笑うに笑えない訴訟社会の弊害
間もなく今お勤めの会社を辞めることになって、会社勤め、というステータスについてくるベネフィットがどれだけありがたやぁ~。と感じるべきものであるのか今頃になって感じているMikaです。さて、今日終えたCFP講座の内容はCommercial Insurance。企業が様々なリスクから身を守るために入る保険ですね。ちょっとその幅に正直びびってしまいました。もし将来自分でビジネスを始めるとすると、どのくらいのCommercial Insuranceに入らなきゃならないんだぁ????賠償責任保障はもちろん、オフィスにかける保険だの、社員の行為にかける保険だの、ビジネス阻害の時の保険だの、リストは延々と続く・・・・。ちなみに私の今の勤め先は知的財産関連会社なんですが、そういう会社は賠償責任保障も他の会社と比べてぐんと高いのに入らなきゃいけないらしいです。コストかかってるんだろうなぁ。(再度、「ありがたやぁ~」)特に企業が賠償責任保障に入るのがさらに大切になってきたのは、やはりわけのわからん訴訟で大損をする可能性が高いからでしょう。マクドナルドのコーヒーでやけどをした人がマクドナルドを訴えてがっぽりお金をもらった、というのは有名な話ですね。アメリカでは第二のマクドナルドになるな、とばかり企業はあちこちに防御の為の「使用上の注意」的なものをぼんぼこ表示しています。テキストにも結構笑える例が載ってました。アイロンのラベル"Do not iron clothes on body."ヘアドライヤーのラベル"Do not use in bathtub, or while sleeping."ゴルフ用カートのサイン"Not for highway use."釘の入った箱の注意書き"Swallowing them may cause irritation."私が一番笑ってしまったやつはコレ。子供用スーパーマンのコスチュームのラベル"Wearing of this garment does not enable you to fly."こうやって常識と呼ばれていたものはどんどん崩れていくんでしょうかねぇ。