19番の独り言

[か行の作家さん] カテゴリの記事

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  「成功者の告白」　神田昌典著

  5月14日(水)「成功者の告白」　神田昌典著成功者の告白本当に本の世界に入り込んでしまった。カリスマコンサルタントとして名高い著者が、成功者の陥りやすい「地雷」とそれに対処する方法を小説として描いてくれている。起業するしないに関わらず、ビジネスマンとしては絶対に読んでおく本だと思います。なぜならここにある話はどこの職場でも起こりうる話であり、知っていると知っていないでは今後の対処法に大きな影響を与えると思います。特に、仕事の段階によって家庭の不和が子供の病気として現れてしまうと言う下りはひとごととは思えませんでした。あらゆる仕事に通じる本だと思います。この本を読んで色々なことに興味を持ち、そこを深く掘り下げると言うアプローチが良いのではないでしょうか？自分がいての家族ではなく家族があっての自分です。それを履き違えてはいけまへん。↓ポチッとお願いします。

  2008.05.14

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  「あなたの悩みが世界を救う！」　神田昌典著

  5月5日(月)「あなたの悩みが世界を救う！」　神田昌典著あなたの悩みが世界を救う！こういう素晴らしい本に出会えるので読書は止められないのだよねぇ。とのっけから大絶賛でスタートしましたが、一言で言うとカリスマコンサルタントの神田さんの人生相談。だけれどその内容が凄い！！面白い！！為になる！！もう読んでみて下さいとしか言えないね。仕事、恋愛、家庭、子育て色々なヒント満載です。いつものように気になった点は以下の通り。・道徳を語る強者は、自覚なしに、弱者から奪っているという　パラドックス。・この時代、若いと言うだけで、年上にはとてもかなわない能力を　もっている。入社時から電子メール時代で、インターネットと　共に生きてきた世代はそれだけで強み。40代には逆立ちしてもで　きないことが30代には空気を吸うかのようにできる。・残念なことだけど99.99％の人は、「売れる文章」を学んだこと　もないし、存在すらも知らない。そんな状況だから、ほんのちょ　っと基礎を学んだだけで、ある程度、自分の売りたいものを売れる　ようになっていく。・英語の上達法は特定トピック(自分の好きな)について英語で話せる　ようになり、日常会話はその後。・気楽に付き合える、柔軟な団塊世代を、みんな待っている。・損得勘定だけで、どんな家を建てるのか判断して欲しくない。・多くの人が、困難、障害にいたずらに思い悩んでしまうのは、　自分が蝶になる存在であることに気づいていないからなのでは　ないか？読みどころ満載で、本当に悩みが世界を救うように思えてくる・・・↓ポチッとお願いします。

  2008.05.05

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  「川本裕子の時間管理革命」　川本裕子著

  5月5日(月)「川本裕子の時間管理革命」　川本裕子著川本裕子の時間管理革命革命と大げさな表現を使われているけれど、内容は至ってオーソドックスな物。先日紹介したベストセラー連発の勝間和代さん同様、子育てをしながらキャリアを積んでいる著者がコストと時間について語っている本です。薄い本なので1時間程度で読み終えます。とかく我々男性陣は子育てをしながら仕事をされることに対して「大変である」と言う見方をしがちだけれど著者にはそれは大変なことであるけれども決して辛いことではなくむしろ楽しくやりがいがあると語っている。その事だけを取ってしてもどれだけ前向きに人生を生きておられるか分かると言う物。もう少々踏み込んだ物が読みたい気持ちもあるけれど、時間を普段無駄に使っていると思う人には是非読んでもらいたいものだね。いつものように気になった点。・「エレベーターに乗っていたら、たまたまその会社の社長が乗り込んで　くるかもしれない。一階に到着するまでの約三十秒で、担当している　その会社の現状と問題点、解決の方向性をいつでも簡潔にいえるように　なっておくこと。」マッキンゼーにて最初に叩き込まれた言葉。・短時間で密度の濃い仕事を行うには「午後二時までに、これをやり終える」　等数字で明確化する。・色がついたスケジュール表で自分の仕事のパターンを管理する。・「空間コスト」収納スペースもお金を出して買った空間と言う意識　を持ち、無駄なものを捨て、家の整理を行う。自分の一時間のコストを把握してみよう！！きっと時間を無駄にはできない筈さ↓ポチっとお願いします。

  2008.05.05

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  「説得の法則－情報を武器にする」　唐津一著

  4月24日(木)「説得の法則－情報を武器にする」　唐津一著これも面白い本だよ～。説得と言っても相手をむりぐり押さえつけると言うのではなく、相手に納得してもらいお互いが気持ちよく納得できると言うのが重要なポイント。NTTから松下にうつった技術畑の人らしく技術をどのように生かせばこんなに素晴らしい結果を得るって言うところは本当に目から鱗。ちょっとした時に考え方をひねり出す時の参考になるなぁ。参考になったポイント・松下幸之助さんが熱海会談で行った説得。・説得上手は聞き上手・古い脳と新しい脳への訴え方・「実はね」「それはね」を引き出す最近当たりが多くて嬉しい私です(笑)↓ポチッとお願いします。

  2008.04.24

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  「唐津一の日本企業発想の強さがわかる事典」　唐津一

  4月18日(土)「唐津一の日本企業発想の強さがわかる事典」　唐津一成毛さんとの対談をしていた著者。その内容が面白くて早速読んでみました。主に製造業に携わってきた著者なのでその品質管理の方法論や売れる為の発想。海外進出など各テーマについて大いに語ってくれている。正直手元に置いておきたいくらいの素晴らしい内容で堪能しました～。特に面白かった(キラーフレーズ)のは以下のところかなぁ。・故障の原因はわからなくてもようはなぜその故障が直るかが　わかりさえすれば良い。・知るための調査。行なうための調査。これは蛍光灯の販売の例を　だして分かりやすく解説してくれていた。・科学と技術は違う。科学は新しくなければ意味が無いが、　技術のネタは古くても良い。などなどふむふむほーと頷いてしまうような内容でした。日本も捨てたものではないなと言う気にさせてくれる素晴らしい本でした。↓ポチッとお願いします。

  2008.04.18

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  「効率が10倍アップする新・知的生産術－自分をグーグル化する方法－」　勝間和代著

  3月29日(土)「効率が10倍アップする新・知的生産術－自分をグーグル化する方法－」　勝間和代著」悪いことは言いません。とにかく買ってください。絶対に損はしません。出来ればオイラのここ↑をクリックして買ってくれるとオイラにポイントが入るので是非よろしく～。著者はベストセラーを連発しているのでご存知の方も多いでしょう。三人の娘さんを育てながらキャリアアップを重ねている著者のノウハウを余す所無く書いてくれているのでもうそれだけで感謝と言う感じです。とにかく自分にインプットを増やす事。これの大事さを認識して下さい。日々の細かいことから生き方の根本に至るまでヒントが一杯です。オイラが早速真似した事。・Gmailのアカウントを取って自分宛のメールは全て転送するように　設定。・GoogleデスクトップをインストールしてPC内の検索が簡単に。・メーラーをThunderbirdに変更。等など今日から出来ることが満載です。本当に素晴らしい本です。みんなもこれを読んで知的生産性をあげて自分の為の人生を生きましょう！！↓こっちもポチッとお願いします。

  2008.03.29

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  「相場師一代」　是川銀蔵

  ２月２８日(木)「相場師一代」　是川銀蔵相場師一代成功読書術にて紹介されていた本。読んでみてぶっ飛んだ。このレベルの本が３０冊だとしたら凄いぜ。それくらい素晴らしい本だった。勇気をもらったよ。頑張ろうって気にさせてもらえるような、そんな本だった。実は成功読書術を読んでそこに掲載されている本を５冊ほど購入したのでこれからが楽しみだ！！

  2008.02.28

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  「ニッポン社会」入門　英国人記者の抱腹レポート　コリン・ジョイス著

  2月10日(日)「ニッポン社会」入門　英国人記者の抱腹レポート　コリン・ジョイス著「ニッポン社会」入門こういう比較文化論的なものって大好きなんだよね。Amazonの書評で面白そ！！って思って借りてみました。こういう本は得てして「ニッポン不思議」とか「英国最高」とか極端に振れるのが多い。でも著者はそれがどちらにも行き過ぎずに非常に平等に、そして日本に対して温かく記載してくれているんだよね。あっと言う間の読了でしたが、面白かったです。

  2008.02.10

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  「真夏の島に咲く花は」　垣根涼介著

  1月6日(日)「真夏の島に咲く花は」　垣根涼介著真夏の島に咲く花はうーん。ちょっと微妙。垣根作品にしては今まで読んだ中で正直一番面白くなかったかな？ただ期待値が高い分だけ要求も厳しくなっちまうのだけどね。フィジーが舞台の小説。そこでフィジーに家族ごと移住したヨシが主人公。その他フィジー人のチョネやら日本人のアコ、インド人のサティなんかが絡む。フィジーと言うと殆どイメージが湧かなくて南国で何故かゴーギャンの絵が浮かんでくる(あれはタヒチだ！！)(笑)全然予備知識がないんだけれど土着のフィジー人、移住してきたインド人、その他のマイノリティでやはり人種の問題が起こる。普段の生活でさえそんな状況の中、クーデターが起こり世の中は慌しくなる。それに翻弄されつつ、ある破滅に向っていく主人公たち。人種問題やら他国で働く異邦人が政治情勢に翻弄される姿など結構重いテーマを掲げているのにも関わらず暗くならないのはフィジー人の大らかさと言うか何と言うか。その辺りは本作品を読んでもらえば何となく分かってもらえると思う。ただ、冒頭に書いたように何故微妙かと言うと、様々な問題が何となく消化不良な感じがするんだよね。オイラの身勝手な感想かもしれないけれどちょっと終わり方が予定調和すぎるような気がしました。まあその辺も好き好きなんだけどね。

  2008.01.06

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  「チーム・バチスタの栄光　下巻」　海堂尊著

  12月30日(日)「チーム・バチスタの栄光　下巻」　海堂尊著チーム・バチスタの栄光（下）これがデビュー作ですか。。。凄い才能がいたものです。これだけインパクトの強いデビュー作となると例えば薬丸岳さん、馳星周さん、原りょうさんとかの凄い作家しか思い浮かばない。それくらいのインパクトでした。皆さんご存知のように医療現場を扱った作品です。そしてその中の出世競争に全く興味を失った、しかし仕事は出来る医師である田口が探偵役を務める上巻。(調査する内容は心臓手術における死亡事故が3件続いたケースの調査。)田口もインパクトのある役柄だったが、その田口がかすんでしまうようなインパクトのあるもう一人の探偵。変人役人の白鳥が出てきた下巻から話が一気に盛り上がる。白鳥の出てきてからの情報収集の滅茶苦茶さやそれに翻弄される人々を見ながら「一体どんな結末に？」と思っているとあーら不思議、見えてこなかった裏側が見えてくる。その辺りの爽快さがこの作品の醍醐味。ここで冒頭の言葉に戻る。これがデビュー作とはねぇ。勿論、ラストも意外性があり面白かったのは言うまでもない。続編が出ているのでそちらも楽しみだけど本当に面白い小説でした。ちなみに白鳥のキャラが濃すぎるので「これに匹敵するキャラは奥田英朗さんの伊良部先生くらいだな」なんて思っていたら解説にやっぱりそんなことが書いてあって笑ってしまいました。アタマをすっからかんにして素直に楽しみたい小説でした。

  2007.12.30

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  「チーム・バチスタの栄光　上巻」　海堂尊著

  12月29日(土)「チーム・バチスタの栄光　上巻」　海堂尊著チーム・バチスタの栄光（上）やっと読めた～(涙)長かったよ！！待ったよ！！感想は下巻を読んでから！！

  2007.12.29

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  「サウダージ」　垣根涼介著

  12月28日(金)「サウダージ」　垣根涼介著アキシリーズの第3弾！！ギャングの仲間入りをしたアキのその後を中心に今回は別の主人公も出てくる。日系ブラジル人の耕一だ。これがまた何と言うか馳星周の小説に出てくる主人公と言うか、もう破滅に向うのが目に見えているタイプ(笑)前2作も良かったけどオイラこの3作目が好きかもです。アキの恋愛やら桃井のお節介やら見所満載でした。実は次に凄い小説が控えているので焦って読み終えてしまいました。

  2007.12.28

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  「ゆりかごで眠れ」　垣根涼介著

  12月16日(日)「ゆりかごで眠れ」　垣根涼介著ゆりかごで眠れ南米コロンビアで日系人の子供として生まれたリキ。彼の過ごしてきた境遇は日本ではとても考えられないくらい酷い、そしてむごい物。そんなどん底の生活から抜け出すには、犯罪組織に身を投じるしかなかった。いわゆる破滅に向かう小説である。ただそれが暗くならないのはやはりラテンの乗り？(笑)ラテンでありながら日本人の血を色濃く受け継ぐリキは浪花節的なメンタリティを持つ。そんな彼が出会った事件。その家庭でコカイン中毒の悪徳警官やら、リキと同じメンタリティを持った元女刑事やらが出てきて話を盛りあげる。ただ物語りを通して強く描かれているのは次の二点。即ち、・人は生まれてきた環境によりおおよそのところが決まる。・生を行きながらも死に向かわざるを得ない。そんな生き方　もある。うーん感想を書くのが難しいんだよね。一気に読んじゃったけどもっとゆっくり反芻しながら読みたいかな。

  2007.12.16

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  「クレイジーヘヴン」　垣根涼介著

  12月6日(木)「クレイジーヘヴン」　垣根涼介著クレイジーヘヴン決して万人にはお勧めできない本ですな(笑)暴力と性、この２つが大きなテーマになっている。心の底から湧いてくる怒り。世間に対するものなのか、ゴミ虫のような自分に対するものなのか？そんな怒りの衝動に駆られてヤクザを殺してしまった主人公。そしてその殺されたヤクザの情婦として酷い境遇に陥っていた女。その２人が自分を取り戻す、未来へ向かえるまでのことを描いている。大藪春彦さんのファンの人には絶対にお勧め。その他の人ではどぎつい性描写をいやん(笑)と思わない人ならお勧め。でも垣根さんのストーリーテラーとしての本領を遺憾なく発揮した本でした。

  2007.12.06

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  「ギャングスター・レッスン」　垣根涼介著

  11月26日(月)「ギャングスター・レッスン」　垣根涼介著ギャングスター・レッスンもうタイトル通り。これ以上にぴったりくるタイトルは探したってそうそうないだろうね？渋谷のチーマーを率いていて事件に巻き込まれたアキ。前作のラストから1年が経過した。前作のラストで仲間にならないかと誘われたアキがどんな判断をするのか？勿論、仲間になるんだけどね(笑)ギャングスターとして生きていくために必要なこと。まずはその一歩一歩を準備していく必要がある。この辺は楡周平さんばりの緻密さで着々と準備がされていく。そしてプチデビューを経て、遂に来た本番。アキは緊張しまくりの中、必死に作業に従事するが・・・迸る若さだけで世の中を渡ってきたアキが初めて味わう本当の仕事。それはレッスンでありつつも、賭けるのは自分とチームのメンバーの命。真剣にならない訳がない。うーん面白い。前作に比べると淡々と進む点があると言う印象だけどそれを差し引いても十二分に面白い。

  2007.11.26

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  「午前三時のルースター」　垣根涼介著

  11月22日(木)「午前三時のルースター」　垣根涼介著著者がサントリーミステリー大賞を取った受賞作にしてデビュー作。ちょっとニヒルな旅行会社の社員が主人公。サラリーマンながら冒険に巻き込まれていく。内容に関しては端折るけど、これがデビュー作かと言うくらいの高い質。ハードボイルドと言うかミステリーと言うのかは受け取る人のとり方になると思うけどオイラ的にはハードボイルドかなぁ。主人公の物事に対する薀蓄とか、その人生に対する態度なんかは十分にハードボイルド。ただその薀蓄にちょっと嫌味を感じてしまうのは作者の意図かな？もしそうだとしたら見事にやられました(笑)高いレベルの作品を生み出す彼だけれどもこのデビュー作も十分に面白い。是非読んでみることをお勧めします。

  2007.11.22

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  「君たちに明日はない」　垣根涼介著

  11月18日(日)「君たちに明日はない」　垣根涼介著リストラ請負会社に勤める主人公が遭遇する事件をつづったもの。リストラをさせようとする相手と恋人になったり、させようと考えていた相手が高校の同級生だったりと波乱万丈だが、それぞれ独立した短編が繋がって一つの小説となっている。リストラする会社にはそれぞれ事情があるんだろうけどその首切りと言ういやな仕事をアウトソーシングする。そこでやりがいを感じつつも当然疑問を感じることもある真介が主人公だ。うん、この小説面白いよ！！首を切る側の事情は色々あるにつけ、切られる側にとってはたまったものではない。そんな切られる側の事情に鑑みつつもビジネスとしてそれをまっとうしていこうとする主人公。北海道のど田舎から出てきて挫折も味わっている彼だからこそそこから色々なドラマを演じる。そこに読者は感情移入する。続編も出ているのでそちらも楽しみです。

  2007.11.18

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  「ヒートアイランド」　垣根涼介著

  11月13日(火)「ヒートアイランド」　垣根涼介著ヒートアイランド彼の代表作(と言われる)ワイルドソウルを読んで夢中になってしまったオイラ。早速新シリーズに挑戦です。舞台は渋谷。チーマーを暴力と知力でまとめているアキとカオル。仲間が襲った相手は何故か大金を持っていて、そしてその金は実は・・・と言う話の展開。主人公のアキとカオル、それを追う柿沢と桃井。それにふとしたことから情報を得たヤクザなんかが絡んでの大冒険活劇となる。前作でも思ったけど彼の作品は登場人物が魅力的なんだよね。チーマーで自分の将来に漠然と不安を抱えながらも今を生きるしかないアキとカオル。目的の為に、体を鍛え、必要以上にストイックな生活を送る柿沢と桃井。彼らを筆頭に敵役にもそれなりのストーリーを作り、リアリティを持たせている点なんかは本当に見事。特にヤクザの下っ端のリュウイチの苦悩なんかはそうだろうなぁと思わせる。騙し、騙されの話が続き、最後にきれいにまとまった。当然続編があるんだろうなぁと思ったら。。。あるじゃない！！早速予約しました。さて、読んでいる最中に何かどこかで見た風景と言うかデジャブと言うかを感じていた。車への愛着や主人公達の暴力的な衝動に対してだ。解説を読んで納得。なるほどあの作家さんへのオマージュなんだね。大沢在昌さんが見事に解説してくれています。読まれる方はぜひぜひ文庫版を読むことをお勧めします。いやはや面白かったです。

  2007.11.13

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  「ワイルド・ソウル　下巻」　垣根涼介著

  10月10日(水)「ワイルド・ソウル　下巻」　垣根涼介著ワイルド・ソウル（下）結論：間違いなく読まなければいけない本いやはや面白かった。どこかの書評で絶賛されていたので読んでみたのですが、こんなに面白い本があったのかと言うくらい面白かったです。戦後の歴史の暗部。政府による南米への移住計画。元もとの話しと違う余りにも悲惨な状況の中、ばたばたと倒れていく開拓者達。前半はそんな中の一人衛藤が主人公。シベリア抑留の話しを読んだ時と同じくらいの悲惨さ。アマゾンの余りの広大さとそこでの生活の大変さを読むにつけ日本政府に対する怒りを共有する読者(オイラ)。その怒りのまま時は過ぎて衛藤の息子達が日本政府に対する復讐計画を立てる。その計画がスタイリッシュで、良く練られていて、そして笑いもあると言う素晴らしいもの。当然衛藤の悲惨さを読んで共感している読者は物語に引き込まれていく。その計画がどうなっていくか？はらはらどきどきするうちにページはめくられて行って怒涛のラストに突入する。そこに様々な人間関係やらが絡んできてもう大変(笑)言っておくけど悲惨で面白いだけの小説では無いぞ！！エンターテイメントでありつつ色々な要素を持った作品だ。それにしても歴史の闇に埋もれてしまいそうな南米への移住計画と言う事実を元にこれだけのエンターテイメントに仕上げるってどういう才能なんだ？？？この作者の小説を読めて幸せだった。この作者と出会って良かったと心底思わされるような素晴らしい小説だった。また一人お気に入りの作家さんが加わったね。このブログの読者の皆さんも是非読んで見て下さい。そしてこの感動を共有しましょう！！今の所、ケント19の2007年度NO.1候補です。

  2007.10.10

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  「ワイルド・ソウル　上巻」　垣根涼介著

  10月8日(月)「ワイルド・ソウル　上巻」　垣根涼介著書評を見て面白そうと思い予約していた本。期待以上の面白さでした。一気にファンになっちゃいました(笑)ま、いつもの通り感想は下巻を読んでから。これからどんな展開になるのかわくわくです♪

  2007.10.08

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  「日本人のための宗教原論」　小室直樹著

  8月20日(土)「日本人のための宗教原論」　小室直樹著たまーにこういう本を読みたくなる。日本人は総じて宗教音痴だと言われる。そしてそれは少なからず当たっている。日本人が簡単に言う「無神論者」これが海外では「人ではない」と同義語である。なーんてことは理解しておく必要は絶対にあると思う。なので時々こうした本を読んで知識を再確認の必要があると思う。内容的にはある程度基礎的な知識を井沢元彦さんの本なんかを読んだ上で読めばより理解することは可能だろう。この本の内容ではイスラム教に関する記述が非常に興味深かった。イスラム教と言うと日本人とあまりに遠いのでなかなか理解しづらいが、よくまとまっていると思いました。必読ではないけど読めば教養が増す。そんな1冊だと思います。

  2007.08.20

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  「できる社長」だけが知っている数字の読み方　金児昭著

  4月22日(日)「できる社長」だけが知っている数字の読み方　金児昭著たまには勉強しないとね(笑)ミステリーとかミステリーとかミステリーばかり読んでいる訳じゃないよ(笑)←そればっかりや！！ま、それは置いといて、タイトルに惹かれて読んでみました。内容としては筆者が仕えた社長の素晴らしさと考え方。そして会計の基本となる話を噛み砕いて書いてくれている。オイラのように経理畑でない社員としてはこういうことは知識として知っていれば十分だと思うのでこの内容でも参考になることは多々あった。筆者の本は読みやすいので今後もちょこちょこ読んで行こうと思いました。

  2007.04.22

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  「残虐記」　桐野夏生著

  １月９日(火)「残虐記」　桐野夏生著「失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誘拐犯と被害者だけが知る「真実」とは…。 」楽天ブックスより勢いに乗って２週続けて桐野作品を読んじまった。今作もグログロな内容でした。と言うか人間の闇の部分。一見普通に見える人の中にある地獄を垣間見ることが出来る。だからこそ我々は桐野作品に夢中になるのかな？などと思ってしまった。ただやっぱり感想はすぐ書かなければ。正直忘れちゃったので今日はこれくらいで(笑)

  2007.01.09

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  「すべては、あの日から。」　金子達仁著

  １月７日(日)「すべては、あの日から。」　金子達仁著今日は図書館に行ってきました。ここのところなかなか予約をする時間が無いのと予約している本が全て人気本ばかりなので一から探さないといけないのでなかなか辛いものがあります。予約本があろうとなかろうと行くスポーツ本コーナーにこの本を見つけたので速攻借りました。インターネット上で掲載した１１のコラムをまとめた本なんだけど「決戦前夜」で能活と一緒に食べに行った赤坂の串焼屋さんのことが出ているのが懐かしかった。読んでいるだけで美味そうなその店はな、なななんとあの元Ｊリーガーの磯貝選手からの紹介だったとな。その他にも気軽に読めるコラムだったので娘にアンパンマンを見せているその横であっという間に読み終えちゃいました(笑)

  2007.01.07

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  「グロテスク」　桐野夏生著

  １月６日(土)「グロテスク」　桐野夏生著はぁおもちろかった。あの「東電OL事件」をモチーフにしたと聞いていたのでどんな話になるのかと思ったらなるほどこういう作品になったのね。 ↑オイラが読んだのは単行本バージョン。主に３人の登場人物が出てくる。ユリコ信じられないくらいの美貌を持ち、その美貌で若いうちから男を虜にし娼婦となって結局は殺されてしまう。ユリコの姉全編を通じてほぼこの人の一人称で語られる。ユリコの姉であるが、顔は全く似ていない。ユリコと姉はスイス人の父と日本人の母のハーフ。佐藤和恵東電OLをモデルにした女性。ユリコの姉の同級生であり一流企業に勤めながら娼婦となる。この特徴的な３人がそれぞれの生活の中で段々と破滅に向っていく。特に基本がユリコの姉の一人称と言う形で進んで行き、途中でユリコや和恵の手記が入ると言う手法が何とも言えずGOOD。その辺の構成の上手さがこの作家さんの醍醐味なんだろうね。あ、後は２人を殺した(と思われる)中国人の手記もあるんだけどね。３人の女性はタイトルどおりまさに「グロテスク」な存在。正直言って男性のオイラはここまでか？と言う面が無きにしも非ずだけどそういったことを差し引いてもとんでもなく面白い小説だったと言える。特にユリコは不細工な姉をバカにして、ユリコの姉は頭の悪いユリコや世間とうまく渡り合えない和恵をバカにして、和恵は自分がエリートだと言うことを鼻にかけ世間をバカにしている。もうそう言ったところはこれでもかと言うくらい「グロテスク」いつも書いているけど桐野さんの小説は読むのにパワーがいるし、後味は悪い。でもまた手に取っちゃうんだろうなぁ(笑)

  2007.01.06

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  「教科書に載せたい歴史」　河合敦著

  ９月２７日(水)「教科書に載せたい日本史」　河合敦著ブログ仲間のはり～☆たんのブログで紹介されていたこの本。そりゃ歴史好きのオイラは読まずにいられないでしょ！！ミステリーばっか読んでいるオイラじゃないんだぜ(笑)さてこの本、ようは普通の人が常識と思い込んでいる歴史の内容と実際の内容が違う所に目をつけて解説している。そのテーマが面白い！！・元寇の「神風伝説」を覆す科学的根拠・「東方見聞録」のジパングは日本ではなかった、は本当か・桶狭間の戦いは奇襲ではなかったと言うこれだけの事実面白そうでしょ！！こういう知的好奇心をびじびし刺激してくる本に弱いオイラでした。はり～☆たん良い本を紹介してくれてありがとう！！お大事にしてくださいね。

  2006.09.27

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  「誇り　ドラガン・ストイコビッチの軌跡」　木村元彦著

  ９月１５日(金)「誇り　ドラガン・ストイコビッチの軌跡」　木村元彦著サッカーシリーズ第何弾？(笑)ため息が出るくらい素晴らしい本だったです。オシムさんの本を読んだんだからにはＰＩＸＹの本も読まない訳にはいかないでしょくらいの気軽な気持ちで読み始めたのですが・・・ぶっ飛んだよ！！オイラがＪの歴史の中でも最高に素晴らしい外国人選手を３人上げろといわれたらＰＩＸＹ、ドゥンガ、レオ様の３人を上げる。ただそんなオイラでもＰＩＸＹがヨーロッパレベルでもそんなに格の高い、まさに祖国の誇りとも言える選手であるとは思わなかった。せいぜいがサビチェビッチを差し置いて１０番着けてるんだなぁくらいであった。ここには類まれな才能とサッカーの神も嫉妬するような技術を持った選手のその数奇な運命、国家に弄ばれる悲しみが描かれている。旧ユーゴスラビア内戦。オイラ達には歴史の１ページで遠い世界の話でしかなかったものは、紛れもない現実なんだ。そしてオイラもまだ覚えているあのＰＩＸＹがその影響をこんなにも受けていたなんて・・・ドゥンガの時にも書いたけどオイラ達はＰＩＸＹのよな選手が日本に来てくれたことを感謝しなければならない。そして、当時、スタジアムで観戦を殆どしていなかったのでＰＩＸＹの姿を生で見ることが出来なかった事が死ぬほど悔やまれるオイラでした。

  2006.09.15

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