Candy Candy
ここ最近、私たちがはまって見ているYou tubeの映像がアニメのcandy candy先日、おさむと昔のアニメって懐かしいね~とyou tubeで検索していてcandy candyのシリーズが最初からアップされていたので、なにげなく、見てみたのです。随分昔に見たことはありますが、内容はほとんど覚えていなかったしまあ、いわゆる少女マンガ。今見るとそうたいしたことはないだろう、と軽く見てみたら、予想外に、どんどん話に引き込まれてしまって、とまらなくなってしまいましたもちろん、いかにも少女マンガで、乙女チックなところも多々あってそれはそれで笑えてしまうのだけど、何よりこの主人公キャンディが素晴らしいどんな逆境でも、けして明るさを失わず前向き。また困難を乗り越えるために、次々と浮かぶアイデアの素晴らしさ。そして、自分を犠牲にしてでも、周りの人々を助けるやさしさと強さ。今、まだ25話ぐらいのなのですがその中で一番感動したのが、メキシコでのお話。キャンディは、慣れ親しんだ孤児院を出て、ラガン家に引き取られ、そこでいじめにあって、結局、遥か遠いメキシコへの農場に働きに行かされることになります。愛するアンソニーとも別れ別れになり、極悪非道なメキシコ人のガルシアとメキシコへの旅が始まります。メキシコの農場では、過酷な労働が待っていることになっていました。ところが、キャンディのすごいところは、そんな状況であっても森や自然の美しさに感動したり、動物たちに出会って喜んだり。愛するアンソニーと別れた辛さや、これから、自分が過酷なところに行かなければならないことなんて微塵も感じさせない明るさで、心からそれを楽しんでいるのです。まさに、過去にも未来にも生きていない「今この瞬間」に生きているんですねまた、キャンディと一緒に旅することになった貧しい家族を助けるためにアンソニーからもらった大切なバラを売り、自分が助かることは全く考えず、その家族を助けるのです。そして、キャンディは、その極悪非道なガルシアに対しても、惜しみない愛を注ぎます。彼が、ヘビにかまれたら、すぐに口から毒を吸って助けたりパンを焼いてあげたり、食べる前には祈ることを教えたり。すごいなあと思ったのは、孤児院を去る時に院長先生からもらった大切なクロス(十字架)をガルシアにあげてしまうこと。「これを見たら、食べる前に祈るということを忘れないでしょう」と。大切なものを大切な人にあげるのはわかりますが自分に対してひどいことをした人に対しても、同じように接することができるのはまさにマザーテレサの精神レベルなのですね。実際、ガルシアは、そんなにキャンディに助けられたにも関わらず盗賊たちに襲われた時に、自分の命を助けるためにキャンディを盗賊たちに引き渡します。そして、自分一人だけ逃げるのですが、その途中で、キャンディからもらったクロスがポケットから落ちるのです。それを見た瞬間、はじめて「おれは何ということをしたのだ」と、自分のやったことに気づくのでした。この部分もよくできているなあと。長い間、その人が持っていた人格や考え方は、なかなかすぐには変わらないこともあります。でも、その人が本当に愛を受けていたならいつか必ず、そのことを思い出すことがあるのだということ。マザーテレサの言葉「それでもなお、人を愛しなさい」その言葉が胸にしみてきます。そして、ガルシアはキャンディを助けるために盗賊たちの元に戻ります。『これは、俺が生まれてはじめて、人のために何かをした時なんだ』もう感動~~キャンディを見ていると、やさしさや慈愛を持つこととともに、本当に人のために何かをするためには何よりも精神的な強さが必要なんだということを教えられます。また、人を許すということの大切さ、自然を愛することの素晴らしさどんな時でも周りの人々や生き物たちに光を流していくことの大切さ、いろんなことをこのアニメは伝えていました。こんな素晴らしい話だったのですねちなみに、こちらがyou tubeの第18話(その1)メキシコでのお話。こちらはCandy Candy第1話。うーん、しばらく、はまって見てしまいそうです~(今度は少女マンガだなんて、われながら、何でもありの自分にも驚きますが)@pisaq,PERU