モンキートラッキング
からすの学校・第5回は、スノーシューを使ったアニマルトラッキングアニマルトラッキングとは、動物の足跡や痕跡を追いかけて、行動や生活を探ることです。冬の烏川渓谷緑地にはどんな動物が生活しているのか、昨年開園した森林エリアで、スノーシューを履いて歩きながら調べてみましょう。 …ということで、からすの学校のアニマルトラッキングに行ってきた。最初はスノーシューの使い方の講習から。登りではかかとをフリーにし、斜面ではヒールアップ(メーカーによってはないものもある)をセットする。下りやトラバースの場合はかかとを固定する。ストックは登りは短く、下りは長くする。ストックをついたとき、みぞおちに来るのが適正な長さ。 烏川渓谷森林公園には猿が多い。いたるところに猿の足跡が付いているし、湯気の出るようなウンチも落ちている。 ここで講師の岸元さんが猿の生態について話してくださった。猿は熱帯、亜熱帯などのあたたかい地域で住んでいる。雪の中にすんでいるのは特殊で、日本の他にはヒマラヤに住む猿がいる。CMで有名な温泉の猿はスノーモンキーと呼ばれている。日本の猿はシッポが短いが、類人猿以外の猿のシッポは長い。ニホンザルのシッポが短いのは寒い地域で、シッポが長いとしもやけになるのでそれで短く進化したとか…。これは本当かどうかは定かではない(^^。 歩いていると若い木の芽が食いちぎられ、タラノメが食べ尽くされていた。猿も冬を乗り越えるために必死ですという言葉には説得力があった。このほかにリスの足跡もみたけど、山の中はどこも猿の気配が色濃く漂っていて、なんだかこの日はモンキートラッキングのような日だったなぁ。