カウアイ島 6 1/2 お父さんからのメッセージ
ブレットとのやりとりが終わった午後,今度ペアになったのは,キャシー・B。キャシー・Aとは違って,無口ではないけれど抑制が聞いてる彼女。 ただし,この頃には海を含めた,キャシーA&B,マーベス,ジェインの5人は,今回のクラスのやんちゃガールズになっていたので,毎日大笑いをしていた。 (ぶふぅっ☆ 「ガールズ」とはいえキャシー・Aは50代後半,以下40代で30過ぎの海が一番若かったから,余計おかしいのよ!)この頃には,すっかり 1)キャシー・Aが何かすっとぼけたことをいい,2)海たちがくすくすとかププ~とか笑い出し,3)さらにすっとぼけ度増幅ならびに真剣にキャシー・Aが何かをコメントすると,4)今度はキャシー・Bがたまりかねたように甲高い声でけたたましく笑うという図が出来上がっていた★ ブレットが言うに,『キャシー・Aがスイッチを押すと,キャシー・Bのチェーンソーが回る』・・・だそうだ! 言いえて妙で,さらにおかしかった!! (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!さてこれが今日最後の対人セッション。 アレンがやっていいよとの指示を出すか出さないかで,周囲の人が自分の組みたい人に合図を送り出す。海は,誰とでもいいよ~。 そう思っていたら,キャシーAとB両方がご指名してくれる。でもキャシー・Aとはもうやったので,今回はキャシー・Bと。この練習は,手を使ってエネルギーの滞りをスキャンするもの。 先に海が受け手になった。 最初はどこにも滞りを見つけられないわといっていたキャシー・Bだが,気を落ち着けて再度スキャンするに,首の辺りがおかしいという。そうなのよ! ベッドがふにゃふにゃで,この滞在中ずっと首が痛いのだ。日中のクラスのセッションで直してもらっても,どうせまた同じベッドで眠るからいたちごっこだし。そこをやってもらう。 きもちがええ~。 彼女のエネルギーがふいごで吹かれるようなイメージに乗って送られてくるようになり,そう伝えたら,「そうよ,それを今やってるのよ」という。 あら,そうか♪ 次は海がやる番。手でのスキャンから。彼女の課題の箇所,まずは軽い症状の方から。 しばらくたって問題の箇所へ。 こちらは真っ黒に縮こまって,固まって冷え冷えしてる。重点的に。 表情を見ながら。 しばらくたってから,「何かが足りてない。」と聞こえる。へー。そのまま続けていたら。また海の口が勝手に動いてる。「お父さんが来た。」 その一言で,泣き出す彼女。そこから始まった,一連の話。キャシー・Bの状態を知る人なら,誰もが言えることなのかもしれない。でもあの包み込むようなエネルギーと,何物にも変えがたい大きな愛,あれは海がキャシー・Bに感じられるような類のものじゃない。たくさんたくさん涙を流す。 大丈夫だよ。 大丈夫。彼女のお父さんのエネルギーが離れてからは,海にはそれしか言えない。余計なことを言うと,彼女がぱつんと閉じる。あ~,やっぱりね~。 「海の言葉」では,ああいう効果はでないんよ。納得する。 ミョ~に納得する。クラスの後,キャシー・Bとマーベスと3人で出かけたが,そのときにまた女子3人は,今日起こったことをぎゃぁぎゃぁと話していた。そしてマーベスが,キャシー・Bに,「やったわねあなた! これで課題はクリアしたわね!! 海が完璧な仕事をしたわね~!」 などといっている。そしてキャシー・Bも,「そうそうまったく! 海にはしてやられたわ!」なんていってる。海は・・・。 そうか~い? (・∇・)? 例によって笑っているだけでした★ でも実は,キャシー・Bが言ったのは上述したことだけではなくて,「『お父さんが来た』ってパートから後は信じてないわよ。 ゴニョゴニョゴニョ。」マーベスは「あらそうなの? でも来てくれたのならいいじゃない。」 といっているし,海もそう思った。でもこういう反応をする人,2人に1人はいるのだよ。(50%じゃん!)そうして,それが海が自分に「そういう能力,やっぱりないんだろう。 下手したら自分で作り上げてるんだろう。」 と思わせる要因となり,「自分はナントカだ」といえない理由なんだよな。気にしいなのだから仕方ないけれど,100%の評価を得られないと,まだだめか,どこがだめかと粗さがしをしてしまうのだった。だってさ,確固たるモノとして目に見えるものは,万人から見て同じものに見えるわけでしょう?「キリン」を「ゾウ」と言う人はいないわけだよね。ただこれも,彼女が全てに対してこの手の反応をする人だと分かったので,まぁそういうもんかと。抱えた思いや疑問はツルンと滑りぬけて,ま,それならそれでいいや。 だっておいらはただの人だも~ん☆ (これは海の強力な避難場所~♪) 不賛成や非難をいただいたときのほうが,自分をじっくり考える時間になるのは間違いないね。それに自分に属さないお褒めをいただいたときって,なんとも不思議だし。 受け取るとか受け取らないとかのレベルの話じゃないんだよ。だってただそれが起こって,たまたまそこで海が何らかのかたちで作用して,その人がますます幸せになるように自ら立ち上がっただけだもの。受け手の回復がプラクティショナーに何の名誉をもたらさないと同時に,受けての無回復がプラクティショナーに何の責めをもたらすこともない。これはQTをするにあたって,海が常々素敵だと思うところ。自己の “WELL-BEING”(安寧, 幸福; 福利; 健康)は,自己にかかっている。シンプルだね! これ以上シンプルなことってあるだろうか♪