☆乃木坂46♪3期生、生演奏にユニット曲カバー!(6日間の単独公演で見せた自分たちの色)
☆乃木坂46の3期生が5月9日から14日まで、東京・AiiA Theater Tokyoにて単独ライブを行った。この記事では、10日に行われた2日目の公演の模様をレポートする。開演時刻にチャイムの音が響くと、ステージを隠す幕の向こうからレッスンに励むメンバーの声が聞こえる。彼女たちの「みんないくよ! 5,6,7,8!」というカウントアップでSEが鳴り響き、幕が開くと会場には大歓声が。12人は3期生のオリジナルナンバー「三番目の風」で元気いっぱいにライブをスタートさせた。「ガールズルール」「夏のFree&Easy」とサマーチューンを連投してファンを一気に盛り上げると、最初のMCでは与田祐希が「すごいですね! この調子で盛り上がっていきましょう!」と呼びかける。また伊藤理々杏は「今日は頼れる先輩がいなくて正直不安ですが、最後までがんばりたいと思います。盛り上げるのとかうまくいかないときもあるけど、温かく見守っていただけたらと思います」と客席に語りかけ、大きな声援を集めた。この公演で12人は3期生ならではの色を提示すべく、多彩なパフォーマンスを披露してファンに新たな驚きを与えた。ダンスをフィーチャーしたパートでは「インフルエンサー」「命は美しい」といったナンバーが立て続けに披露され、メンバーは力強い身振りでステージ上を躍動。「ダンケシェーン」では生田絵梨花のパートを山下美月が担当し、優しい歌声を会場に響かせる。また、続くパートで12人は先輩たちのユニット曲4曲をカバー。白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理の曲「偶然を言い訳にして」は山下、吉田綾乃クリスティー、佐藤楓、梅澤美波というチームで届けられ、4人はキュートにダンスを踊ってみせる。また「せっかちなかたつむり」では山下、伊藤、与田、向井葉月、大園桃子、阪口珠美、梅澤の7人が登場し、彼女たちはスタンドマイクを手にワンフレーズずつ曲を歌いつないでいった。岩本蓮加の1人MCのコーナーを経て、ライブは後半戦へ。ここでステージにはバックバンドが登場し、12人は生演奏に乗せて楽曲を届けていく。「何度目の青空か?」で美しいハーモニーを響かせると、続く「きっかけ」ではソロパートのリレーも披露された。この曲を終えるとバンドのメンバーが退場。するとグランドピアノにスポットライトが当たり、大園がピアノの前へ歩みを進めた。彼女が準備を整えると、メンバーは大園の伴奏で「君の名は希望」を合唱する。11人のまっすぐな歌声と1音1音を丁寧に紡ぎ出す大園のピアノに、ファンは静かに熱い視線を送っていた。「君の名は希望」の演奏が終わると彼女たちには大きな拍手が送られ、梅澤は「3期生にとって、チャレンジでした。でも実際に歌ってみて気持ちがよかったし、桃子のピアノも成功したし、最高でした!」と感想を語る。彼女が大園にコメントを求めると、大園は「『止まらなければなんとかなる!』と思っていました。止まらずにできて、よかったです!」とほっとしたような笑顔を浮かべた。大きな挑戦を終えた12人は「まだまだ盛り上がっていけますかー!」と叫び、「ぐるぐるカーテン」でラストスパートをかける。「おいでシャンプー」では「みんな、好いとうよー!」というメンバーの声に会場の熱気が一層高まり、大きな盛り上がりの中でラストナンバーの「思い出ファースト」へ。これは乃木坂46のニューアルバム「生まれてから初めて見た夢」に収録される3期生の新曲で、彼女たちはさわやかな笑顔を浮かべながら曲を歌い上げた。アンコールでは客席の中に設置されたステージに立って「シャキイズム」を歌うなど、最後まで全力で観客を盛り上げた12人。伊藤は「それぞれに壁にぶつかりましたが、それを乗り越えてここに立つことができました」とメンバーを代表して思いを語り「もっともっと成長し、もっとパワーアップした姿をお見せしたいと思います!」とさらなる飛躍を誓っていた。