんです。例えばレストランで「前菜にはスピオンSupion（小さいイカ？タコ？）のサラダ」と言いたいところを「前菜にはスコルピオンScorpion（サソリ）のサラダ」と言ってしまったり。でもあんまり紹介しちゃうとpidooの二の舞を踏むフランス語学習者が増えちゃうのでやめておきます…。

  2005.04.08

• ちょっと休憩／主人の会社でまわってきたジョーク

  オチが某テレコム勤務でないと笑えないんですけど、それ以前も十分笑えるので掲載します(^^♪--------------------------アメリカのとある学校のとあるクラスでのお話。先生が転校生を紹介します。「スズキ・サキロー君よ、仲良くしてね」授業が始まりました。先生「それでは分かった人は答えてね、フランスとアメリカに関する質問です。”我に自由を与えよ、しからずんば死を与えよ”という有名な言葉を残したのは？」答える生徒はいません。その時スズキ君が手を挙げ発言しました。「パトリック・ヘンリー、１７７５年、フィラデルフィア！」先生「よく出来ました！それでは”人民の、人民による、人民のための政治”は誰の言葉でしょう？」スズキ君「エイブラハム・リンカーン、１８６３年、ワシントン！」先生「素晴らしいわ、スズキ君！ではこれは？”諸君の気持ちは分かった”」スズキ君「シャルル・ド・ゴール！」先生は他の生徒達を見て言います。「ご覧なさい！スズキ君は日本人だというのにフランスとアメリカの歴史をあなた達より良く知っているじゃない、恥ずかしくないの！？」すると教室の後ろのほうから小さな声が聞こえました。「出て行け、日本人野郎！」先生「今の言葉は誰ですか！？」スズキ君「マッカーサー将軍、１９４２年、パナマ運河にて。リー・アイアコッカ、１９８２年、ジェネラル・モーターズの会議にて。」クラスは静まり返り、誰かがボソッと言いました。「気持ち悪～」先生は怒って叫びます。「誰ですかっ！？」スズキ君は答えます。「１代目ジョージ・ブッシュが田中首相に。１９９１年、東京での公式晩餐会にて」一人の生徒が立ち上がって言いました。「アソコを○○ろ！」スズキ君は眉一つ動かさずに答えます。「ビル・クリントンがモニカ・ルビンスキーに。１９９７年ワシントン、ホワイト・ハウスにて」別の生徒が叫びます。「クソったれ・スズキ！」スズキ君「ヴァレンチノ・ロッシ、２００２年南アフリカでのモーター・グラン・プリにて」クラスは騒然とし、先生は気を失います。その時教室のドアが開き、校長先生が入ってきて言いました。「クソッ、こんな状態は見たこともない！！」スズキ君「ロンバールLombard、某テレコム取り締まり役就任時」--------------------------------フランス人のジョークって結構笑えないんですけど、いや～、これは勉強になりました！原文は以下。Premier jour d'école dans une classe américaine. L'institutrice presentea la classe un nouvel eleve :Sakiro Suzuki .L'heure commence.L'institutrice :- Bon, voyons qui maitrise l'histoire de la culture franco-americaine.Qui a dit: DONNEZ-MOI LA LIBERTE OU LA MORT ?Pas un murmure dans la salle.Suzuki leve la main :- Patrick Henry, 1775, a Philadelphia.- Tres bien Suzuki !Et qui a dit : L'ETAT EST LE PEUPLE, LE PEUPLE NE PEUT PAS SOMBRER ?- Abraham Lincoln, 1863 a Washington, repond Suzuki.- Excellent, Suzuki ! Maintenant, qui e dit : "Je vous ai compris" ?Suzuki leve la main et dit : Charles DE GAULLE !L'institutrice regarde les eleves et dit :- Honte a vous ! Suzuki est Japonais et il connaît l'histoire française et americainemieux que vous !On entend alors une petite voix au fond de la classe :- Allez tous vous faire f..., connards de Japonais !- Qui a dit ca ? S'insurge l'institutrice.Suzuki leve la main et sans attendre, dit :- General Mc Arthur, 1942, au Canal de Panama et Lee Iacocca, 1982, lorsde l'assemblée generale de General Motors.Dans la classe plongée dans le silence, on entend un discret :- Y'm'fait vomir...L'institutrice de hurler :- Qui a dit ca ?Et Suzuki de répondre :- George Bush Senior au premier Ministre Tanaka pendant un dinerofficiel a Tokyo en 1991.Un des élèves se leve alors et crie :- Pomp'moi l'gland !!!Et Suzuki, sans sourciller :- Bill Clinton a Monica Lewinsky, 1997 dans la salle ovale de la MaisonBlanche, a Washington.Un autre eleve lui hurle alors :- Suzuki, espece de merde !Et Suzuki :- Valentino Rossi, lors du Grand Prix de Moto en Afrique du Sud en2002...La salle tombe litteralement dans l'hysterie, l'institutrice perdconnaissance, la porte s'ouvre et le directeur de l'ecole apparaît :- MERDE, j'ai encore jamais vu un bordel pareil !Et Suzuki :- Lombard en arrivant a la tete de xxxxxx TELECOM

  2005.04.05

• 春の新鮮野菜

  春です！新鮮野菜が美味しい季節です！冬の間はハウス育ちのお野菜や缶詰を「しょうがない…」という感じで買っていましたが、ここ数日の陽気に誘われて町へ繰り出してみれば、春一番野菜を代表するソラマメ、グリンピース、サヤインゲン、アスパラたちを筆頭に、色とりどりに輝く新鮮野菜たちが目に入ってきました。３月初めの寒波でこれらの野菜たちの高値が心配されましたが今日見かけたソラマメ、グリンピースは１キロ３．５ユーロ、妥当な値段。アスパラは１キロ１５ユーロとまだまだ高いけど、この陽気が続けば来週辺りには食卓に並べることが出来そう(^^♪ソラマメは先日サラダにして早速いただきました、ウマい～～～こちらでは若いソラマメを生で食べるのが主流、鞘から出しただけで、内側の皮も付いたままビネグレット・ソースにからめてマミーの食卓に出された時は本当にびっくりしました。日本で主流の、ビールのおつまみに良く出る、パンパンに熟したものを茹でて塩を振ったのはpidooは苦手、そのお陰でソラマメ嫌いだったのです。しかしフランス流若取りソラマメ（勝手に命名…）の鮮やかな黄緑に魅かれ一粒いただくと…今までに無い食感！以来、「春＝若取りソラマメ」の図式が成り立ってしまいました。日本でももし若取りソラマメが見つかれば是非試してみて欲しい、簡単サラダです。新鮮な野菜が放つ色は食卓だけでなく気持ちも彩り、食欲をそそります。主人が今年も趣味の家庭菜園用に頼んだ種たちも手元に届き、活動開始も間近です。こうしてみると１年なんてあっという間。豊作だったトマトで作ったトマトソースの小瓶たちやナスとズッキーニを薄切りにして空焼きし冷凍したもの、それから同じく冷凍したシソたちも、冬を越す前に無くなっちゃうでしょ、意味無いなぁ～なんて思っていたら。なかなかどうして、困らないようにとちびちび使っていたせいもありますが冬の間は非常に重宝しました。しかも料理するたびに夏の香りが立ち上り、まぶしい太陽を思い出させます。スーパーに行けば何でも手に入る消費生活に慣れていたから余計こういう感覚が新鮮なのかもしれません。今年の夏も保存食作り頑張ろう！

  2005.03.29

• ポン・デュ・ガールの川はどこへ！？

  夏もまだだというのに、フランスの中心部を除いてほぼ全域で水不足と騒がれています。プロヴァンス地方の有名な観光地Pont du Gardポン・デュ・ガールも例に漏れず。５０年ぶりの深刻な水不足で川の水が見事に干上がり、ごつごつした岩がむき出しの様子が今日の地方紙に載っていました。このまま十分な雨が降らなければ、夏の観光名物、ポン・デュ・ガールからの飛び込みは出来そうにありません。逆に川の無いポン・デュ・ガールも一見の価値アリ？ポン・デュ・ガールはこちらから。川が写っていないのであまり意味無いのですが…

  2005.03.20

• 春だ！

  なんて書いてしまっていいのでしょうか。でも春だ！と両手を広げたくなるほどポカポカ、暖かな陽気が続いています。フランス公務員一斉ストライキとか、EUが中国に武器輸出を開始するかもしれないとか、中国は台湾を攻撃するかもしれないとか、いまだに海賊っていたんだとか、日記にするネタはたくさんあるんですが、身内の不幸を聞いたのもあり、更新が遅れていました。世の中の不穏な動きは多くて、何を日記にとりあげたらいいのかわからなくなっていたここ数日。今朝愛犬キューピーの散歩で庭に出たら、１/３ほどですがまぶしい黄色を放っている我が家の遅咲きミモザが目に飛び込んできて、すっかり重い気持ちを隠してしまいました。そばを通るとミツバチの音が響いています。見上げればたわわに実っていたはずの、冬が旬のオレンジたちが残り少なくなっています。少しサミシイけれど、毎日タンポポの数は増え、通常４月には花咲く木々には膨らみ始めているつぼみを確認。数日前から梅の花も咲き始め、あちこちに春の気配を感じます。気温１８度、日陰ももう寒くない。今年になって初めて玄関のドアを長い間開けっ放しにして、外の暖気を取り込みました。死んだ猫のサミーのお墓に蒔いた春菊たちも芽を出しはじめていました。春は再生期。心が躍る反面、ちょっと感傷的。

  2005.03.15

• イエールのカーニヴァルは４月３日(日)

  東京、フランス全域でも雪が降っているようですが春は少しずつ近付いています。その証拠がたくさんの花で飾られた山車が町を練り歩くカーニヴァル！今年のイエールのカーニヴァルは４月３日(日)１４：３０スタート、例年のように町のメインストリート・ガンベタ通りが全面封鎖されて行われます。入場料は４ユーロ、去年の様子はこちらからどうぞ。

  2005.03.05

• フランス中で雪が降ってます

  今週は寒くなるとの天気予報がばっちり当たって、フランス中で雪が降っています！！南仏ではなんとニースまで雪が降って、「イギリス人通り」沿いの海岸は真っ白でした！！山間で雪が積もるのは良くありますが、海沿いでは結構珍しいのではないでしょうか。それを受けて、pidooの住むイエールも風が冷た～い。見上げれば真っ青な空にまぶしい太陽、車の中にいれば良い日向ぼっこになるほどなのに、一歩外に出れば凍える寒さです。春はもうすぐ、頑張って乗り切りましょう！

  2005.02.22

• 

  １年ぶりのケンタのチキン！

  この間トゥーロンの先、ラ・セイヌ・スール・メールLa Seyne-sur-Merを車で走っていたら、カーネル・サンダースさんの巨大広告が飛び込んできました。「うわぁぁぁぁぁ！！」と叫ぶpidooに驚き事故りそうになる主人。ごめんよ～、でもフランスでケンタッキー・フライド・チキンにばったり出会える機会ってあまりないんです。こちらでファーストフードと言えば、本場フランスパンに生ハムやチーズの入ったサンドイッチやお惣菜屋さんのキッシュなどが王道。しかし時間帯を問わず開いているマクドナルド、クイック（マックのライバル、ハンバーガー店）、ピザ、ケバブ（ギリシャ風サンドイッチ）、アジア（中国＋ベトナム）料理も人気です。ところがわんさとあるマックとは逆に、同じアメリカ系のケンタを見かけることは皆無でした。オフィシャルサイトのケンタの歴史を見てみたら、ケンタがフランスに１号店を出したのは、１９９１年。pidooが初めてケンタのチキンを日本で食べたのは小学生高学年の頃だからフランス上陸より１０年はさかのぼることになるんでしょうか。ジャンクフードなんて、とpidooも在日の頃はバカにしていました。どっちかというと「マックよりドトール」派。イメージ的に、わかります？？しかしフランスに住み始めてなんだかジャンクフードが無性に食べたくなる時を感じるようになりました。…なぜだろう？ある意味、ないものねだり？体に悪いのはよ～～くわかってる。バイトしてた友達が「内情知ってごらん、食べる気なくすから」と話していたのもよく覚えてる。しかし。あ～～～～～食べたい!!いや、発狂するほどではないのですが（汗）。“日本へ帰ってすることリスト”を作るとしたら、「モスバーガーへ行く」の次くらいに「ケンタのチキンを食べる」を入れることでしょう。それがパリ郊外に住む義両親宅へ遊びに行った折にケンタを発見したのがほぼ３年前。当時はそことパリ市内の数店のみと言われていて、ケンタ・デビュー？を飾る主人に得意になって説明したのを覚えています。そう言えば数年前我が家にホームステイしに来たアメリカ人の女の子がケンタッキー州出身だったので「ケンタッキー・フライド・チキン美味しいわよね～!!」とおばか丸出しなリアクションをとってしまいました（笑）。でも「日本人からは良く同じリアクションをとられる」と笑っていたのでpidooも典型的な大衆日本人ということですね！ちなみに彼女は１回しか行ったことがないそうです、はい。pidooもしかり、身近にあるとそんなものなんですね。余談ですがこの間「トリビアの泉」で“ケンタの前身はガソリン・スタンドだった”と言っていましたがケンタッキー州出身の彼女からすでに聞いていたので「へぇぇぇぇ～～」とテーブルを叩けませんでした。有名な話みたいです。「へぇぇぇぇ～～」と叩けなかったことと言えばもう一つ。“フランスでマクドナルドはマクド”はい、その通りでございます。ところでフランスで“Kentuchy Fried Chiken”はどう短縮するんでしょう？ＫＦＣ？Kentucky？ご存知の方情報待ってます。話を元に戻して、今日は、先日見つけたカーネル・サンダースさんの巨大広告を頼りにケンタ発見のドライブへ出発することになりました。広告はかなり色あせていたので、もうとっくに閉店してたりして…と半信半疑。そしてショッピングセンターが立ち並ぶ地区をあきらめ半分で通り抜けたとき。あった～～～！！あった、ありました、ケンタッキー・フライド・チキンが南仏のしかも我が家のこんな近くに！！お店の人に聞けばパリ店舗が開店した直後にこちらもオープンしたとか。もうこれでパリへ行く理由も１コ消えました。しかし３年も知らなかったなんて…。値段は３ピース＋ポテト＋飲み物が５,９０ユーロ。えっ、日本より安いんじゃないんですか？その後自宅でオフィシャルサイトを見たらパリと南仏に集中してフランスに合計３０店舗あるとのこと。なんだ。もうしばらくは行かなくていいかな（笑）。あ、ちなみにサンダースおじさんの実物大人形はやっぱりありませんでした。治安が良くありませんので…。　

  2005.02.13

• ボーム・レ・ミモザのカーニヴァル

  隣村ボーム・レ・ミモザの毎年恒例のカーニヴァル、今年は２月２０日(日)に行われます。１０：００　開会式１０：３０　ミサ１４：３０　山車の行進１６：３０　花のとりあい入場料は５ユーロ。今日は晴天が広がり、久々のお洗濯日和！気温も上昇して気分の良い一日でした。ボーム・レ・ミモザのカーニヴァルは毎年お天気が悪くてなかなか良い写真が撮れないでいるので今年こそは！？？と期待しています。一昨年は雨が雪に変わったりして本当～～～に凍える思いだったのがトラウマ？になり、去年は行きませんでした。どうか今年は良いお天気に恵まれますように！

  2005.02.08

• 不肖の娘です

  今日本語を習いに来ているジョスランはとても勉強熱心、日本のすべてに興味を持っている様子が見られとても嬉しく思います。「習えるものは何でも習いたい」という彼。折り紙を折らせてもそれはもう真剣！こんなコが日本へ行ったらさぞ多くのものを吸収して帰ってくるんだろうなあ、と毎回感心しています。先週、「ショーギは知っていますか？」の質問を受けて、今日の折紙教室が将棋教室になりました。何を隠そう（誰も隠してないか・笑)、pidooの父は県大会で優勝したほどの名手なのだ！！その影響あって、子供の頃から将棋には慣れ親しんできました。長兄とはいつも将棋を打って遊んでいたし、小学校の時もたまたま仲の良かった将棋好きの友達と将棋クラブ所属。今から考えればずいぶんシブイ小学生だったんだわ。経歴だけは長いので「得意!」と言っちゃいそうなんですが、実は弱いことに気が付かないフリをし続けてきたpidoo。長兄と一局打っていつも勝ったのも、小学校の将棋クラブで滅多に負けなかったのも、ただ単に相手が弱かったからというだけの話で、父親と一局交えれば１０分後には答えが出ます。しかし父が強いのは当たり前～と、精進しようなんて思いもしませんでした。そのうち思春期に差し掛かりなんだか忘れて今まで来てしまいました。たまに毎日新聞サイトの将棋ゲームに挑戦してみればまんまと負けるし、帰国する際の日系飛行機のテレビゲームで将棋をしてみればやっぱり３０分ほどで負けちゃうし、しまいには、主人に教えてしばらく経つこの頃、勝つまでの時間が以上に長くなってくる始末。ツメが甘いのよ～～チェスは得意というジョスランに負かせられるのも時間の問題かなぁと考えると、どうでもいいプライドがピシピシ音を立てます。もう～～、弱いんだからさ～～(-_-;)…ゴメン、お父さん、不肖の娘でございます。あれ？使い方これであってる？将棋どころか日本語まで自信失くしたらおしまいだよー(汗)!!

  2005.02.02

• さよならサミー

  今日猫のサミーが死にました。知らせは突然すぎて「なんで！？」の言葉しか出てこなかったpidoo。生き物の最期というのは本当にあっけない。サミーは、６年前pidooがこの家に来る前から住んでいました。叔父さんの長女ローラが２歳の時に門の前にダンボールに入れて捨てられていたのを発見、以来この家のコになりました。そしてこの月末、小さかったローラも１４歳を迎えます。逆算すればサミーは１２歳。その間、いろいろなことがありました。発情期には毎晩生傷を作ってきて、あわや失明かと危ぶまれるほど大事に至ったことも。でも捨て猫だったからでしょうか、人間には本当に優しかったサミー。動物病院へ連れて行っても決して人間を引っかくことはせずガマン、傷口に痛い目薬も時間になると「つけて」と言わんばかりにやって来たことが思い出されます。何よりキューピーにとっては優しいお兄さんでした。…キューピーはたまにカン違いしてお兄さん以上の愛情を抱いていたようですが（知る人ぞ知る…）。そして今日、夕飯も食べ終わった９時、パリに住むママから電話がありました。叔父さんが夜出かけがてら、家の門の前に死んでいるサミーを見たとの報告をしてきたと。本当に急過ぎて、またなんでパリからの電話でサミーの死を知らされるのかが上手く結びつかず、「何で！？｣を繰り返してしまいました。だって昨日も元気で、抱っこもしたのに！急いで見に行くとサミーはまるで寝ているよう。血の跡も全くなく、おそらく道行く車にかすり、打ち所が悪かったための内出血が死因と思われます。冬毛に覆われた体を抱えるとあったかい、体こそ硬直しているものの、目を閉じてあげれば頭をなでた時に見せる目を細めた表情そのもの。でもやっぱり動かない。本当に死んじゃったんだね…。怪我をして帰ってくる度、いつか致命傷を負ってきて、苦しみながら死んじゃうのかなと悪い想像をしていたから、無残な姿じゃなかったのが本当にせめてもの救い。あんなに優しい猫にはもう会えない。さよなら、サミー。もうケンカしないで、ゆっくり眠ってね。余談。おじいちゃんおばあちゃんにその旨報告しに行ったら。延々とサミーの思い出話をし、最後に一言。「まあ、猫の母が死んだわけじゃないから。Maman des chats n'est pas morte．」「へ？」とpidoo。猫の母？猫のママ？誰だそれは？「つまり」と説明を加えるおばあちゃん。「他にも猫は生まれてくると言うことよ」はあ。えっ、と言うことは、このフレーズ、「犬の母」や「人間の母」にも置き換えられるの？ナゾは深まります…。ゴメン、サミー。笑ってる場合じゃないのに笑っちゃったよ、許して。

  2005.01.28

• 犬をも興奮させる香水！？？

  ただいまソルド真っ只中のフランスです。毎日とは言いませんが、ちょくちょく掘り出し物を探しに近くのプランタンが入っているショッピングモールへ通っています。で、今日は主人がお目当てのお店を見ている間に香水屋さんParfumerieで時間を潰すことにしました。香水屋さんとは言っても化粧品全般を売っているお店なので化粧品屋さん？期待していなかったのに珍しく有名ブランドの口紅やマニキュアまで３０％引きしているじゃないですか！おおっ！！と思わずシャネル好きな友達の分まで買ってご機嫌で帰宅。早速袋を開けるとサービスの試供品が目に入り、そのうちの一つ、ゲランのL'Instantをシュッと手首に一吹きしてみました。うん、いいニオイ。今度コレ買おうかな～なんてソファに座ったら、キューピーがなんだか興奮しはじめ、腕につかまりだして腰を振り出してしまった！！なんで～～！？？この行動、小さい頃に「ダメっ！！」て強く教えて以来ずっとしてなかったのにぃ～～!!手持ちの香水付けても何の変化もなかったのにぃ？？コレはやっぱりこの香水のせい？？犬を刺激する何かが…！？…と言ってもキューピーはオス猫に欲情しちゃうヘンな習性の持ち主なんですけどね。猫臭に近い何かが入っているんでしょうか。いいニオイだけど、この香水を付けるのはやめておこう…。

  2005.01.25

• 判明したフランス版“オタク”の定義

  「ボンジュール！日本人と会えてうれしい！私オタクなの！」と満面の笑みで話しかける年の頃二十歳前後の女の子。「オタクなの」ってそんな自己紹介の仕方もあったものか…と日本で言う、いわゆる“オタク”に思いを馳せてみる。オタクってお宅、つまり人と関わることを最小限にとどめ、家にこもって趣味に興じすぎちゃう人のことを指す総称のことと思うんですが私のこの解釈、合ってますよねぇ？（あれ？引きこもりとオタクってどう違うんだろう？引きこもりでも趣味があればオタクになるのかな？）なのにこの女の子、どちらかと言うと活発で友達も多そう。日本で想像するオタクとは正反対の場所に位置してそう。その後何人かめの自称“オタク”フランス人の若者と出会った時、どうやらフランスで言う“オタク”とはニュアンスが違うんだと決定的に感じたのでした。見かけも話すそぶりも至って卒なく人当たりの良いこの青年、出会った初めの頃は「うん、僕マンガ（フランスで“マンガ”と言う場合は必ず日本マンガ限定のこと)好きだよ」と言っていたのにいつしか「うん、僕オタクだから家にもいっぱいコレクションがあるし…」と言うようになった。そこでかねてからの謎を問いかける。私「なんでそんなにさらっと“僕はオタク”なんて言うの？それ、日本人には言わないほうが良いよ、マイナスイメージだから」彼「えっ、なんで？？日本はあんなに優秀なマンガやアニメをたくさん作っているのに！オタク人口だって高いでしょう！？？」私「とりあえず私の知り合いにオタクっていないよ。私はフツーにマンガやアニメが好きで、たまに見たり読んだりはするけど。私の周りも皆その程度だし」彼「えっ、それを“オタク”って言うんだよ！」なぬっ！？？そこで日本で言う“オタク”の定義を説明してみると。彼「えっ！それは全然違う！フランスではマンガやアニメが好きで週末や余暇に楽しむ人のことを“オタク”って言うんだよ！」と。はは～～ん、それで満面の笑みを浮かべて「私オタクなの！よろしくね！」の自己紹介文になるわけか。これは日本語がフランスに輸入された際に微妙に異訳された仏製和語の一つと見てよいでしょう。前述した“マンガ”もその一つ、これは元の意味を忠実に守っていますが、フツーに“マンガ”と発音して通じます。…年配の方には通じないかもしれませんが（汗）。その他“ツナミ”や“サムライ”、“ハラキリ”、“ケンドー”、“ジュジュツ(柔術：柔道のことですね)”、“ボンサイ”など、日本発祥のものはオリジナル名がフランス人のアクセントを持ってそのまま使われています。しかし「聞き捨てならぬ」と思う意味合いを感じてしまうことがしばしば。例えば“ゲイシャ”は良い例。“＝娼婦”の図式が多くのフランス人の頭の中にあるので、“ゲイシャ”という言葉がフランス人の口から出てきたらどこで訂正してやろうかとエンジンがかかります（笑）。また、ここ数年で流行りだした“ゼン”は「禅宗」からきているようです。大体日本の日常会話で「禅」なんて出てきませんよね。なのに”Rester Zen”と言えば「気持ちよくリラックスして過ごそう」みたいな意味合い、形容詞的な使い方をされます。そして“カミカーズ（カミカゼの仏語読み）”、“バンザイ”はクセモノ。第二次大戦時、敵陣に飛び込む神風特攻隊が「万歳！」と叫んだ様子が印象的だったというアメリカ兵の体験談がここフランスにも上陸。現在“カミカーズ＝自爆テロ”、“バンザ～イ！＝思い切って何かをする場合の掛け声”として使われているようです。しかし神風特攻隊は自分の家族、国を守るために自分の命を犠牲にして敵機や敵陣に飛び込んだのに対して、ここ最近のニュースでこの言葉が使われるシチュエーションを見てみると共通点は「自分の命を犠牲にする」ことのみ。“バンザ～イ”も海に飛び込む時に使われたりして「そうじゃないんだけど・・・」と思わずにいられない。まあ、日本で使われる和製英語は勿論のこと和製仏語も相当ヤバいものがあるのでお互い様ですね。それに間違いを正さず会話すれば大いに盛り上がれたりするので半分ジレンマを感じます…。「郷に入れば郷に従え」は勿論そうなんですが、微力でも敢えて少しずつ訂正していけば、よりフランス人的解釈を知ることができるとわかったのが今回の「オタク事件」での収穫。今後も間違った仏製和語の訂正に努めていきたいと思います(笑)！

  2005.01.17

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