ついに判明!?フランスで工事が遅れる理由
我が家の1階部分を改築してパリに住む義両親が3月に入居予定、恐怖の同居が始まるお話を前回しましたが。現在の進行具合は外壁が終わり、内壁をほぼ作り終えたところ。2階に住んでいる私達は数日おきに見に来ては「この部屋狭いよね」とか、「この入り口は無駄に広いよね」とか言っていました。で、昨日から様子を見にパリの義両親がやってきたのですが。速攻工事現場を見に行った義母は。「寝室がせまい、入り口が広すぎる、収納も狭い…」とご立腹。…まあ、フランス人相手に遠隔操作がうまくいくはずないよね…。しかしここであきらめないのがフランス人!!なんと!内壁を作り直させるというのです!!!!!!!!…。日本ならマジありえない…驚いたpidoo、夫に尋ねました。P「そんなことできるの!?みんなそうなの!??日本じゃありえないけどっ!???」夫「日本は図面で話すでしょ、最初に図面をしっかりCGで作成してその通り建築していくでしょ?フランスはまだまだ現物を見ながらだからね。第一、図面見たでしょ?超適当だったでしょ?」そうだった…鉛筆書きの図面を見た時、「やけに原始的な図面だな~。これ本当に下書きじゃなくて?」と聞き返したのを思い出した…。もうかれこれ20年前になるけれど、日本の実家が家を改築した時の図面や業者とのやり取りを良く覚えているけれど、その時代だって最終図面に行き着く前には何度も何度も話し合いをして、業者の方の口癖は「工事が施行されたらもう変更できませんからね、変更は期日までにお願いしますね!!」だった。しかし。なんとフランスでは工事が施行されても気に入らなければ不機嫌を声を大にしてやり直しを要求でき、しかも業者もそれを受け入れるのです!!!!!今更ながら…すごい国だ、フランス…。そして、気付きました。だからフランスの工事の終了予定日はあってもないようなものなのね~…。ウチの暖炉工事にしても然り。1階の暖炉からつながる煙突を我が家のサロンを通過させる工事が必要だったのですが、実際に作られた煙突がナナメじゃんっ!!!!!!!!それを見た夫、業者が残していったレーザーレベルを使って壁に鉛筆で正しい水平な線を記入。翌日業者に話して、やり直すよう要求しました。業者は父・息子が主になってやっているところで、息子は夫と同年代、話を聞くなりすぐにレーザーレベルで測定しなおし、「そうだね、これはまずいね、やり直すよう父に言うよ」と。しばらくしてやってきた父親は認めたくないらしく、言い合いに父「大丈夫大丈夫、まっすぐだよ!」息子「パパ、何言ってるんだよ、レーザーの印よく見てよ、まっすぐじゃないよ」父「まっすぐだよ」…といいながら下部をダンダンッと蹴りだした!「ほら!」Pidoo「(心の声)ひえ~~~~!何やってるのこのおじさん!!!???」息子「まっすぐじゃないよ」父「まっすぐだよ!」ダンダンッ(煙突下部を再び蹴る)と、こんな応酬を繰り返し、最終的に父親は折れやり直しにこぎつけました…。ということで、想像を絶するフランス工事ネタ。もうちょっとお伝えできそうな雰囲気です