天使の片羽
高岡さんのルチル新刊『天使の片羽』を読みました。この作品は『天使の啼く夜』『天使の爪痕』のスピンオフ作品で、今回は田宮の世話係り・志水と、このシリーズのダーク部分である加治の息子・陽一の物語。(前作感想はここ)陽一は『天使の爪痕』に出てきたホスト君ですが、3巻目の出だしはまだ高校生。裕福でも家庭環境に恵まれない彼は無気力で自暴自棄。そこへ塾講師だった志水が偶然家庭教師に雇われ、陽一は即フォーリンラブが、志水の両親の死に陽一・父が関わっていたため上手く行かず・・ハッピーエンドにたどり着くまで約7年が経過。ひたすら先生を慕う陽一の健気さと可愛さが切なかったです。この物語は志水がクールな眼鏡キラ~ン男で陽一より長身。なので一見<攻>タイプですが・・実はガッツリ年下攻。背が受より低い攻は珍しいので、身長下克上は新鮮でした~。さて、このシリーズは奈良さんが挿絵担当だったお陰で3冊読破できましたが・・最近の奈良さんカラーは以前と微妙に色が違うような・・??何だかビビッドになった??ちなみに最近イラスト買いしたのはこんな本。 いずれも内容は△でしたが・・表紙が何だかキラキラしている~~。中の挿絵も線が濃くなっているというか・・正直以前のボワ~とした色と線の方がよかったよーな・・。とはいえ、画像の3作品表紙は嫌いではないです♪でもちょっと俗っぽくなった(?)気がするのはアタシだけでしょうか~~。