☆NY市場*3日の結果!(反発)
《NY市場・9月3日の結果》『DAW平均』;14833.96(+23.65)『ナスダック指数』;3612.61(+22.74)『S&P 500』;1639.77(+6.80)《シカゴ日経平均先物》;13890.00(+560.00)《為替》;1$=¥99.545(+0.155)《WTI原油先物》;$108.42(+0.77)《GOLD》;$1411.90(+15.80)☆連休明け3日のニューヨーク株式相場は、シリア情勢への懸念がくすぶる中、世界的な景況感の改善を好感する買いに下支えされ、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末比23.65ドル高の1万4833.96ドルと小幅反発して取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同22.74ポイント高の3612.61だった。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1859万株増の7億8647万株。 朝方は、米国や中国、欧州の景況感の改善を示す指標を受けて買いが先行。週末にオバマ大統領がシリア軍事介入の開始時期を米議会の承認後に遅らせると発表し、中東不安が小康状態となったことも支援材料となり、ダウ平均の上げ幅は一時、120ドルを超えた。 しかし、ベイナー米下院議長(共和)やペロシ下院院内総務(民主)ら与野党の議会指導者がシリア軍事介入に対する支持を相次いで表明したと伝わると、地政学リスクが改めて意識され、ダウ平均は一時マイナス圏に沈んだ。「シリア情勢は実際に攻撃が始まるまでは不透明感が継続するため、上値を抑える要因になる」(準大手証券)との指摘が聞かれた。 ただ、先月まで相場を下押ししていた米量的緩和の早期縮小への懸念は一服したとみられ、下値も限定的だった。この日発表された米製造業景況指数は市場予想に反して改善。早期縮小懸念をあおる内容ともいえるが、発表後に下値を試す売りはほとんどみられなかった。 個別銘柄では、英ボーダフォンとの米携帯電話合弁会社を完全買収すると発表した通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが2.9%安。また、フィンランド通信機器大手ノキアから携帯電話端末事業を買収すると発表したマイクロソフトが4.6%の大幅安となった。 2日はレーバーデー(労働者の日)のため休場だった。