☆凱旋門賞馬;アルピ二スタがジャパンC参戦を前に故障で電撃引退!英メディア報じる!
☆今年の凱旋門賞馬で、ジャパンカップ・G1(11月27日、東京・芝2400メートル)に参戦予定だった英国馬アルピニスタ(牝5歳、プレスコット厩舎、父フランケル)が、調教中に故障を発症し、引退を決めたと10日、英レーシングポスト電子版が報じた。8日にアジアン・レーシング・リポート電子版が、17日に英国を出発し、フランクフルト経由で19日に日本に到着する予定と報じたばかりだった。10月2日に仏・パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞はモリス騎手が騎乗し、同馬にとってG1・6連勝で制する強さを見せた。同年の凱旋門賞馬が参戦すれば、12年のソレミア(13着)以来となるはずで、プレスコット調教師も日本の馬場への適性に自信を見せていた。■今年の凱旋門賞を制し、ジャパンCに参戦予定だったアルピニスタ(牝5、Alpinista)が一転、同競走を回避し引退することが分かった。英競馬メディア『Racing Post』が報じている。同メディアによると、アルピニスタは調整過程で小さなケガを発症したとのこと。管理するM.プレスコット師は「残念ながら、ほんの少しケガをしてしまいました。JRAが素晴らしい準備をしてくれたにもかかわらず、本当に無念です」とコメントを残した。また、同師は今後について「引退して、生まれ故郷のスタッドに戻る予定です」と語り、所有するK.ラウジング氏のスタッドで繁殖馬になることを明かした。アルピニスタは父Frankel、母Alwilda、母の父Hernandoという血統。2019年7月にイギリスでデビューし初勝利をあげ、2021年7月のランカシャーオークスで重賞初制覇。この勝利を皮切りにG1の連勝が始まり、凱旋門賞やサンクルー大賞を含むG1・6連勝を果たした。通算成績は15戦10勝。■凱旋門賞馬アルピニスタ電撃引退に主戦・モリス騎手やスタッフが感謝のツイート 「思い出をありがとう」10日に電撃引退を発表した今年の凱旋門賞馬アルピニスタ(牝5・英=M・プレスコット厩舎)の主戦を務めたルーク・モリス騎手(34)らが感謝のコメントを発信した。アルピニスタは来年春の繁殖入りが決まっていて、引退レースとしてGⅠジャパンカップ参戦を視野に入れていたが、直前に故障が分かり、引退を決めた。モリスは10日に「思い出をありがとう」と、凱旋門賞を制した後に同馬と顔を寄せ合って喜びを分かち合う写真をSNSで配信。また、同馬のグルーム(世話をするスタッフ)を務めるアナベル・ウィリスさんも「一緒にいれた4年間は喜びでした」「あなたは女王として引退し、そして偉大な母になってね」とハートマーク付きのメッセージをつづった。2人の言葉に競馬ファンは感謝や賞賛の言葉で新たな門出を祝っている。