「ウェブ進化論」から「セカンドライフ」へ
去年の今頃「ウェブ進化論」という本を読んでかなり刺激を受けたのが記憶に新しいのに最近、また耳慣れぬIT用語を耳にするようになりました。「ウェブ進化論」ではgoogle,amazon,wikipediaあたりに注目していましたが、この本には書かれていなかったものでyoutube,second lifeがこの頃気になる。youtubeは動画を公開できるスペースで先日は「しゃべるスズメさん」をテレビニュースで見た後、探すとその映像がありました。 さて、second lifeですが、初めは団塊世代がいっせいに定年を迎えることが話題になっているからてっきり、そーゆー関係のものだと思っていましたが、実はインターネット上に3次元空間を作り出し、そこに誰もが参加できて好きなことができるというサービスをリンデンラボ社が始めたというもの。 本を読み終え、早速昨日、登録をしてみました!セカンドライフでは自分の分身、アバターというものが好き勝手に暮らすことができるのですが、最初にアバターの名前を登録して、自分自身の外観を選択します。(ここではあまり種類がないけどあとで変更もできるらしい)ま、普通の登録のように生年月日なども聞かれます。セカンドライフの中身はちょうどmixiのような感じです。ただ、3次元なのでリアリティがあります。まだ始めたばかりなのでどんなことができるのかこれから試してみますが、では本の内容についてちょっと紹介しましょう。個人が参加しコミュニティを作り情報を発信、共有するという点ではブログやmixiに似ていますが、ひとつ大きな特徴としてセカンドライフでは仮想通貨、リンデンドルというものがあってそれをこの世界内で使うことができるというもの。ほしいものがあったら購入できる。たとえばアバターに着せる服とか3次元だから自分の部屋の家具とか。しかし、買うためにはお金が必要ですよね!というわけで自分でお店をオープンして「何か」を売ればいいわけです。それは現実の商品でなくてもいいわけでアイデア次第では大もうけができるのですよ!「なーんだ!でもそれって単にセカンドライフの中だけで現実味がないじゃん!」と思われるでしょう?それがなんとこのリンデンドルは実際の通貨と換金可能らしいのです。で、アメリカの議会じゃ、それに課税すべきかどうかまで問題になっているそうな。まだなんだかピンとこないでしょうが、すでに参加している企業もたくさんあります。中でもNISSANが自動車の自動販売機なるものを公開したところ、大変な反響があったそうです。ヴァーチャルな世界であってもやっぱり家がほしいとか車がほしいとか思うものなんですよね~また、インテルがデザイナー数人をニューヨーク5番街が見える高層ビルの中に72時間閉じ込め、セカンドライフ上に現実の街をそのまま3Dで描き出していく過程をリアルに公開してこちらも大反響があったそうです。何もなかった空間に実際の街並みがだんだんと作り上げられてゆく過程を一緒に眺めるのはわくわくするものでしょうね!ある大きなホテルはまだオープンしていない建物の中の細部までをセカンドライフ上に公開しているそうです。さてその目的やいかに?もちろん宣伝でもある。しかし、多くの人の目に止まりフィードバックも得られるということは開店以前に変更可能なアイデアを企業が獲得できるというメリットがあるのも事実です。現在600万人以上が参加しています。普通のメンバーになるのは無料。プレミアム会員になるにはお金がかかりますが、企業などの広告費を考えると安いものだと思います。これからどんな展開をしてゆくのかおもしろそうですね!ただ、現在はまだ日本語に対応していないのが難点。それとアバターの外観もあまりかわいくないし、名前も限られています。まだまだこれからという感じですが、とんでもなく大きな流れがやって来るように思うのですが・・・セカンドライフホームページセカンドライフ参入支援サイト―メルティングドッツ(この本の著者が運営)