『論争 格差社会』 文春新書編集部編
7月1日(木)『論争 格差社会』 文春新書編集部編論争格差社会こんばんは。Kentです。今日読んだのは「論争 格差社会」様々な論客が、それぞれの立場から格差について語るオムニバス形式です。とかく一元的な見方になってしまいがちな話題だけに、様々な立ち位置からの意見を読むことは面白いと思います。読書の目的:格差について様々な考え方を学び、格差について 考える契機とする読書の目標:一元的な見方をしない。目標T\:設定せず※T\とはTIME×YENの略であり1T\は1時間である。目次第1部 「格差」は本当にあるのか(「格差はいけない」の不毛―政策として問うべき視点はどこにあるのか「みえる格差」と「みえない格差」「規制緩和」と「格差拡大」は無関係だ―「『くだばれGNP』の現代版『くたばれ格差社会』」と言われたら)第2部 ニート=新たな「下流社会」か(希望格差社会の到来―努力が報われる人、報われない人ニートがそれでもホリエモンを支持する理由そんなにいるわけない!ニート「85万人」の大嘘 ほか)第3部 「格差社会」を生き抜くために(格差批判に答える―日本人よ、「格差」を恐れるな一揆か、逃散か―格差社会と「希望なき時代の希望」「勝ち負け」の欲望に取り憑かれた日本―「不平等ブーム」の中で ほか)感想:最後の日垣さんの文章がとても面白い!!ま、それは置いときまして、こういうオムニバス形式だと読みやすい文章を書く方、そうでない方。自分と意見が合う方、そうでない方。色々います。私自身は格差というのは身近に感じていたものだけに、あって当たり前のものだという気持ちでいました。プライベートな部分なので、あまり詳しくは書きませんが、うちの従兄弟は金持ちで、私たちは一般家庭で育ったということ。同じ祖母を持ち、親同士が兄弟でありながら片や金持ちで片や普通。そこには明らかに格差がありますからね。ただ生まれた家庭が違ったというだけで。まあそういったこともあり、格差は当たり前だと思っているので格差は政府の政策が悪いからだ!!というヒステリックな意見には賛成しかねてしまいます。であるからこそ、格差を多面的に見ることが出来るこういった本は良いのではと思います。勿論、中には詰まらない論文があったことも否定はしませんが(苦笑)気になったポイント:特に無し著者紹介:オムニバス形式の為、省略まとめると:<格差とは単純なものではない>↓ポチっとお願いします。