☆NY市場*29日の結果!(全面高)
《NY市場・6月29日の結果》『DAW平均』;12880.09(+277.83)★『ナスダック指数』;2935.05(+85.56)★『S&P 500』;1362.16(+33.12)★《シカゴ日経平均先物》;9105.00(+170.00)★《為替》;1$=¥79.4825(+0.0625)《WTI原油先物》;$84.87(+7.18)★《GOLD》;$1598.60(+48.20)★【1】☆週末29日のニューヨーク株式市場は、欧州連合(EU)首脳会議が深刻化する信用不安への対応策で合意したことを好感して急反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比277.83ドル高の1万2880.09ドルと、今年2番目の上げ幅で大幅反発して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は85.56ポイント高の2935.05。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億8769万株増の10億9059万株。 この日は欧州株も全面高となり、外為市場でユーロが買われるなど、リスクを取る動きが活発となった。 同日閉幕したEU首脳会議は、金融安全網である欧州安定機構(ESM)の運用柔軟化に合意。金融支援を要請したスペインには、政府を通さずに銀行に直接資金を投入することが可能となる。これを受けて同国の国債利回りが低下。株式市場の警戒感が薄れ、買い進まれた。市場では「即効性のある対策はないとみていた市場にとってインパクトは大きい」(日系証券)と受け止められた。 また、欧州中央銀行(ECB)の次回理事会は7月5日。「どう動くのか注目したい」(同)と、利下げなど金融緩和策への期待する声があった。 ダウ構成銘柄はほぼ全面高。バンク・オブ・アメリカが5.7%高、ユナイテッド・テクノロジーズが4.0高%など。一方、JPモルガンは0.4%安と、ダウ構成銘柄では唯一値下がりした。【2】☆29日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は277.83ドル高の12880.09、ナスダックは85.56ポイント高の2935.05で取引を終了した。欧州連合(EU)首脳会談で、1200億ユーロ規模の成長支援策、域内銀行を一元的に監視・監督する制度へ取組むこと、そして欧州金融安定メカニズム(ESM)が2013年から直接銀行に資本注入できるようにすることなどが合意された。欧州市場が大幅上昇となった流れを受けて、米国株式相場も終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や資本財が上昇する一方で、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが軟調。住宅メーカーのKBホーム(KBH)が決算が予想を上回り上昇。ビール醸造のアンハウザー・ブッシュ(BUD)は、コロナで知られるモデロ社の未保有分株式を取得し完全子会社化することを発表して上昇した。一方で携帯端末のリサーチ・イン・モーション(RIMM)やスポーツ用品のナイキ(NKE)が相次いで冴えない決算を発表して軟調。自動車メーカーのフォード(F)は欧州での売上低迷を理由に業績下方修正を発表して軟調推移となった。なお、主要株式指数の6月のパフォーマンスは4%弱の上昇となったものの、4-6月期で見ると2.5-5%の下落となった。