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[南仏生活] カテゴリの記事

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• 灼熱の南仏

  一体どうしてしまったのでしょう、この気候は！暑いのなんのって、とけてしまいそうです。ここ2週間ほど照りつける太陽の日差しは厳しく、この数日間は35度以上、アジアと比べたら断然湿度が低いはずなのに、むっとする熱気で何もしなくても汗が浮き出てきます。ベタベタ、ムシムシ、こんなの南仏の暑さじゃない！カラッとした夏はどこへ行ってしまったの！？しかも6月でこの暑さ、ますます尋常じゃありません！それでも夜になれば涼しくなりますが、日中は動く気力も無く、愛犬とともにすっかりバテ気味。天気予報では来週1週間も30度を超える模様。フランスの一般家庭にはまだ普及されていないクーラー購入も近いか！？

  2003.06.15

• ピクニック

  良いお天気が続いています。先週は木曜のキリスト昇天祭で祝日。以前我が家に滞在して以来友達になったミ○さんが念願のラヴェンダー畑を見るためパリからやって来ていたので、滞在中の○エコさんと4人でプロヴァンスの上部、オート・プロヴァンスHaute-Provence地方へ足を伸ばしました。しかし残念なことに紫のはずのラヴェンダーは固いつぼみをつけた状態、一面緑色の平野を越えながら「あ～あ」。ラヴェンダーが咲くのは例年で言えば6月中旬以降、7月中旬には刈り取られるのでこの1ヶ月間が勝負です。気を取り直して着いたサント・クロワ湖畔ではピクニック!外での食事は倍に美味しい気がするのは何故なんでしょう!食後はペダルボートを借りてヴェルドン峡谷の間に流れる川に揺られ、水着を持ってこなかったことを後悔。その後はムスティエの町を見学、ヴェルドン峡谷巡りをしたかったのですが突然の夕立(?)とペダルボートで得た気持ち良い疲労で帰路につきました。

  2003.06.04

• 変わったスポーツ

  ちょっと変わったスポーツを紹介。この間海へ行った時の事。風もそれなりにある日だったので海の上はウィンドウ・サーフィンやカイト・サーフを楽しむ人でにぎわっていました。ところがふと車道を振り向くと、海の上に見られるはずのウィンドウ・サーフィンの帆が目の前を通り過ぎていきます。え？？今の何???なんとなんと、車道脇の自転車やローラーブレードを楽しむためのサイクリングコースに、ウィンドウ・サーファーが出現！ウィンドウ・サーフィンの帆をスケート・ボードに取り付けてスイスイと風に乗っていました。毎年変わったスポーツがお目見えしますがこれは定着するのでしょうか？？写真はこちら

  2003.05.26

• 嬉しい訪問

  去年ホームステイしていたアメリカ人の女の子から突然連絡が!彼と二人で1ヶ月のヴァカンスをとり、ニース滞在中とのこと、1年ぶりの再会を果たしました。彼女は「フランスかぶれ」と言って良いほどのフランス好き。去年の時点でフランス語はハイレベルなのに妙に謙遜、そんなところもpidoo好みでした。今回初めて会う彼は13歳の時からアメリカに住むフランス人。現在23歳の彼は完璧な英・仏バイリンガル。しかし「子供の頃から外国に住んでいればバイリンガルになる」なんて誰が言ったのか、フランスに住み始めてから出会う日仏家族の子供への教育法についての悩みは深刻です。…最も、住んでいる国の言葉だけ話せれば良いという意見の親もいますが、やはり、2カ国後以上話せたらいいな～と。彼にしても、バイリンガルへの道はたやすくはありませんでした。アメリカに住み始めてからもご両親の計らいで1年に1度はフランスに住む祖父母の元でヴァカンスを過ごし、旧友とは必ず再会。「それが無ければフランス語なんてとっくの昔に忘れていたと思う」と。そうした中でも悩みは「君と話していると10年前に遡ったようだ」と言われること。そう、彼のフランス語のベースは13歳でフランスを発って以来止まっているのです。言語は常に変化し続けます。流行語など、やはり現地にいなければ習得できないものはたくさんあります。たった3年半日本へ帰国しなかったpidooでさえ、最初の1週間は混乱続きでした。何気なく言った言葉に「久々に聞いたな～その表現!」なんてコメントをいただいたり、しまいには「君本当に日本人?」と言われる有様…。現在、大学をもうじき卒業する彼らはフランス移住を計画中。太陽を求め、フランス文化（特に彼女の場合フランス料理?）に魅せられて、南仏がいいなあと、いろんな夢を語ってくれました。二人が越してきたら楽しいだろうな～とpidooも一緒に夢を見せてもらったのでした。

  2003.05.21

• 連休続き

  日本ではゴールデン・ウィークも開けた頃ですね。こちらは5月1日(木)はメーデー、8日(木)は終戦記念日で祝日だったので主人は2週とも間の金曜日を有給休暇にし2週連続で週末4連休なんて、日本ではとても考えられないことをしていました。これならちょっとした旅行にも出かけられますがうちの場合。家のペンキ塗りに畑仕事にガレージ作りであっという間でした。私も手伝うくらいはするので(ちょっとですよ・笑)、家は散らかり放題。今週も始まって一段落すると思ったらなんとストライキじゃないですか。また今日も彼は日曜大工に精を出していました。幸い、ここのところ夏日が続き、日中は半袖にサンダルの毎日です。テラスで一休みするのも心地良い。しかしこんな南仏の太陽光線の強さに慣れていない人は要注意！私は洗濯物を干しに行く時でさえ帽子をかぶっています。そして夕刻はそんな昼間の暑さを忘れさせるかのように涼しい風が吹き、ニットを羽織って愛犬の散歩。この温度差も日本人旅行者には未知のものなので用心しないと一足早い夏風邪を引いてしまいます。さて、話を戻して。13日(火)は前日にニュースで予報されるほど他企業(？官営なんですが)のストライキが予定されていました。エール・フランス、フランス・テレコム、SNCF、公立学校、あ！我が家近くの病院まで！…しかし病院のストライキって笑い事じゃないですよね。入院中患者をお世話する最小限の人間はいるにしても自分が患者の立場だったらと思うとぞっとします！フランス人には｢日本にもストはあるの？｣なんて聞かれる度困ってしまいますが本当、両国は両極端ですよね。些細なことですぐいきり立つフランス国民に、ほとんどの国民はおとなしく政府の言うこと・することを受け入れてしまう、ストなんて起こせば｢ちょっとあの人…｣と後ろ指さされそうなー…風潮も最近は変わってきているのかしら…？ー日本国民。足して2で割ったらちょうど良いのになーとまたまた思ってしまいました。

  2003.05.14

• 今日はメーデーでした。

  フランスでも今日はメーデー、祝日でした。ちなみにそのまんま、プルミエ・メ 1er mai といいます。毎年不思議なのはこの日にすずらんが話題に上ること。なんだか幸運を招くとか伝統だからとか言われていますが、5月1日にはすずらんを手に入れるべきなんだそうです。お店でもすずらんコーナーが出来上がり、駅前ではすずらん売りのお姉さんの姿が。しかも聞くところによるとこのすずらんの売り上げは特別に無税になるとか。だからこの日だけ突然すずらん売りに変身しちゃう人もいるわけです。pidooも来年はすずらんを作って家の前で直売してみようかしら!!??と旦那に話したら｢開花は今日でなきゃ駄目なんだよ。昨日でも明日でも無意味｣とかる～くあしらわれてしまいました。…きっと来年やっちゃうと思いますが。しかし、なぜすずらん?なぜ、メーデー?ああ、また謎が一つ増えてしまいました…。

  2003.05.01

• フランスでマッサージ

  1年半前から10年前経験した鞭打ちがぶり返しました。｢15回の運動療法」と記された処方箋を出してもらい、Kinesitherqpie運動療法とosteologie骨学と掲げられたクリニックへ現在通っています。日本で言う整骨・マッサージ院かしら?マッサージや整体は中国が有名な東洋医学。実は1年も放っておいたのは｢西洋医学の国で東洋医学なんて｣と一種ばかにしていたからです(きゃー、ごめんなさ～い)。しかし去年の日本帰国時に行った整体でも良い結果が得られず、もう何でも試してみようという気になりました。で、感想は。良いんじゃないんでしょうか。私の担当のお兄さんは若くて聞き上手、ツボを得たマッサージで、整体ほどハードでもないし。処方箋持参だからタダなのも良いですねー(笑)。治るかどうかは別にして、偏見はいけない！と自分に言い聞かせた次第です。

  2003.04.29

• 愚痴です。

  数年前から近所の電化用品代理店から、取引先の日系企業の視察時の通訳を頼まれるようになりました。今日も呼ばれて行ってきたのですが、何とも後味が悪い！そうです、愚痴を少し…。もともと最初の依頼があった時に｢自分はプロではないし日本語でさえ技術系用語なんて理解できない」と伝えてあり、｢それでもいい、コミュニケーションのためだから｣という言葉を受けて引き受けました。しかし日本人の性なのか完璧な仕事ができないとやっぱり落ち込んでしまいます。2回目・3回目からはストレスで腹痛は当然！今日も例のように腹痛を抱え、顔見知りになった日系企業側の仏人からは｢今回もおなか痛いの?｣｢勿論｣なんて会話をし、会議の内容は６０％くらいしか伝えることができませんでした。その後、港のレストランでは(いつものように)食欲は無く、しかし、私のレベルを知って呼んでくれているのだからとかなり気楽に考えるようになってはいたのです。会議の時間が押していたので昼食後は早々にお開き、代理店の社長夫妻と店まで戻った時でした。夫人が｢じゃあさよなら｣と店の前で握手をするではないですか。それを見た社長が「まだ僕は彼女と話すことがあるよ!｣と私を事務所に連れて行き、｢今日の支払いをしなきゃね｣と封筒を出しかけたところに夫人が忘れ物を取りにやってきました。すると社長はすかさずその封筒を隠したのです!そして夫人が去ってから小声で、「今日はどうもありがとう、またよろしくね｣と。それってつまり、夫人は支払いたくなかったって事ですよね。私から売り込んで｢どうぞ使ってください｣なんて頼み込んだわけではなく、頼まれたから赴いた訳で。いやいや渡される報酬にしがみつくほど極貧生活を送っている訳でもなく。何より日仏の架け橋になるのなら、それで喜んでもらえるのならという気持ちだったのに。仏人女性の意地悪さにはやっぱり、いつになっても慣れることができません。これだけあからさまにされたからには、次回の依頼があった時は｢お宅の奥さんはいやみたいなので｣と断ろうと心に決めてしまいました。うん、これはプライドの問題です。ああ。こんなこともあるさ。

  2003.04.25

• ”カシス、カランク”編集後記

  「何で??」と聞きたくなるほどピタッとやんでしまったミストラル。だからという訳ではないけれど、セバスチャンと滞在中のゆ○ちゃん、み○ちゃんの4人でカシスへドライブを決行!「神様ありがとう」とつぶやきながら晴天のもと高速をひた走り。ミストラルさえなければ良い所なのに…いやいや、365日晴天続きだったら感謝する気持ちも無くなってしまう。何度か訪れるカシスは相変わらずかわいらしい港町。風が無い今日は絶好のフェリー日和ということで即決、カランク・フェリー周遊をしよう！フェリーのコースは3種類。カランクを3つ周れるコースと5つ周れるコースの差はわずか2ユーロ、5つ周ろうと言った所でフェリーが出てしまった。シーズンオフなだけに次のフェリーは1時間後。しょうがない、15分後に出る3つのカランクを周るフェリーに乗ることにしました。船上の風も気持ち良く、輝く太陽の光でじりじりと肌を焼く音さえ聞こえてきます。岩場の影ではトップレスのお姉さんが日焼けにいそしんでいたりと、季節の感覚がもうわからない、このまま夏に突入か??まさか！滞在中ミストラル三昧でも文句一つ言わなかったゆ○ちゃんにも申し訳が立ちました(笑)。こんなにかわいくて優しい若い女の子に出会えてpidooは幸せです。「pidooさんて松嶋菜々子似」なんて、お世辞も心得ていらっしゃる、日本の未来は明るい気がします(涙)。本音を言えばお勧め観光時期は4月～10月ですが、この時期はどこへ行っても人が少ないのでお天気にさえ恵まれたら満足度の高い旅行になること間違い無し。太陽を浴びすぎてぐったり、気持ち良く体も疲れて、一緒に旅行者気分を味わえ、み○ちゃん、ゆ○ちゃん、どうもありがとう。

  2003.02.09

• ミストラル

  ミストラルが吹き続けて３日もたてばいい加減うんざりしてきます。風が雲を残さず追い払ってくれるので、窓から見る外の様子は快晴そのもの、余計外に出たい気持ちがうずうず。風速１００ｋｍなら、極力外出を避けますが、今日は風速７０ｋｍと比較的弱くなった様子。{よし！｣と思い立ち、数日前に買っておいたパンジーたちをようやく花壇に植えました。願わくばミストラルがぶり返して花をぼろぼろにしませんように…。フランス各地では寒波の被害が続いていて、ジロンド地方では床上浸水、二万世帯で電気不通の被害があったりと、思い起こせば毎年何かしら自然の被害を受けるフランスに住んでいると日本の温暖な気候が尊く思えます。おばあちゃん曰く、「冬から春に移り変わる時期が一番荒れるのよ。」じゃあ、これを抜けたら春の到来!??

  2003.02.06

• 最近の南仏

  この間の寒波の被害もここイエールでは特に無く、気温は朝晩で５℃、日中で１５℃まで上がり、なんだかこのまま春になってしまいそうな雰囲気です。おかしなことにミモザの花は１月頭からお花屋さんの店頭に並び、我が家の近くでも満開の木をいくつも見つけます。日陰のミモザはまだつぼみなので｢ミモザは２月末！｣と期待していらっしゃる旅行者の方々も、ぎりぎり間に合う！…かなあ？？フランスは年間を通して太陽下と日陰では温度差がかなりあります。冬は、日中暖かいからとセーター１枚で出かけても日陰に入ったりすればとたんに｢ハクション！｣なんてことになるので気軽につけたりはずしたりできるマフラーは必需品です！同様に夏でも日陰は涼しすぎたりするのでスカーフを愛用、「パリジェンヌってさりげなくスカーフを巻いてステキ」なんていう日本のファッション雑誌の見出しを見る度、“それは必要から生じたのよ－”とつぶやいたりします。…余談でした。それにしても今日もまた快晴で雲一つ無い真っ青な空です。日本の空よりも青いと思われるのは、こちらは湿度が低いから。更に年間で最も湿度の低い冬は澄み切った青空を写真に収めるには絶好のシャッターチャンスです。そうそう、ミモザの話題が出たのでここで観光情報を一つ。隣村ボーム・レ・ミモザで毎年行われるカーニバルのCorso Fleuri、今年は２月１５・１６日だそうです。カーニバルは３月にニースなど大きな街で行われるものが有名ですがボーム・レ・ミモザでは一足早く、ミモザの花が満開の時期に行います。趣向を変えて見たかったら参加してみては。

  2003.01.27

• あけましておめでとうございます

  久々の日記です！２００３年、明けましたねー。今年の抱負はー、って毎年特に無いんですが。どうやら魚座の皆さん、今年は動く年らしいです！２０００年からずっと停滞期に入り、蓄えてきたものが２００２年の後半から徐々に花開き、２００３年の後半には形になるそうです！私は占い婆ではありませ～ん、各雑誌の占い特集に共通して書かれていたことを要約してみました。あっ、日本の雑誌にも目を通さなければっっ！ノエルと年末年始に追われ、ＨＰもご無沙汰でした。pidoo家の様子をちょっとお伝えします。２００２年ノエルはパリ郊外に住む主人の両親宅で、妹夫婦と５月に生まれたレオ(男児)と７人で過ごしました。２４日の夜はまずシャンパンで乾杯、前菜にフォアグラをトーストやパン・デピス(蜂蜜パン)にタルティーヌ(塗る)して、貴腐ワインと一緒に頂きました。主菜にスズキの香草風味･パイ包み焼き、デザートは主人と彼の妹が傍目にも見ていて楽しい兄妹喧嘩をしながら作った胡桃のクリームの入ったビュッシュ･ドゥ･ノエル。今年はママ(主人の母)のポリシーで、聖書の中のように前夜にお肉は厳禁でした。そうこうしているうちに真夜中を過ぎ、もう一度シャンパンを開けて乾杯、"Joyeux Noel!"。クリスマス･ツリーの足元に用意されたプレゼントを交換しおわったらもう２時過ぎでした。翌２５日は昼３時より再び宴会が始まります。前菜に私の大好きな生牡蠣、食べれない人は帆立貝のポワレを。主菜にはお待ちかね、七面鳥の丸焼きです。中の詰め物には豚のひき肉やハム、栗、りんごを入れたのでコニャックの変わりにカルヴァドス(りんごの蒸留酒)を加え、特大サイズなだけにオーブンで３時間焼きました。七面鳥のお腹に入り切らなかった詰め物には肝臓を加え混ぜ、器に入れ上からパイ生地で蓋をしオーブンで焼けばお手製パテの出来上がり。デザートはまたまた手作り、赤い果実(フランボワーズ、すぐり)のケーキ、そしてこの日のためにパリ○越に予約した、サダハル･アオキの抹茶のビュッシュでした。サダハル･アオキといえば、雨宮塔子さんと１２月２６日に入籍されたとか。実は抹茶のビュッシュ、日本人の私の口にさえ軽すぎていまいちだったのですが、それで納得、結婚で集中できなかったんでしょう！お幸せに！食事が終わるともう夕日も沈み、そのまま余韻を楽しみつつ、２５日の夜がふけていきました。さて、毎回のことですが離れた家族が集まると最初の１～２日は不協和音の鳴りっぱなしです！超日本人な私は自分を押さえることに徹してしまうんですが、これがいけない！頑張って、イヤな事はイヤと主張してやっと尊重されるフランス人的国民性を発揮して、一時は大戦争となるも上手く収まり、旅立ちは涙のお別れとなりました。えっ、抽象的過ぎて分からない？…まあ、どこの家庭にも良くあることです(笑)。教訓、家族はつかず離れずが一番。そして２８日に帰宅、３１日は友達Ｃさん一家を招き、現在ホームステイ中のミ○ちゃんと７人でホームパーティです。当然、シャンパンで乾杯、前菜には去年からの恒例、サーモンの姿蒸し焼きとブルゴーニュ･アリゴテ(白ワイン)、主菜にはＣさんお手製の牛タンのワイン煮込み、コート･ド･プロヴァンスの赤で、完璧なディナーでした！メインが終わったっところで気が付けがもう新年まであと３０分！！急いで年越しそばを作り、カウントダウンには間に合わなかったものの、みんなでおそばをズルズル。｢年越しそばを食べなきゃ年が越せない｣と言う母の言葉を思い出す時です。再び、"Bonne Annee!"とシャンパンで乾杯、デザートは主人とミ○ちゃんが真夜中までかけて作った、そう、ノエルと同じ、胡桃のクリーム入りビュッシュと赤い果実のケーキでした！結局３時過ぎまで騒いでお開き、でもまだ終わらない！翌１月１日はお昼過ぎから同じメンバーで焼肉大会、みんな(特に私が？？)結構げっそりしてはいたものの、フランスでは珍しいえのきをパリで入手していたので、バターしょうゆ味に仕上げて舌鼓。Ｃさん自慢のティラミスで締めくくり、楽しい時を過ごしました。…打つのも結構疲れる、年末年始のpidoo家でした！

  2003.01.02

• タラソテラピー＆ハマムへ行って来ました。

  お風呂大好きの日本人にとってゆっくり浴槽につかりたい季節がやってきましたね。日本なら最近流行りのスーパー銭湯へ行けば、数種類のお風呂にサウナもあり、ちょっとしたリゾート気分、体を芯から温め、新陳代謝も良くなり肌もつるつるになると言うもの。行きたいなあと思い出したら止まらない、そうだ！タラサ行こう！タラサとは私の住むイエール市の外れ、海に面した施設にあるタラソテラピー・センター。近所のＣさんを誘って昨日行って来ました。当初は海温水プール(２９℃)とハマム(トルコ式サウナ)のみ利用の１５ユーロ(約2，000円)のコースで半日はねばろう！と意気込んでいたのですがプールはスイムキャップを着用しなければ入れないと判明、そんなの知らなかった！…しょうがない、今日はプールはあきらめてハマムだけ初体験。ハマムは日本のサウナと違い蒸気で温めるので温度も低く、呼吸し易い。いつもは15分もいれば逃げ出す私が1時間近くはいれた！しかしこれだけでは何か損した気分。周りを見ればみんな荷物は受付に預け変わりに白いガウン、おそろいのスイムキャップをもらい、今日のプラン表、タラサ専用のビニールサックををひっかけおばあちゃんでさえ颯爽としてる。それに比べ私たちの選んだお試しコースは値段が値段なだけに一切のサービスは受けれず、荷物はコインロッカーに預け、スイムキャップは館内のショップで要購入、館内を徘徊するも水着一枚（さすがＣさん、パレオ持参！)、唯一のアジア人二人組みということも加わり、私たち、浮きまくってるかも。段々すさんだ気持ちになってきた。「これはちょっと～、2時間いれば十分じゃない？」とＣさん、この上のコースに興味を示し出した。この上のコースとは、四種類のタラソテラピー、海温水プール、ハマム、トレーニングジムが85ユーロ(約一万円)で利用できるもの。しかし収入の無い主婦にこの予定外の出費はイタイ！でも差額を払うことを考えれば出直すよりもお得…。なんだかんだ言うこと数分、ついに決断。早速皆とおそろいのガウン＆ビニールサック、スイムキャップがもらえたＣさんはご機嫌！難色を示していた私もさんさんと日の当たる、ガラス張りのプールで泳ぐうちに気分良くなってきた。結論。ケチってはいけない。というか、この85ユーロのコースのほうがすごくお得かもしれない。日によって変わるという四種類のタラソテラピー、私たちの今日のプランは、＊10人ほどのグループで行うアクアジムでエクササイズ、＊個室で2種類のジェットバスやジェットシャワーを使った全身マッサージ(裸になってもＯＫ)、＊最後に緑色の海藻クリームを全身に塗り袋詰、30分立ったら洗い流すという実は1度やってみたかったモノで締めくくりました。待ち時間には海温水プールで泳ぐも良し、ハマムで体を温めるも良し、海の見えるトレーニングジムで汗を流すも良し。遠方から来る人は隣接のホテルibisに宿泊、朝から晩までタラソテラピー漬けだとか。なのでホテル内のレストランではガウン姿のまま食事を摂れる。結局予定の帰宅時間を大幅に過ぎ、怒られるかな－？とＣさんと心配しながら帰宅したけれど、主人は｢どうだった？」と興味しんしんで、「Ｃさん、顔がピカピカになってる｣だって。Ｃさん宅でも騒ぎは無かったようでほっと一安心。その日は夜まで体中ポカポカして早々に眠りにつくことができました。しかも今朝顔を洗った感触がいつもと違う！つるつる！じわじわ効果が出る感じ、良いですねー。しょっちゅう行けるところではないけれど、リラックス効果は抜群！オススメのタラソテラピー体験でした。

  2002.12.03

• やったー!紀香ヘア！

  数日前、美容院へ行きました。6月の日本帰国時に「イマドキこんなに髪の量多い人も珍しいよー｣と親友から諭され、近所の美容院へ行きました。想像を絶するほどの量の髪を梳かれて美容院のお姉さんにも｢初めて梳いたんですね｣と驚かれるほどでした。しかし最初は慣れない、この薄さ、ウィッグをつけたくなる衝動を押さえ数日が経過。髪の軽さゆえにスタイリングも簡単、アレンジし易いという事を実感し、鏡を見るのが楽しくなっちゃって。さてここで文頭に戻るのですが、お気に入りの髪型も時が経てば伸びてしまいます。伸びきった、という形容が正しい髪が最近うっとおしい。そういえばこの間テレビでもソレに近い髪型のアナウンサーを見かけることもあり、いざ決断！でもここはフランスの田舎町、いくら世界の大都市で"紀香ヘア"が流行っていようと、油断は禁物、知人の「あそこはとにかく切ってくれる｣という証言のもと、写真持参で赴いたのでした。しかし。｢写真持ってきたんですが｣｢あー、これ?良くわかんないね｣とあっさり。｢とにかく量を梳いてください、長さはもういいから」と再三の抵抗むなしく、できあがりは、やっぱり、｢梳きが足りない｣。翌日、どうしても重たい印象のこの髪を鏡で見ながら自分でざくざくと切ったものの、後ろはどうしても手が出せない…。そんな私を見て、主人の慌てぶりはすごかった。｢もうやめてくれー!もう一度美容院へ行ってくれ!｣と言う声も聞かず、とりあえずサイドはざくざく。幸か不幸か数日後は主人が美容院の約束の日、しかも担当は同じお兄さん。うっかりお兄さんが｢どう、お宅の奥さん、髪型に満足してる?｣と聞いてしまい、主人は｢全然。自分で切っちゃって、もう大変なことになってる｣と答えてしまった！今度はお兄さんが慌てて「なんてことを！すぐに約束の日を決めよう!勿論お金は取らないから!!｣ということで、更に数日後、同じ美容院の門をくぐることに。(…私はどちらかと言うと控えめな性格なので、そりゃあもう、恥ずかしいったらなかったですよー。)しかしこの話をメールでした親友から｢ヘアカタログ持参でも駄目かな｣の助言をいただいていたので、捨てずにとっておいた日本の雑誌を総点検、見つけた!しかも表紙はあの紀香ちゃん！当日。例の雑誌を真っ先に見せたら、まず日本の文化がここまで進んでいたことに感嘆した様子(なんて言ったって、日本も中国も韓国もタイも皆アジア、生活レベルはタイ同様と考えるフランス民間人は７割ですから)。ページをめくる度に感心のため息がもれ、｢…この髪形は、フランスでも流行りつつある…｣と一言。しかも切り方の行程までフローチャートしてあったので、「これ！」と指差したそのままに切ってもらえました!!嬉しい!!｢(表紙の紀香ちゃんを指し)３年前にこの女優さんがこの髪形をはじめて以来、大流行してるんですよ、アメリカの女優さんの間でも最近良く見かけるし｣と言う説明にも「うんうん」と聞いてくれる。前回は｢まあまあ…｣。と言って帰ってきましたが今回は｢まさに私が望んだ髪型!素晴らしい!｣を連発して帰ってきました。ひとえに、お兄さんが比較的オープンなエスプリを持っていたからでしょう、「フランスが一番」という大多数の意識にこだわらず。興味津々と見受けたので、｢次に来る時までこの雑誌、貸しましょうか?｣と提案したら、大喜びで、こちらまで｢日本を少し分かってもらえた!｣と嬉しくなりました。南仏滞在長期になる皆様、イエールのイヴさんがお望みの髪型にしてくれますよー。…ちなみに渡した雑誌は１９９９年のものでした(笑)。

  2002.11.18

• 最近暑いんです。

  最近の南仏は春が戻ってきたみたいに暖かいです。先々週あたりは、秋を感じさせる天気が続いていましたが、先週は、あんまり太陽がまぶしいので海へ行ってしまいました。勿論見るだけですが、泳いでいる人もいて、「いいな～、入ってみようかな～」。ポカポカ陽気に包まれて浜辺でお昼寝してしまいましたが、まだまだ日焼けできるくらいの太陽光線の強さには驚いてしまいます。昨日は突然ミストラル＊1が吹き、気温も下がりましたが今日はすっかりやみ、ミストラルが雲を吹き飛ばしてくれたおかげで透き通る青空がみられ、太陽下では暑いくらいです。寒がりなのでうれしい限りですが、せっかく買った冬物の帽子とマフラーの出番がこなくて、ちょっと待ち遠しいというのも本音です。＊1：Mistral南仏を語るには忘れてはならない、北西から吹く強風。冬には、時に風速１００ｋｍにも及ぶこの風のおかげで南仏の澄み切った青空は保たれていますが一方、ミストラルが吹く日は一歩も外に出たくない気分になり、これが１週間も続けば気温は０℃を下回り厳しい冬の到来、気は滅入り、本当か嘘か、本場プロヴァンス地方では強度のノイローゼ患者が多発してしまうとか。しかしこちらの人たちはどんよりした曇り空よりも肌に突き刺さるほどの冷たい風を伴う青空を好むようで、｢雨か晴れるかはっきりしろ！｣という心情は、まさに南仏的と感じます。

  2002.11.05

• 

  毎年恒例、栗祭りです。

  今年は１０月１３，２０，２７日と３週末続けて、車で４０分ほど走った村、コロブリエールCollobrieresにて栗祭りが開催中です。 ヴァカンスが終わり、新学期も始まって落ち着き始めた頃に開催されるので退屈をもてあました家族連れで大賑わい！普段は本当に寂しい村なのに、一昨日は良いお天気だったせいか、駐車場を探すのにも一苦労、路肩に無理に止めてある車たちも傾きすぎちゃって、「これ、発進できるの？」という状態。実は私はこのお祭りで毎年食べる好物があるのです。それはアンドゥイエットAndoulletteという、豚の腸詰ソーセージ。網焼きや鉄板焼きにして食べますが、ここの屋台では玉ねぎとピーマンを白ワインで炒めた汁に絡めて鉄板で焼き、バゲットに挟んでいただきます。これが美味！で今回は20分も待ちました！途中割り込んだ男性は周囲の非難を浴び退散、なんてハプニングが起こるくらいです。辛抱強く待った甲斐あって、ほおばったサンドイッチはいつもの味、食後は珍しい、栗アイスでしめくくりました、うーん、幸せ。 左/生栗、焼き栗、クレーム･ド･マロン直売店。ここは１年中開いています。毎年お馴染みのおじいちゃん、おばあちゃんを店頭で確認後、主人はほっとしてクレーム･ド･マロンを購入。味もここのが良いと言います。右/アンドゥイエットのおじさんも去年と同じでした。あんまり帽子がかわいかったので、写真をお願いしました。サンドイッチ屋のおじさん。 勿論、生栗、焼き栗の量り売りや、マロン･グラッセ、クレーム･ド･マロンcreme de marronと呼ばれる栗ペーストが主役ですが、要はお祭り。プロヴァンス柄陶器やオリーブの木でできた食器の屋台、蜂を伴っての蜂蜜屋台、オリーブオイルの屋台、各種郷土名物のパンの屋台、プロヴァンス風オブジェの屋台等など、ぎっしり並んだ屋台を見るだけで1日はあっという間です。 プロヴァンス柄陶器の屋台。オリーブオイル差しや各種お皿がずらりと並びます。オリーブオイルの屋台。パンに浸して味見ができました。 音楽隊なんかも現れて、秋晴れの空の下、楽しい日曜日でした。普段は公開されない、マロングラッセ、クレーム･ド･マロンの元製造工場も見学できました。

  2002.10.22

• コート・ダジュール、プロヴァンス、ラングドック、南西地方まで集中豪雨注意報発令中!!

  先月のプロヴァンス地方大雨洪水から間もないのに、また豪雨が襲ってきました!私の住むイエールはこの地方の中でも比較的雨が少ないので今のところ大したことはありませんが先月大洪水が起きた地方の方たちにしてみれば｢また!!??｣と冗談にもなりません。洪水の危険が予測される地域では学校も閉鎖されたそうです。今回の雨で救いは雷が伴わないこと。こちらの雷はそれはそれは激しく、必ず落ちるので家中のコンセントを引き抜いてしまいます。大げさ？いえいえ。主人は某テレコム勤務ですが嵐の翌日は雷に感電した電話、Fax、モデムを抱えた人達の大行列ができるほど。冷蔵庫や電子レンジ、テレビをやられた知人も。嵐も年に数えるほどしかないので、｢ゴロゴロ…｣ときたら面倒がらず条件反射で家中の家電確認に走ります。そんな風なので家の中ではやることも無く、この間暇つぶしに大型スーパーマーケットへ行ったら、何と!落ちちゃいましたよ、雷が。突然真っ暗、スーパーの主要電気がやられたようです。レジ会計なんて、どうなっちゃうんでしょうねえ、こういう場合…?

  2002.10.10

• 

  コワイ!!銃声!

  もうびっくりしましたよー!!撃たれた!??なんて思うくらい!この間、隣家近くの庭までおじいちゃんとかぼちゃを探しに行った時のことです。この時期、狩猟解禁なので遠くから銃声が聞えることはたまにあるんですけど今回は絶対超至近距離!!と判断できるほどの銃声が聞え、おじいちゃんと二人で顔を見合わせてドキドキ。すると目の前に立っているじゃないですか、ライフル銃を持った隣人が!!思わずおじいちゃんが「わしを殺す気か｣「まさか～、鳥を撃ったんだよ｣っていうか、っていうか、(あ、これも死語？)なんでこんな、(一応この辺では）町中でライフル?しかも撃っちゃう?さらにおじいちゃん、私にひそひそ声で「奴は子供の頃に怪我をして以来、片目なんだ、気をつけないと本当に打たれちゃうよ｣と。ええ～～!!!!もう、この時とばかりは瞬時に、｢狩猟反対!!｣を叫ぶブリジット・バルドーの姿が浮かびました。私も彼女に賛成です!!普通はこの写真のように山の中で見かける狩人たち。赤い帽子は仲間同士の目印だそうです。

  2002.10.04

• ヨーロッパ旅行者の皆さん、上着持参ですよ～

  なんとなんと、昨夜南仏・アンティーブでひょう(あられ?)が降りました!!積雪４５ｃｍ！ニース－カンヌ間は一時電車が不通、今朝になっても溶けずに残った路上の雪の塊たちに慣れない南仏ドライバーたちは大渋滞!クレルモンフェランでも今朝－１℃を記録、１９３１年ぶりだとか。またイタリア北部、スイス、ドイツでも積雪が見られ、ヨーロッパ旅行者は厚手の上着がもう必要ですよ～。確かに我が家の辺りでも日曜にアルプスに初雪が降った影響で太陽の日差しは熱いものの風は冷たく感じられる様になり、我が家の食卓にもあつあつ系が並ぶようになりました。たっぷり野菜のスープ、熱々チーズをシャクトリーにかけていただくラクレット、牛肉とマッシュルーム・オリーブの煮込みｅｔｃ…。そろそろアルザス名物シュークルートも出番かな～。…予定外の寒さも、テーブルのマンネリ化を解消するのに役立つようです。

  2002.09.25

• 最近の出来事、新聞より

  楽しそうなニュースが無いこの頃、日記の更新も遅れ、しょうがない、現実は悲惨…と思いつつ、ニュースをいくつか紹介します。プロヴァンス地方の洪水はもうご存知の方も多いでしょうが(掲示板参照)、あのポン・デュ・ガール付近も被害を受けていたようで、旅行で訪れる予定の方は事前の問い合わせが必要です。我が家の近所でもつい数日前、あわや洪水か、と思われるほどの集中豪雨がありました。注意しようにも、こればかりは…。同じ水害でもマルセイユのそれは人災もはなはだしい!!先週、都市水道用貯水タンクに何者かが大量のシンナーを混入、市は消防局をあげての処理におわれています!スーパーでミネラルウォーターを買いだめする市民の様子を見て、犯人は喜んでいるのでしょうか。愉快犯は各国共通と憤った出来事です。そんな中、うれしい(?)ニュースが。１５年の歳月を経て、ようやくトゥーロン・トンネルが開通しました!マルセイユ方面からニース方面への車での移動の場合、必ず通るのが高速道路“Ａ５０”。理不尽なことにトゥーロンに着くや高速道路は無くなり、街中を通行せねばなりません。その不自然さ、不便さ、何よりも渋滞を解消すべく、80年半ば、トンネル開通案が立ち上がりました。９０年初めには完成予定だったこの大工事、地盤沈下や記憶に新しいモンブラン・トンネル事故でトンネル安全法見直しのための再検査、再調査から生じる資金不足で工事自体滞ること数ヵ年。今年のヴァカンスには間に合わせるかと思いきや、最後のテストでまた安全基準を満たせず、ついに、ヴァカンスも終わった９月半ば、４ｋｍ弱のトゥーロントンネルは約５３ｋｍ分のそれに匹敵する金額をかけて，完成されました!!実際の金額ですか?莫大過ぎてもう覚えていません。

  2002.09.24

• ９月、新学期です。

  ９月になって、子供たちの学校が始まりました。スポーツクラブやカルチャーセンターの類も一斉に始まり、なんだか習い事をしたい気持ちになる季節。…日本でいう、４月の感覚です。新学期は長い夏休みを終えて、学校に戻ることから"rentree(アクサンありません…)"、｢帰る、戻る｣と言いますが、確かに街からは旅行者もすっかりいなくなって、元の状態に戻ったよう、テレビでもおなじみの顔が帰ってきて、｢ああ、無事にヴァカンスから帰ったのね｣なんて話しかけたくなります。さて、近所の語学学校でも９月に入って変化が一つ。なぜか、この時期日本人ラッシュなんです。フランス人には｢日本も９月が年度始めでしょ｣なんて言われますが実際のところは、なぜこの時期日本人が多いのか、???街でも良くすれ違いますが、危な～い!!と思うことがあります。それは、自転車の運転。フランスでは自転車も車両とみなされ車と同じように車道を走り、右側通行。一方通行は進入できません(自転車を降りて歩けばＯＫ)が、何度か自転車で逆行する日本人を見かけては、｢危ない!!」とハラハラ!前回、久々に帰国した際、あちこちにふらつく自転車たちに道を譲る日本のドライバーを多々発見し、しかも怒鳴りもせず待つ様子は禅の精神、と感動!が、こちらではとんでもない!気の荒い人達ばかりなので、頑張って車の流れに乗ることが大切です。…歩行者も赤信号で渡って車を止めてしまうあたり、ドライバーの一人として憤りを感じますが…。

  2002.09.13

• えっ?もうぶどう狩り??

  ここ数日雨が降ったりやんだりで、最近すっかり朝･晩が冷え込むようになり、日中は気温も上がるものの、海水浴は難しくなってきました。例年通り?いえいえ!とんでもない!!例年ならば9月いっぱいはまだまだ裸足にショートパンツ、引き続き海水浴シーズンを楽しめます!･･･が、今年はちょっと様子が違うようで･･･。暑いイメージの南仏でも春夏秋冬はあり、2月末のミモザの開花とともに訪れる春、5･6月はさわやかな青空の下ゆっくり夏に近づく･･･はずが、突然の灼熱の毎日、40度を超える日もあり早々に海開き!ところが7･8月にはこの地域にしては珍しく雨が降ったりしてなんか様子が変。ついには例年であれば9月末に行なうはずのぶどう狩りも8月末に始まってしまう有様。今年のコート･ド･プロヴァンスはどうなるのー??この調子で行けば今年はきのこが期待できる、なんて声も聞きますが。寒さに弱い私はもう靴下なんて履いちゃってます。暑い日々はどこへ??

  2002.09.06

• シラク大統領もヴァカンス

  ちょっと時差があるのですが･･･。先週の頭あたりから、シラク夫妻が毎年恒例、ヴァカンスのため隣町のボーム･レ･ミモザBormes les mimozasへ来ています。先回の大統領選挙で社会党が見事に破れ、目の上(下?)のたんこぶがなくなった大統領、これで景気よくガードループ(仏領の南の島)へ飛んでしまい、今年は来ないかな～と寂しく思っていましたが、いらっしゃいました。ミモザの村の教会で日曜のミサに出席し、握手を求める住人たちでごった返す様子をテレビで見て、ミーハー心から行きたかったと後悔！車で20分も走れば着いてしまうからです。社会党の故ミッテラン大統領は寄りつきもしなかったというここの避暑地官邸は日本でいう、天皇御用達・葉山の別荘でしょうか。有名人が来るということはそれだけで活気に繋がり、地元住民としては万々歳です。去年はパリマッチ(ゴシップ誌)にこの官邸敷地内の浜辺で裸でいる様子をすっぱ抜かれたシラク大統領。｢そんなのいーじゃん｣という仏人がほとんどの中で、全く、有名人は気が抜けられないですねー。まあ、本人は気にしていなかったようですが、そのくらいでなきゃ、大統領は務まらないかな。

  2002.08.30

• 地中海はやっぱり美しい!

  6月末からとっくに海水浴本番なのに、この間になってようやく、今年初めてのシュノーケルをしました。地中海の透明度の高さには(4年住んでいる私でも)毎年驚かされますが、浅瀬でも泳ぐ魚の群れを見ることが出来るのは本当に感動です。人が多い海岸でさえちょっともぐれば小いわしが、岩場へ行けば簡単にDaurade(タイ)に出会えてしまうのは不思議であり、貴重であり。（地中海魚図鑑を入手したいと思いはや＊年、そうしたらもっと魚の名前を紹介できるのですが…。）今年は日中の海水浴はしていませんが夕方7時頃から浜辺へ行き、一泳ぎしたらそのままピクニックというコースが気に入ってます。潮風と波音を感じながら、夕焼けのオレンジに染まる瞬間に摂る食事はまた格別!!(…これ以上続けると皆さんの嫉妬を買いそうなのでこの辺で…笑）海水浴シーズンは浜辺は犬の立ち入り禁止地区になるので人気のなくなったこの時間なら愛犬も自由に遊べるし、日焼けを気にせずにすむしという理由からなのですが。住み始めた当初は真夏でもこの時間帯は寒くて泳げなかったのですが慣れてしまえば気持ち良い!友人と、｢日本人とヨーロッパ人の体感温度は違う!｣と4月の寒空で泳ぐスカンジナビア人を見ながら驚嘆混じりに話していましたが、どうやら、私もヨーロッパ人の体感温度に近づいてきたようです…。

  2002.08.23

• 

  終戦記念日

  ８月１５日はフランスでも終戦記念日で祝日です。この頃、フランスでは日本のように戦争を扱ったテレビ番組が増え、新聞では当時の様子を振り返る老人の話をしばしば目にします。８月１５日の南フランスでのドイツ軍開放のための連合軍上陸地は、キャバレールCavalaire市でした。海岸沿い道路にはその時の記念碑を見ることができます。 私が住む、ここイエールが開放されたのは一週間経った８月２２日、地図で見るとたいした距離も無いのにと思いますがイエールのシャトー跡や街外れを良く観察すると、当時ドイツ軍が立てこもったほら穴跡や大砲の支柱、銃弾の跡などを見ることができ、身震いしてしまいます。その日を経験したおばあちゃんの話は毎年同じですがやはり興味深く、聞き入ってしまいます。ドイツ軍の占領下時は、我が家が一時占拠されたこともあり、当時十代の娘だったおばあちゃんはとても怖い思いをしたと話してくれました。私の日本の祖父母はもういないので、忘れてはいけない事実を直接聞けるというのは、貴重だなとしみじみ思う日でもあります。＊注意；８月１５日は宗教上の祝日、Assomption(聖母被昇天祭）で聖母マリアが亡くなった日です。

  2002.08.13

• 恐るべし１６歳

  実は今１６歳のドイツ人がホームステイしているのですが、このコがとにかくすごい。何がすごいってこの夏最先端を行くファッションでしょうか。日常生活をとやかく言うつもりは有りません、まだ若いし、ご両親の躾も私が考えるものとはかーなーリー、違うでしょう。我が家のやり方と多少異なっても、注意すれば直してくれる柔軟性は若いからこそ。が。ヒモTバックを意図的に見せるだぶだぶJパンスタイルには思わず、「…なんか出てるけど、それ、良いの？」と言いたくなってしまいます。座っているときに後ろからチラッと見えてしまうのは良くあること。しかし彼女の場合は立ち姿勢の時でさえまるみえ！夫と舅曰く。「全く同じスタイルをこの間テレビで見た」…二人とも一体どんな番組を見ているのかと相手にもしなかったけれど姑まで「胸の谷間やおへそを見せるのはもう流行遅れなのよ、今年はお尻！」と言う始末。それじゃあ何？私だけ乗り遅れてるってこと？？かといって私にはとてもこの流行を取り入れる気にはなれない…。写真でお見せできないのが本当に残念です。注：この間その彼女と海へ行ったら注目の的!!トップレスに慣れているさすがのフランス人もびっくりの様子でした。…恐るべし、１６歳!

  2002.07.31

• 日焼けオイル公害？？

  毎日暑い日が続き、海日和です。色白な人たちは痛々しいくらいに肌を焼き、しみ・そばかすも何のその。ところで皆が使う、日焼け用オイルや日焼け止めクリームがちょっとした海岸汚染maree noirを引き起こしているって知ってましたか？大西洋と比べ地中海は八方を大陸に囲まれている為、魚介類の減少著しく、ここ十数年魚を保護しようという運動が起きては漁業組合からひどい反対に合い…を繰り返してきました。驚くべきことに地中海沿岸で食べる魚の殆どは大西洋産なのです！もともと過剰摂取がまいた種なのですが、前述した、海水浴の際使用する大量のオイルやクリームの類も一因であると昨日の地方紙では伝えており、自分も加害者なんだと絶句。その他、プライべートシップやヨットから排出される排泄物やオイル漏れ、ヴァカンス中の慣れない船の操縦者が停船の際のいかりを完全に引き上げずに運行するせいで海草が削り取られたり…等など、想像もしなかった身近な環境汚染･破壊に驚くのみ。…プライベートシップというと別世界の話のように聞こえますが、フランスでは身近な存在で家族･友人で船上ピクニックも気軽に行えるイベント。特に夏は人だかりのできた海岸で隣人を気にしながら…よりも船上の孤島で身内だけで和気藹々…を選ぶのも当然といえば当然。でも。…まだエメラルドグリーンの地中海。とりあえず、美白第一の私としては、日焼け止めクリームが大量に必要な日中の海水浴はやめて夕方から夜に時間を移すことで海を守る一人に参加した気分です。えっ？さすがにbain de minuitー真夜中すぎの裸の海水浴ーはちょっと…（笑）。

  2002.07.29

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