[家庭菜園]の記事一覧 | プロヴァンス・ダジュールへようこそ

ズッキーニの花

ズッキーニCourgette（クルジェット）が採れ始めました。採れたてのズッキーニは苦味がなく、加熱しても生でも美味しく頂けますラタトゥイユにしたり、オリーブオイルで軽くソテーして塩・胡椒・プロヴァンス・ハーブで味付けたりが定番ですが、同じソテーでも輪切りや半月切りだけではなく皮むき器で長く削ってみると食感の違いを楽しめます。先日子供たちにお好み焼きを作った際、キャベツがなかったのでズッキーニのみじん切りで代用したら仕上がりはフワフワ、大正解でしたその他、南仏料理を代表するズッキーニのフライBeignet de courgette(ベニエ・ド・クルジェット）やスープにも。生の場合は薄切りにしてフルール・ド・セルをまぶし、オリーブオイルをかけるだけで超簡単な前菜になります。和風はどうかな、と思っていましたが、ある夏滞在されたＵ夫妻の奥様が浅漬けを作ってくれ、これが絶品でした。和風もいけるんだなぁと目からうろこ。味噌炒めにしてみたらこれまた正解でした。ズッキーニは応用が利く野菜ですね。でもズッキーニのお楽しみはもう一つ、お花Fleur de courgette(フルール・ド・クルジェット）です。朝摘みのお花の天ぷらBeignet de Fleur de Courgette(ベニエ・ド・フルール・ド・クルジェット）。中にフェタFetaなどのヤギ系チーズを入れて、天ぷらにして頂くのがお気に入りです。勿論何も入れないで天つゆで頂いても美味しいですよ

2010.08.09

ソラマメ

ソラマメが大豊作です。鞘入りが加熱用、下の小粒たちが生食用です。ソラマメと言えばビールのお供。フランスでは春先から初夏にかけて、まだまだ若いソラマメたちがマルシェに出回ります。小さな小さな、小粒のソラマメを鞘から出して、塩をまぶしただけのものをシャキュトリーと呼ばれるサラミ類とロゼワインのお供に食べるのがオジサン連中に大人気。シャキッとした歯ごたえの中に若いゆえの甘みとソラマメ独特のほろ苦味を塩がうまく引き出し、これはもう、日本のソラマメの食べ方しか知らない方には是非是非試して欲しい食べ方です。と言っても生食の習慣がない日本では、若いソラマメなんて手に入らないですよね。フランスにこの時期来た際には是非お試しください大きいサイズになると、ポタージュやピューレがまた美味しいこちらは女性陣に人気なようです。

2009.05.21

アーティチョーク直売・画像追加

例年になく雨の多かった４月、そのお陰で庭のアーティチョークが大豊作です。家族親戚に配ってまわっていましたが、とても食べきれる量ではない。かと言って庭で腐らせるのはもったいない！ので、ここ数週間ほど、土・日・祝日の朝、家の前で、庭で採れたアーティチョークの直売をしています。初日こそまばらだったお客さんも、何度か出店するうちにリピーターが半数を占めるほどに！今日は何度も品切れになり、その度に主人に急いで庭へ走ってもらい補充、といった場面に遭遇しました。「出店」と言っても大層なモノではなく、手作りの看板をイスにテープでくっつけて、アーティチョークは収穫した手押し車そのままにどんっと存在感大で放置しているだけなのですが（笑）でもこの単純明快さが功を奏したのか、「車窓からでも採れたての新鮮な様子がわかったよ！」と車をＵターンして戻ってきてくれるお客さんが多くいました。最初は主人が店番をしていたのですがやはり体格のいい男じゃどうも客受けが悪いらしい？私がバトンタッチすると結構足を止めてくれるようです。正直、どこへでも勝手に歩いていってしまう２歳児のCannelleを見ながら、お客さんの対応はかなりキツイ。隣に住むパピー・マミーも随分年でとても預けられないし、できる範囲でやっています。しかし何度か出店しているうちに、昼頃がお客さんのピークだということに気付き、１１時～１２時半に限定して、Cannelleをイスに座らせてお昼ご飯を食べさせながら、ピクニック気分で店番をしたりしています。これが結構楽しかったりして(^^♪実は妊娠する直前、３年前にも同じように直売をして好評を得ていたのですが、お客さんの中にはその時のことを覚えている人が数人いてびっくり。「待ってたよ～、なんでもっと頻繁に売らないの？常連になるよ！」とか、無農薬です、と言うと「他の野菜はないの？絶対売れるよ！」なんて言ってくれる人もいて嬉しくなります。主人は週の間はオフィスワークだし、私は子育て。せいぜい家族で楽しめる程度の家庭菜園が出発点ですが、ゆっくりゆっくり、できる範囲でやっていきたいです。同い年のいとことアーティチョーク、これから出荷です

2008.05.08

アーティチョークの到来

暖冬だった今年の冬。このまま春になるのかな～なんて甘い考えを見事に裏切ってくれました、ヨーロッパ全土を襲った先日の寒波。南仏では雨が大量に降り、お約束のようにミストラルが１週間は吹き荒れ、pidooもお約束のように絶不調でした。北風ミストラルが吹くとどうも体調が悪い。偏頭痛と風邪の症状に見舞われ、今回はなんと発熱まで！！ローカルでさえ、人によっては「ミストラルが吹くとイライラして何も手に付かないのよ」なんて話を多々聞きます。夏は清々しい風を運んでくれるミストラルもこの時期は嫌われモノのようですね。そのミストラルも先週始めにはやみ、突然小春日和が訪れました。春気分を謳歌しながら娘とともに庭を散策すると、なんとっっうわぁぁぁ、特大アーティチョークだっアーティチョークは比較的栽培がカンタンで、肥料と水さえあればぐんぐん育ってくれます。冬の初めに主人が肥料をまいていて、この間の恵みの雨でここまで成長したのでしょう。おかげで食卓まで一気に春気分アーティチョークはなかなか日本人には馴染みの無い野菜、ちょっと下準備の様子を…手袋、必須です。じゃないとアーティチョークの額の先端にあるとげが刺さってかなりイタイです。また、酸化しやすい野菜なので手も真っ黒になります。切り分けたらすかさず酢を入れた水の中へ入れましょう調理法は色々。pidooの好きなのはバリグールBarigouleという煮込みとマリネ。煮込みは写真写りが悪いのでマリネのほうをご覧ください

2008.03.31

ヴァカンスのツケ

マミーからの定期的な電話で聞いてはいたものの…。旅行から帰ってきたら庭は雑草たちが生え放題、トマトも伸び放題、ズッキーニは第一期収穫期が終わった状態でした。一番のショックはグリオット（酸っぱいさくらんぼ）が熟した状態を通り過ぎ、しわしわ真っ黒に干からびていたこと！うわぁ～～～ん！今年はグリオットのジャムが作れない～～～！！なんとなくシャクでフルーツを購入してまではしないジャム作り。グリオットの穴を埋めるように２年前植えたアプリコットが今年はたわわ、アプリコットのジャムは絶対作るぞ～～！！と決意を新たにしたのでした。また、嬉しい発見もあって、去年種を落としてくれたシソとオオバたちが雑草の隙間から顔を出し始めていました！やった～＼(^o^)／これでこの夏は勿論、冷凍して向こう一年までシソ・オオバの風味に飢えることはなさそうです。しかし毎年悩むヴァカンス時期。南仏に住んでいるのだから、７月８月は南仏の夏を満喫したい！しかし９月まではとても待てない！と言うことで６月になるのですが、畑にとってもこの頃は大切な時期。来年はどうしようかな～？と考えながら、楽しんだツケを清算すべくせっせと雑草を抜き、伸びきったトマトの茎をヒモで縛ってまわるのでした。

2005.06.22

アーティチョークの直売してみました

５月１８日の日記で紹介したマダムに触発されて、ここ数年ぼんやりとやってみたいな～と思っていたことを今週末ついにやってみました。家庭菜園で採れた野菜の直売です。家庭菜園とは名ばかり、遊んでいる土地に限度を知らず野菜を植えてしまう主人。毎年毎年、いくら我が家が三世帯同居とはいえ追いつかない程の収穫を迎えます。全部収穫しても食べきれないし、腐らせて捨てるために収穫するのもばからしく、そのうち畑で腐らせてしまうのが毎年のパターン。その都度家族が集まる食卓でpidooは「余ってる野菜を売りたいっ！！」宣言をしてきました。今まで知人のレストランやいとこの八百屋さんに買い取ってもらうことはあっても、対個人で直売したことは無かったのです。ここで注意：フランスでは-自宅栽培であること-自宅及び自宅前で販売することをクリアすれば、生産物の販売をすることが無許可で可能、税金もかかりません。ところが毎年一番最初に反対するのが主人。いわく、「すぐ近くに低所得者用住居ができて移民が多く暮らし始めてからと言うもの、悪い話だって良く聞く。君みたいな女の子が一人でスタンドを守って野菜を売るだなんて、売上金を盗られるくらいならまだラッキー、傷害沙汰になったらどうするんだ！僕は君のお父さんに合わせる顔が無い！！」・・・。瞬時にそんなところまで想像しちゃうのがまたスゴイ展開ですね。こんな風に言われたら二の句も告げられず黙り込むしかないpidoo。マミーは「でも頑張って働いて、美味しい野菜を作っても腐らせてしまうなんてばからしいでしょう！量を減らすか、もしくはpidooの言う通り、売るのも良い考えだと思うわよ」と言いつつも、「でもね、現役農家時代に家の前で直売したことがあったけどお客さんっていうのは本当に無理難題を言ってくるものよ。完熟トマトを売れば『トマトジャムを作るから青いトマトが欲しい』と言い、翌日青いトマトを売れば同じ人が『こんなの食べれないじゃない』と文句を言う。『好きなのを選んでください』と言えば、自分で潰れるほど握りしめておいて『傷んでるから安くして』と言ってくる。なんだかんだ因縁をつけて値段を下げようとする輩の本当に多いこと！直売だからこそ値段も良心的に設定しているのに、それを逆手に取って、スーパーや小売店では言わないような文句を生産者にはつけてくるのよ！」と拍車をかける。pidooの前職は接客業、日本語ならそんなお客の言い草を上手くあしらえる自信もあるけれど、フランス語はね～･･･。今まで数多く泣き寝入りしてきた思い出がよみがえる。いや、ホント、フランス人には良く泣かされましたわ（苦笑）。毎年こんな会話を繰り返し、ぐるぐる同じ所を回っていたpidoo家。今年もアーティチョークがピークのこの時期を迎え、そろそろ花が開き始めてきた。だめもとで主人に言う。「アーティチョーク、そろそろ咲いちゃうよ！もったいないよ！家の前で売ろうよ！」「そうだね、やってみようか」え！！？？このリアクションの変化は一体･･･。疑問に思いながらも、七面倒臭く追求するとすぐに嫌気がさす彼だから、「ほんと？ほんと？やった～！！」と家族全員に言いふらす。←根回しって言うんですかね（笑）？そう言えば前日に元農家の隣人も門の前でイチゴを売っていたっけ、それが彼の心を動かしたのか？と言うことで、学生以来何年かぶりに画用紙を取り出し手書きのチラシを前夜から作成。折りたたみテーブル＋イス、パラソル、アーティチョークを木箱にぎっしり用意、気分はほとんどピクニック。暇つぶし用の通販カタログも忘れず、いざ出陣。金曜日の９：３０～１２：３０、１６：３０～１９：００土曜日の９：３０～１２：３０という時間帯で、助っ人として現れた叔父さんの末っ子ギーヨム（８歳）が車道を挟んで道行く通行人に「アーティチョークいりませんかぁ～？」と愛想を振りまく。売り上げは例えば最低賃金の代表、掃除婦の時給計算にも満たないくらいだけど、サービスのおまけを除いても１００コ以上は売ることができた。幸いお客さんは良い人揃い、初めての経験にしては大成功と言えます。お客さんのほとんどは大体ご近所さんで、前々から「隣は何をする人ぞ」的に、高い塀で囲まれる我が家の活動内容（？）が気になっていたらしい。「トラクターの音をたまに聞いていたわ、色々作っているんでしょ、他の野菜は無いの？」、塀越しに高く伸びるオレンジの木を指差して「オレンジも売ればいいのに！買うわよ！」、「マルシェのアーティチョークがあんまりひどい形相だったから買い損ねたんだ！お宅のは立派だね～」、「お宅の直売初めてだね！もっと種類増やして定期的にやってくれるなら通うよ！」などなど、金曜日に犬の散歩で通りがかったムッシュウは「明日もいるの？９：３０？じゃあ、買いに来るよ！｣と言って翌土曜日本当に来てくれました！pidooが日本にいた時はまだ自然志向が薄い頃、八百屋さんやスーパーで購入する野菜に虫がついていたりすると自分を含め周りも「気持ち悪～い」的な反応をしていたものだけど、「農薬の類は一切使っていません」と言えば皆満足そうに深く頷いてくれた。「家族用に作ったものが余っちゃって」と恥ずかしそうに言えば、あるマダムは目を輝かせ「なんてラッキーなの！もう一ついただくわ！」と。私の以前までのイメージでは農家が家族用に食べる野菜って、『形が悪い、売り物にならない代物』だったのだけれど、今回買ってくれた人たちは皆『家族用に食べる野菜＝自然に優しい安心できる食材』というイメージを普通に持っているよう。みんな、『食べるモノ』に気を遣っているんだとあらためて確認したのでした。想像以上の好評を得て気を良くした主人、今年の夏は毎週末直売をしようと言い出した。何が嬉しいって、大切に育てた野菜が喜ばれて引き取られること、努力が報われた瞬間が感じられること。文句を言うお客を想定して、色々言葉を用意しつつ精神的に戦闘準備を整えていたpidoo、はっきり言って拍子抜けです（笑）。未知の人間との交流って楽しいものですね。ま、気を抜くことなく明日も継続なのです。

2005.05.22

家庭菜園の準備

最近の週末はずっと泥んこになって家庭菜園の準備をしています。主人がトラクターで耕して、畑を整え、温室で種をまいて芽が出てきた苗たちを昨日やっと植えつけました。トマト、ズッキーニ、サラダ、枝豆、ひまわり(は観賞用(^^♪）、それから直播きがサヤエンドウにグリンピース。春菊は冬から継続して菊と言うよりマーガレットのような可愛らしい花を一面に咲かせ、なななな、なんと！去年取り残したゴボウがまた生えてきていることを発見！土が合ったのね～…。それにしても風速６０ｋｍのミストラルの中の農作業は本当に疲れた!でも冬の間大した運動もしていなかったので、いい具合に筋肉痛。週が開け、主人は会社なので一休みできると言っています。風も止んで、今日こそが庭仕事日和なのに、お天気は無情ですね(笑)。しかし会社が始まって一休みと言うのもヘンな話だな～(汗)。まだパプリカと残りのトマト、そしてナスの植え付けは来週に持ち越し。気の利いた奥さんなら週の間にやっちゃうんでしょうけど、う～ん、気が向いたら、ね(笑)。最近購入したママチャリで海までサイクリングができるのはいつの日か…(遠い目)収穫期の様子はこちらから

2005.05.09

がんばれ自生春菊！

昨日の激しいミストラルがぱたりとやんだ今日、出かける予定を変更して一面雑草が生い茂った畑のお掃除をすることになりました。夏の間見事に成長したトマトたちもすっかり乾燥して、小型トラクターで耕す分には全く問題がない様子。しかし添え木にくくりつけるためのプラスチックの紐の回収でなかなか手間取ります。｢そんなことしていたら日が暮れても終わらない！｣と急かす主人を尻目に今日だけエコロジストになったつもりでせっせとボロボロになった紐をゴミ袋に詰め込むpidoo。海岸でたまに見つける空き缶は拾うくせに、自分ちの庭のビニールごみは放っておくなんて彼のやることはしばしば理解できません(笑)。ほとんど耕せる中、残しておいたのがブレットと春菊、それにたわわに（？）種がついたシソたち。嬉しいことに、今食べごろの春菊は、去年のシソに次いで自生してくれたコたちなのです。…勿論春菊はフランスには存在しません！実は春に蒔いてしまった春菊の種、夏前には見事に花が咲き、義理ママからは｢なんてきれいなマーガレット畑！｣とのお褒めの言葉をいただきました(^_^;)ネット検索して春菊の蒔き時は秋、春に蒔くと花が咲き食用には適さないことから｢春菊｣の名前が付いたとの説明を知り｢あ～あ｣。夏の乾燥した気候のお陰で花は種を残し、秋になったら種蒔きしなきゃ、と種を小瓶に入れながら二重手間にため息をついていたのです。ところが積みきれなかった種は土に落ち、二世たちがムクムク生えてきたではないですか！！手間が省けてラッキー！(不精です・笑)なのもそうですが、自然の力には本当に脱帽です。思わず神様に感謝！早速おひたしにしていただきました、次は鍋かな～(^^♪

2004.11.20

ゴボウがとれた！

フランスではもう市場には出回っていない幻の根菜の一つにゴボウが挙げられます。戦争前後の貧しい時分には食べていたそうですがその後食卓が裕福になると同時に忘れ去られたとか。きんぴらゴボウが食べたいな～と、ゴボウの種を撒いてみたのですが、採り時がわからない！スーパーのゴボウしか頭にインプットされていないので、ふさふさの見事に茂った葉っぱを見た時には｢一体コレ何？｣の世界。そこで静岡で有機農業をやっているkazuさん(興味がある方は友達リンクからどうぞ）のＨＰを見てみたらもうゴボウのシーズンのようです。じゃあウチもと引き抜いてみたら途中でまんまと折れてしまいました(涙)。それにしてもお店で売ってるような、長～いゴボウ、どうやって引き抜いてるんだろ？地面も雨が降った後で、十分にぬれて柔らかかったのにぃ…。（コツがあったら誰か教えてください！まだいくつか畑に生えてるんです…)で、念願のきんぴらゴボウにして食べてみました。懐かし～～！pidooが初めてマスターしたお料理ってきんぴらゴボウだった気がするわ…なんて一人浸ること数分間。でも待てよ。この食感って何かに似てる…そうだ、根セロリCeleri rave！根セロリは日本では食べないフランスの根菜の一つで、千切りにして、生のままマヨネーズベースのソースであえていただくのが一般的。でもそれ以外の使い道を知らないからpidoo家では滅多に購入しません。ゴボウと同じ根菜だし、いけるんじゃないのかな？今度試してみようっと。

2004.09.16

ベジタリアンにはなれない

家庭菜園の収穫期が依然続き、もう２ヶ月くらい野菜を買っていない気がします。家計も助かるし、無農薬なので安心して食べられる、何よりとれたての野菜はウマイッ！で、良いこと尽くめ。コルジェット(ズッキーニ)は幸か不幸か半数が雄株、その他オクラ、枝豆、サヤインゲン、きゅうり、ピーマン…はちょうど良い量で、終わったものもありますが引き続き楽しんでいます。しかし限度を知らない夫が植えたトマトの苗の数は６００コ、ナスは２００コ、トウモロコシは８０ｍ隙間無し…。食べても食べても食べきれず、家族・親戚は勿論、友人・知人にあげて回っていますがそれでも腐らせてしまい本当にもったいない。できるだけ野菜を使う料理に励んでいるのですがそれも限界、試行錯誤の毎日なのです。＊１日目前菜：タブレ主菜：コルジェットのフロン＊２日目前菜：トマトベースの玄米サラダ主菜：今年初めておばあちゃんから習ったナスのグラタン＊３日目前菜：サヤインゲンとジャガイモのヴィネグレットソース和え主菜：ナスとフレッシュトマトのパスタ…ここで「肉食べたい」発作が！！ところどころ、卵、チーズ、隠し味のハムなど動物油脂を入れてはいるのですが（この時点でベジタリアン失格ですね・笑…といってもベジタリアンを目指したこともないのですが）…。やっぱり塊の肉が食べたい～～～～！！これって欧米食に慣れてしまったから？毎日肉も困るけど、毎日野菜だけもちょっと…。肉食動物なんだなあとしみじみ思った瞬間でした。よってそれ以降のメニューには肉が登場！＊４日目前菜：トマトとモツァレラ、バジルのサラダ主菜：スパゲティ・ボロニエーズ風＊５日目前菜：ギリシャ風きゅうりのサラダ主菜：ギリシャ料理ムサカ＊６日目前菜：ナスのキャヴィア主菜：バスク風鳥のトマトソース煮込み＊７日目前菜：コルジェットのクリームスープ主菜：トマト、コルジェットの肉詰めファルシーそして今度は「魚食べたい」発作が！カラダが欲しているのかアタマが危険信号を送っているのか？？色んなものをまんべんなく、が理想と改めて思ったのでした。さて、そんな発作を起こしている間にも野菜は食べてもらうのを待っています。でも１日に食べる量は限られているし、なんとかできないかなあと思っていたら。今回のイタリア旅行で初めて会った、主人の遠い遠い親戚のおばさんがコルジェットとナスを鉄板でグリエして水気を飛ばせば冷凍保存できると見せてくれました。食べる時は簡単、解凍後オリーブオイルで軽くソテーして塩・胡椒で味付けすれば簡単な付け合せになるそう。さらに、知人のKazuさんのHPを見たら濃縮トマトソースというテもあった！！マメな主婦ではないので濃縮はちょっと時間がかかりそう、裏ごしもいい加減ないんちきクーリにして瓶詰めしちゃおう！…と思ったら待てなかったトマトたちはもう腐っていました…（涙）また今日も収穫か、とほほ。

2004.09.01

初物

家庭菜園の初物が取れました!コルジェット(ズッキーニ)の花とさくらんぼです。コルジェットの花はそれ以前にも一つ、二つと見つけてはいたのですがこの日はまとまった量が見つかったので早速夕食のテーブルに。今回はお花の中にゴルゴンゾーラとマスカルポーネを入れて天ぷらにしたら、チーズのとけ加減が絶妙～～！天ぷらはあまり量は食べれないpidoo、ついつい食べ過ぎて消化がちょっと苦しくなり反省･･･。次回は大人数で作って、取り合いになるくらいが胃にはやさしいかもしれません(笑)。そして毎年恒例のさくらんぼGriotteグリオットでジャム作り。赤いうちはまだまだ酸っぱくて、深いルビー色になったところを採ります。それでも日本のさくらんぼよりは幾分酸っぱいのですがジャムにすると適度な酸味が利いて美味し～い。美味しい夏の気配を予感した日曜日でした。

2004.06.13

フランス流・月で知る種蒔き時

先々週の週末にようやく畑をトラクターで耕してもらい、先週苗の植え付けが始まりました。今終わったのはトマト、なす、ピーマン(パプリカ)、メロン、スイカに枝豆。トウモロコシとサヤインゲンは種から蒔きましたが、土をかぶせ水播きしてから「しまった!!月を見ていなかった!」日本でもこういうのあるのでしょうか？？こちらでは月の満ち欠けに沿って種まきしないと上手く育たないとかなり真剣に信じられています。実際去年はおばあちゃんの助言を聞かず、つまり月を見ないで蒔いた種はほぼ全滅！２回目、しっかり月を確認して蒔いた種は全てスクスク育ってくれました。このフシギなルールを要約すれば、土の上に実をつけるモノ(トマトやなすなど）は満月から新月の間に種まきし、土の下に生えるモノ(大根やニンジンなど）は新月から満月の間に種まきする、ということらしいのです。去年の失敗もあるし、人並みに信心深いpidoo、結局この日は偶然にも新月ギリギリでホッと一息つきました。でも空が曇っている日など、月の状態はどうやって確認するかって？空を見上げる余裕のない生活を送る人間には家庭菜園もおちおちできないじゃないかって？それがフランスのカレンダーにはちゃんと記載されているんですね～。お手元にある方は是非お月様マークを確認して、楽しい収穫期をお迎えください！

2004.05.24

庭仕事でクタクタです～

いい陽気が続いています、すっかり春ですねー。こんなに突然春が来てしまってあの冬の暗い日々は遠い昔のようです。日が沈むのもだんだん遅くなってきて、今６時ですがまだ明るい！春になるとやりたいことのナンバーワンはなんと言っても庭仕事!春の土の匂いはなんともいえない幸福感があります。年々庭いじりの楽しさに目覚めてきたようで、｢らしくない｣と母にも笑われています。手をかければかけるほど美しく成長してくれる植物にはなんだか癒されるような…って言うほどストレスも無いんですが。ということで今週はPCの前から少し離れて太陽の日差しを体いっぱいに浴びて庭の新芽たちと一緒に光合成することにしました。しかし冬の間荒れ放題の庭はどこから手をつけていいのやら…。とりあえずパンジーの寄せ植えは３つ作って玄関へ上る階段の脇に。ラベンダーが安かったのでまとめ買いしておいた1ダースを古いものと取り替える(ラベンダーは５年くらいで寿命がくるようです）。その他、今あるミモザは遅咲きなので別の品種を２本、前年に枯れたレモン、アプリコット、ダーク・チェリー、そして新しくみかんの木を購入、来年の夏は果物三昧です!そしてこれが一番長い、剪定。この時期にやっておかないと木々の新芽がきれいに生えそろいません。さすがに毎年やっていれば慣れるものですがやっぱりおばあちゃんにはかなわない!悪戦苦闘している様子を見てその気になったのか、途中から彼女も参加、３０分後に振り向くと剪定された枝の山盛りが!!pidooだったらその３倍はかかるよねー…。親戚の農家をしているクロードおじさんもやってきて庭中をトラクターで耕し始めたので、野菜を植える計画も立てないと。やっぱりひまわり畑は欲しいし、夏のバーベキューにとうもろこしは欠かせないし…。…こんなことしているから美白も効果ないんだわ。いーや、今年こそ！

2003.03.12