「足るを知る」生き方
今の世の中は、100年に一度の大不況と言われていますが、一体この先どうなってしまうのだろう?今、誰もがそんな不安や恐怖を持っていることと思います。おそらく今現在、そしてこれから来るであろう深刻な事態を、正確に読める人などいないのではないかと思います。先日、朝倉 慶という人の、「大恐慌入門」という本を読みました。現在何が起こっているのか、そしてこれから何が起こりうるか、とても分かりやすく書かれた本でした。しかし、その一方で、事態の深刻さへの理解が深まれば深まるほど、これから起こりうる事態への恐怖は募るばかりでした。本の内容を冷静に読み解けば、世界の破綻は免れないと思えます。テレビでお気楽な未来の展望をしゃべってる経済学者の方々は、その深刻さから目をそらしているのか、本当のバカなのか分かりませんが、かなりピントがずれていると思えてなりません。今、安部芳裕という人の「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」と、「日本人が知らない恐るべき真実」という本を読んでいます。ユダヤ系秘密結社とか、フリーメーソンとか、イルミナリティとか、陰謀論者の妄想と、全くこういった内容のものを認めようとしない人も多いのですが、信じるか信じないかは個人の自由として、こういう内容のものも知っておいて損はないと思います。この辺りの内容は、我々の生活レベルからは全くかけ離れておりますので、はっきり言ってどーしょーもない世界の話なので、この場で熱弁をふるったところで、妄想癖を疑われるくらいですので止めておきます。が、それでも世の中のいろいろなことを知った上で、自分の立場に置き換えて、どのように考え、どのように行動すればよいのかという、自らの指針とすればよいのではないかと思います。いずれにせよ、やはりどう考えても、世界の経済の悪化は避けられないと思われます。では、そんな世の中の中で私たちはどのように生きていけばよいのか?それは、生き方の価値観を、改めて見直してみることだと思います。何が本当に大切なのか?何を本当に大切にすればよいのか?どのような生き方をすれば幸せになれるのか?ここで重要なのは、自分を中心に考えるということです。カッコつけて、世の中のために、人のために、とかはまずは置いておいてください。まずは、自分が幸せに感じることが重要です。今世界が狂ってしまったのは、すべて「お金」を中心に世の中が動いているからです。「お金」がすべての社会になってしまったからです。そこは、もっと、もっと、もっと.....という、欲望の底なし沼です。もうすぐ、お金では解決できない世の中が来ると思われます。どんなにお金を持っていても、役に立たない社会がやってくると思います。その時、世界は終焉に向かって一気に加速を始めるでしょう。あっ、これは私の勝手な妄想なので気にしないでくださいね。にしても、今どのように人生の価値観を変える必要があるのか?それは、「お金」に偏りすぎたものの見方・考え方を変えることです。これが本当の「CHANGE(チェンジ)」だと思います。あれが欲しい、これが欲しい、お金がない、時間がない.....。本当にそれほどまでに欲しいものなのでしょうか?それは、本当になくてはならないものなのでしょうか?それを手にすることで本当に満たされるのでしょうか?では逆に、あるもの、持っているものを考えてみてはどうでしょうか?お腹が空ば何か食べるものがある、寒くなれば何か着るものがある、雨風をしのげる家がある、暗くなれば明かりがともせる、毎日お風呂にも入れる、オンボロでも車がある、薄型ではないけどテレビがある、洗濯機もある、電子レンジもある、冷蔵庫も、ストーブもエアコンも、自転車だって、ゲーム機だって、パソコンだって、携帯電話だって、な~んでも持っています。そして、温かい家庭だって、愛し合える家族だって、信頼しあえる友だちだって、よ~く考えれば、何でも持っているんです。そりゃ~立場が違えば、すべてとはいきませんが、よ~く考えてみれば、私たちは様々なものを持っているんですね。もっと新しいものを、もっと高性能なものを、もっとデザインのかっこよいものを、もっと.....。その欲望が、今までの経済社会を発展させてきましたが、一方で、世の中を狂わせてきたのも事実です。「足るを知る」日本には、こんな素晴らしい言葉があります。今、この言葉の意味を深く理解する最高のチャンスではないでしょうか。そして、世の中を良い方向へシフトしていく重要なタイミングではないでしょうか。家族との愛情や、友だちとの信頼関係などには、本来一銭のお金も必要ありません。もっと自分の中の、自分の周りの、小さな小さな幸せに目を向けることが大切なのではないでしょうか。自分が満たされるときって、それは決して「お金」の力だけではありませんよね。自分が満たされているとき、自分以外の人への思いやりが生まれます。「足るを知る」ことで、自分が満たされ、自分が満たされることで、思いやりが生まれます。自分が満たされた人が増えることで、思いやりの連鎖が生まれます。どうかモノや金ではない、自分の周りの小さな小さな幸せに目を向けてみてください。時間はすべての人々に平等に与えられています。その時間をどう使うかは、個人の自由です。お金は持っていなくとも、時間はみんな平等に持っています。わかりますか?この意味が?話を元に戻しますが、これからとんでもない世の中がやって来ます。必ず来ます。その時、どう生きるか、どう対処していくのか、すべての人々が考える必要に迫られます。生き方の価値観を変えなければ、生きられない時代がきます。今までの「お金」に偏りすぎた考え方を変えなければ、その間 もがき苦しむことになるでしょう。そのことに気がついて、価値観をチェンジできた人だけが、幸せに生きることができるのだと思います。でも、人間の価値観なんて、すぐに変えられるものではありません。長年慣れ親しんできた、居心地の良い考え方が、それはそれは楽で気持ちが良いです。それでも、変えざるを得ない時が来るようです。強制的に変えさせられるのと、覚悟を決めて自ら変わるのとでは、大きく結果が違ってきます。私は、本を読むことをお勧めします。今からたくさん時間ができる人が増えるでしょう。そうでない人も、本をたくさん読むことを勧めます。時間ができれば、とにかく本を読むことを勧めます。できれば、良書がいいですが、初めはジャンルは何でもいいです。だんだん感性が磨かれて、自分に一番ピッタリの本に出会うようになります。本をたくさん読むことで、自分の中の新しい価値観に出会ってください。テレビはウソばかりです。テレビの中や自分の周りの自称?評論家もデタラメばかりです。自分勝手な価値観で凝り固まっています。そう、自分の周りは「チェンジ」できない人ばかりだと思ったほうが良いです。「チェンジ」できるのは、自分の力のみです。素晴らしい師匠に出会えれば、それが一番最高です。ですが、その方も、その方の価値観で偏っています。本が一番安全で近道のように思えます。そこから自分の中にいる神様が、きっとヒントを与えてくれると思います。教えを請うのにお金を要求するような宗教団体には決してお金は払わないで下さい。本当の宗教は、自分自身と考えることが大切です。神様は自分の中にいるという考え方がもっとも理解しやすいです。この辺りのお話はまたということで。「足るを知る」 と心得る訓練をする。そして、「生き方の価値観を変える」 努力をする。そのために、「本をたくさん読む」 ことをお勧めします。そして、「自分の中に答えを求める」、その結果、「自分の中に幸せを見つける」 ことができるのではないかと思います。ありがとうございます。