Mobile Grooming
午後、我が家にやってきたのは・・・移動グルーミング。後ろのトレーラーの中に、バスタブ、トリミング台などが設置してある。我が家は電源を提供するだけでいい。シャンプー&ドライ、爪きり(半額にしてくれた)、我が家のサイズのワンコ2頭(2頭だとちょっと安くなる)で、計75ドル。現在のレートがわからないのだが、日本円だと6000~7000円位だと思う。こちらでは、店舗を構えているグルーミングのお店以外に、このように自宅でグルーミングをしてくれる業者も多い。洗いっぱなしからトリミングまで、サービスの内容も業者によって様々なようである。以前、「(他のワンコを洗った)お湯は使い回ししません。」と記載されたチラシを見たことがある。逆を言えば、「お湯を使いまわししている」業者がいるということなのだろうか。日本ではトリミングサービスを併設している動物病院も多いが、こちらではまだ見たことがない。ちなみに、我が家のかかりつけの動物病院では、セルフウォッシュ(動物病院で飼い主が自分でワンコのシャンプー&ドライする)のサービスがある。ペットのデイケア施設では、トリミングも行っているところが多いようだ。イエローページや地元情報誌の広告欄を見ると、様々なペットケアの業者がずらりと記載されている。どこがいいのかなどの情報は、日本と同じで、お散歩中やトレーニングの合間のオーナー同士の立ち話で収集したりする。ペットショップにもチラシ等が置かれているので、買い物のついでに聞いてみたこともある。今回、月に1度お願いしているトリマーさんの予約がどうしても取れず、この移動トリミングを初めて利用してみることにした。私達がお願いしたのは、ガーデナーのジャスティンさんと同じ会社に登録しているトリマーさん。この会社、フランチャイズ制で、多種多様な専門の個人業者が登録している。フリーダイヤルに電話して、依頼したいことを伝えると、地区の登録業者を紹介してくれる。引っ越してきた当時、不用品の引き取り業者を探していた時、ジャスティンさんの車や名刺に書かれているこの会社のことを思い出し、この会社に連絡したことがある。我が家の不用品を取りに来てくれたご夫妻もジャスティンさん同様、とても感じがよかった。数ヶ月前、この会社が移動トリミングを始めたことを知っていたので、お願いしたのだった。「業者探しは髭のおじさんマークから」が、我が家のお約束となりつつある。(笑)トリマーさんは女性で、テキパキと動く人だった。外からのえぱぱがずっと見ていることも快く承諾してくれた。のえぱぱから後で聞いたのだが、作業中もシェルティーズに絶えず話しかけてくれていたとのこと。話をした感じもいい。もちろん、お湯も使い回しではない。(笑)「髭のおじさんマーク」、今回も間違いなかったようである。が、問題は我が家のほうにあった。「また、ヴェルデくんが何か?」と思われた方も多いかもしれないが(笑)、ノエルさんがやってくれたのである。ヴェルデくん、病院&グルーミングは大得意である。(ただ固まっているだけなのだが。笑)本日も絶賛されたようである。このふたつに関しては、ノエルさんはヴェルデくんの反面教師。最初の爪切りこそ、何がなんだかわからず、じっとしていたらしいのだが、その後が・・・暴れまくりだったそうである。バスタブから逃げ出そうとするわ、ドライヤーの最中には「鬼龍院ノエル」に変身したそうな・・・ついにトリマーさんがギブアップで、ノエルさん、少々生乾きで戻ってきた。2頭で約1時間半・・・早いはずだ。(苦笑)しかも、後片付けをしたトリマーさんが私達に差し出したのは、ビニール袋に入ったノエルさんの落し物・・・バスタブの中でお仕事をしてしまったらしい。私達夫婦の顔から血の気が引いていったことは言うまでもない。毛だらけになりながら、「大丈夫よ~ 気にしないで。」と、笑顔で言ってくれたトリマーさんに、「次回お願いしても、引き受けてくださいね。」と、のえぱぱは懇願していた。トリマーさんを見送った後、家の中に入ると、ノエルさんが生乾きの体でベッドに八つ当たりをしていた。「ノエルさん、13歳になっても、まだ伝説を残すつもりやな。」暴れ続けるノエルさんを見ながら、のえぱぱがつぶやいた。<おまけ>「ノエルさん・・・」(ーー;)「パパ・・・」トホホな顔ののえぱぱの前に立ち尽くすノエルさん。自分が何をしたのか、何となくわかっている様子。ノエルさんが怒られていると思ったのか、ヴェルデくんは心配そう。「お姉ちゃんが怒られるなんて!」いや、べつに怒っているわけではないのですよ、ヴェルデくん。ヴェルデくん、それ、心配とは違うと思いますよ。「お姉ちゃん、ボクも一緒に 謝ってあげますから。」いや、だから、本当に怒ってないってば・・・<おまけのおまけ>今日、パパはこのTシャツ姿でドッグ・トレーニングに行きました。ジャージャーくんのママに、「まぁ~、ここにもヴェルデがいるわ!」と言われ、ご機嫌でした。またボクをダシにして・・・まったく!