☆NY市場*7日の結果!(大幅続伸)
《NY市場*2月7日の結果》『DAW平均』:15794.08(+165.55)『ナスダック指数』:4125.86(+68.74)『S&P500』;1797.02(+23.59)《シカゴ日経平均先物》円建て;14670.00(+240.00)《為替》;1$=¥102.320(+0.262)《WTI原油先物》;$100.08(+2.24)《GOLD》;$1261.50(+4.30)☆週末7日のニューヨーク株式相場は、1月の米雇用統計で製造業や建設業の堅調さが確認されたことを受けて買われ、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比165.55ドル高の1万5794.08ドルと2日連続で大幅高となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同68.74ポイント高の4125.86だった。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2073万株増の7億6299万株。 雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月比11万3000人の増加と市場予想(18万5000人の増加)を大幅に下回った。しかし、製造業や建設業など、米景気のけん引役となっている業種では就業者数は堅調な伸びを示したため、市場では「景気の中核部分はしっかりしており、腰折れはしていない」(大手証券)と判断された。また、求職者が増えて労働参加率が上昇する中、失業率は低下し、実質的な改善を見せたことも買いを促した。 1月の雇用統計をめぐっては、悪天候が建設業に与える影響が懸念されていたほか、今週初めに発表された製造業景況指数が8カ月ぶりの水準に低下し、米景気に対して強気一辺倒だった投資家の見方が揺らぎ始めていた。それだけに「安心感を与える内容だった」(同)とされる。 このため、今回の結果が米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の出口政策に与える影響は小さいとの見方が一般的だ。ただ、今後の相場の動向を見極める上で、来週11日に行われるイエレン新FRB議長の議会証言で雇用市場の現状認識を確認したい、との声が多く聞かれた。 個別銘柄では、総額140億ドルの自社株買いを実施したと伝わったアップルが1.4%高。2013年10~12月期の利益が市場予想を大幅に上回った新聞・出版大手ニューズ・コーポレーションが急伸した。