ぴあのピア 121
「幸福な神童メンデルスゾーン」誰もが知る“結婚行進曲”を書いた人、今週からメンデルスゾーンの始まりです。才能・財力・家族全てに恵まれた音楽家と言われるメンデルスゾーンは1809年ドイツ・ハンブルク生まれ。裕福な銀行家の息子として生まれました。音楽や文学を愛する母レアに5歳からピアノを教わり、10歳で本格的に作曲とピアノを習い才能を開花させていきます。ベルリン郊外にあった邸宅は、広さ20ヘクタール敷地内には乗馬の出来る公園や、数百人が入れるホールもありホールでは日曜コンサートも開いていたそうです。広さを比較するときに良く使われる東京ドームは46,755平方メートル1ヘクタール= 10000平方メートルだとの事(そうだったっけ?笑)20×10000=200000平方メートル 東京ドーム4個分以上だぁ!!息子の天才に気付いた父親は、自宅で定期的にコンサートを開きます。名だたる文化人が集まり、メンデルスゾーンの自作自演を楽しみました。詩人ハイネは、「音楽上の奇跡」と褒め称え大詩人ゲーテには、16日間に渡り毎日6時間ピアノを弾いて聞かせ「若き友 偉大にしてかつ繊細なピアノの達人」「魔法使いのほうきが楽譜の上を飛び回れるなら、それにまたがり音楽の世界を飛び回ってごらん」「神童にして円熟した芸術家」と才能を賞賛されています。人望も厚く、年下のシューマンは「仰ぎ見る山のような存在」と評すほど。11歳で60曲以上作曲し10代にしてその名はヨーロッパ中に知られていきました。今日の曲は「ロンド・カプリチオーソ」 天才ぶりを示す15歳のときの作品。 題名のロンドは軽快な舞曲の形式。カプリチオーソは、気まぐれ・気ままと言う意味。緩やかな序曲と軽快なロンドの2つに分かれています。シューマンと親友だった事は、先週までの放送で知ったばかりですがそれにしても大変なお家のご子息だったのですね。ビックリです。この放送を観た方はもう一つビックリしている事と思いますが13歳のメンデルスゾーンの肖像画!!!!美しい少女のようです。柔らかく美しい顔立ちに加え、髪は長くたて撒きカール。。美少女としか思えませんでした。私はメンデルスゾーンの曲では、狩の歌をレッスンしていましたがこんな美しい人の曲を弾いていたのか・・と改めて驚いています。もう一度さらわなくては(*゚ー゚*)ポッ ピティナで試聴できます♪ →ロンド・カプリチオーソ ←ポチッとお願いします♪