バルセロナ 食とアートと音楽と
スペイン9日目。前日の夜からバルセルナに3泊したのですが今回は2日分まとめてアップします〜。今回のバルセルナはホテルではなくアパートメントでした。グラナダでの宿泊も、アパートメントタイプだったのですが普通のビルディングをホテルとして使っているだけで一般のホテルと同じく、~~ホテルという表示もあり1階には受付もありましたがここは、一般の人たちが澄んでいるアパートの一室をオーナーが貸し出しているというものでした。Booking comでは、そのあたりの違いがよくわからず到着した日の夜は、管理の人が来るのを待っていなければならなかったりけっこう面倒でした。部屋は2ベッドルームで6人まで泊まれるので広くてきれいでしたが、内装はごく普通のアパートという感じです。料金は前回、バルセロナで泊まった4つ星のホテルよりも高いのでこれなら普通のホテルの方がよかったかもですがバルセロナに住んでる気分にはなれました。そうそう、グラナダで日本人ギタリストの人と広場で出会い少し話をしたのですが、彼曰く「バルセロナが東京なら、グラナダは鳥取ぐらい物価が違いますよ」とのことでした。ちなみに、その方はフラメンコのギター修行にグラナダに住まわれているそう。とても親切にいろいろ教えてくれました。さて、この日の朝はお昼近くになって、ゆっくり起きてから近くのフレンチ風のカフェへランチに行きました。カフェと言っても、ちゃんとしたレストランでサービスもよく料理も凝っています。前菜のキッシュとメインのたらとポテトのグラタン。 それから、タクシーでミロ美術館へ、ミロは昔、たくさんの作品を見ていたせいなのかそれほどの感動はなかったのですがのんびり見て回ることができました。それから再び、タクシーで戻り夕方、ネットで見つけたバル、Ciudad Condal に出かけます。カウンターに魚介やピンチョスや様々なタパスが並んでいます。テーブル席もあるのですが、ちょうどカウンター席が空いたのでカウンター席に座り、オーダーすると貝や魚などはそれから調理してくれます。私たちは、イカのグリルや、マテ貝ししとうのようなピミエント パドロンという野菜いわしの酢漬けやフライなど頼みましたが、どれも新鮮でおいしい。 特にマテ貝を焼いたのは、とてもジューシーで味付けもよくて普段、貝はあまり食べない私ですがこれを食べたくて、次の日もまたこの店に来てしまったほど。この日のバルセロナはメルセ祭りという大きな祭りの日でその一環として、カテドラルの前に特設ステージができていてリセウオーケストラの演奏が始まっていました。身動きが取れないほど、たくさんの人が集まっています。この日の夜はカタルーニャ音楽堂で、フラメンコ&オペラのチケットを取っていたのでオーケストラは30分だけ聴いて、それから音楽堂へ。ここはNYで言えば、カーネギーホールという感じかしら。建築家モンタネールの作品です。音楽は、男女のオペラ歌手、男女のフラメンコ歌手チェロ、バイオリン、ギター、カホン、フラメンコダンサー3人という組み合わせ。意外にも音響が悪くて、ボーカルとギターだけ、などの時はいいのですがグループで音を鳴らすと、音がダマになってクリアに聴こえてこない。トマティートの時は、とても音響がよく、すべてがクリアに聴こえていたのでこの差は歴然でした。アレンジも今ひとつで、みんなが一斉にソロを取っているかのようなよくわからない感じ。オペラのカルメンの『ハバネラ』を、最初オペラ歌手に合わせてクラシックで演奏して次にフラメンコ歌手に合わせて、フラメンコで演奏するなど試みとしてはおもしろかったしフラメンコの踊り自体は素晴らしかったのですが。全体としては、今一つでした。トマティートを見た後なので、そう感じてしまったのかもしれませんが。でも会場はとても盛り上がっていたので、人気のショーなのでしょうね。そして、スペイン10日目、最終日。この日は朝、早起きして、タクシーでガウディのグエル公園へ。去年から入場料を徴収するようになったとのことで事前にネットで予約して行きましたが、私たちが着いた時には誰もいなかったので、特に予約する必要はなかったです。入り口のメルヘンの建物。有名なトカゲ(イグアナ?もしかしてカメレオン?)スペインのあちこちで、このトカゲの置物がおみやげに売られていました。すべて斜めになっている柱。この中を歩いていると、私の身体まで斜めになりそうです。上からの眺め。タイルの模様が全部違っています。 有料エリアだけでなく、無料エリアも広い。予想に反して、ここは観光で写真をバチバチ撮るというよりも半日ぐらい本でも読みながらのんびり過ごすような公園だなあと。タクシーで戻り、ランチした後はアイシャンブラ地区でショピング。いつも旅先で洋服を見たりしないのですが(試着したりする時間がおしいので)この日は時間もあったので、洋服や雑貨店を見て回ります。ある小さな服屋さんに、他には見ないとても素敵なオリジナルプリントの服やバッグがあっておさむがバッグとシャツを買ってくれましたそれから、前日のバルに再び行って、軽く飲んで食べた後ボルン地区をぶらぶら。古い建物や石畳の道に、新しいカフェやお店が混在していてほんと歩いていて楽しい。 路地でトリオが演奏していました。ちょうどスティングの「SHape of my Heart」を演奏し始めてこの場所の雰囲気と溶け込んであまりにも美しくて泣けてきそうでした。ここは、1851年から創業という乾物屋さん。店内を見ていたら、ここの店員さんにペラペラの日本語で話しかけらました。日本に11回も行ったことがあるのだそう。この古い機械で、毎日様々なナッツを挽くんだよと説明してくれました。ここで挽き立てのアーモンドや、オリーブオイルやチョコレートなどを買いました。 それからボルン地区のバルへ。ここで食べたフェデウアというパエリアのパスタ版という感じのイカスミのパスタが印象深かったです。こうして、バルセロナの2日間は過ぎてゆきました。10日間のスペインの旅は、あっという間でしたが充実していたし、それでいてのんびりできたし楽しかった〜。(パワースポットもあったし♪)音楽もアートもいろんな意味で刺激を受けました。(食事も。早速、家でいくつかタパスを作って頂きました)ということで、先日、わが町、ニューヨークのブルックリンに戻ってきてまた新たな日々のスタートです。(やっぱり家にいるのもいいね〜♪)旅日記、駆け足で綴ってきましたが、おつきあいくださってありがとう〜♪