続・・蜜蜂(みつばち)・・12・・
・・・・子供の頃飼っていたミツバチの話を書いています・・・採取した蜜は季節によってかなりの個性があります。物によっては個性・・・を超え、癖!と言う表現が合う物まであります。これは蜂が採取した花の種類による物です。お馴染みのレンゲやミカンなどでしたら、香りも素晴らしく又味もよい物ですが、栗やカボチャとなると話は一変します。カボチャや栗の花は沢山の蜜を分泌し、当然蜜蜂は群がって採取します。ところがこの密は実に臭い!のです・・・色も黒っぽいですし、個性を尊重するのであれば良いのですが、一般的にはそのままでは売り物にはなりません。私は花を追いかけて蜂を移動する事はしません。いわゆる定置という飼育法で、地元で咲く四季の花が密源となります。蜂は実に巧みに花を探してきます。時として花以外からも餌を採取します。例えば、公園などのゴミ箱の中に捨てられたアイスクリームのカッブなどです。このカップに残っているアイスクリームを舐め,花蜜の替わりにしているのです。その他にも野菜畑の花や街路樹、庭先の園芸の花などからも蜜を集めます。ですから色々な味や香りの蜜が集まるのです。では個性が強すぎる蜜は捨てるのか?いえ、とんでもない、りっぱな蜜ですから売れるように加工する訳です。これは私が実際に確認した事ですが16歳の頃です・・・続く・・・ル・パスポートのホームページはこちらル・パスポートのホームページ 人気blogランキングへ