もぬけの殻
あばかんのリクエスト(?)に答えて島の話(第二弾です)昼休み、小学校は『もぬけの殻』だった。今のように給食もありませんでしたが、昼休みはみんな、一時、自宅に帰り、お昼ご飯をそこで当然のように食べていました。おかげでNHKの連ドラは6年間かかさず、おばあちゃんと観ました。今、人気の大奥も昼メロの時間帯に放送していて、それも観ていました。それから、走って、学校に戻って授業再開です。(ギリギリセーフ)今では考えられないお昼休みでした。のんびりしてたなぁ…島の小学生はリッチだった。私もそうだが、冬休みは海苔養殖のバイトでお小遣いを稼いでいました。当時、一日、約300円くらいだったと記憶しています。春先は貝堀(マテ貝、アサリ貝、キヌ貝)等を堀って業者に売りさばきました。男の子は当時、流行ったローラースケートを全員がバイトで買い、翌日、先生に危ないからと没収されてちょっと可哀想でした。私は自転車を買いました。未だに畑の鍬(くわ)を見ると、それは畑を耕すものでなく、私にとっては、マテ貝を掘るための道具なのです。(これは余談です。思い出したので…)6年生の2月、ある人に学校は放火され、全焼した。次の日から、勉強する場を奪われた。島の公民館の2階が6年生の教室になった。1階は警察の捜査本部になっていた。残った講堂は職員室兼4,5年生の教室になり、1,2,3年はプレハブで急きょ、仮校舎が作られた。体験しがたい(?)思い出となった。蓑島は瀬戸内海の最西端にあります。蓑島は今では陸続きですが、昔は本当の島でした。瀬戸内海を拠点とする村上水軍の基地だったこともあります。 遠浅の干潟が続く海岸春は潮干狩り、夏は海水浴が楽しめる自然豊かな海岸です。周防灘に突き出た簑島山を境に西側に漁港、南側に砂浜が広がる。この浜は潮干狩りの名所でもあります。夏は海水浴場として多くの人が訪れます。 春先はこうなります。また、釣り場としても有名で、ハゼ、カレイ、スズキ、メイタなど魚種も豊富です。ワタリガニ、車えび、シャコは毎日、おやつ代わりに食べていました…ふぐなんて、味噌汁の具にいつも入って食べ飽きました。『ほかになにか、ないん?』PS これはトップシークレットなのですが… 島で育っても泳げない奴もいます。(私もです)蓮4044