「アマゾンのロングテールは、二度笑う」 鈴木貴博著
6月30日(月)「アマゾンのロングテールは、二度笑う」 鈴木貴博著滅茶苦茶面白かった~。企業戦略とは何か?どんなに良い仕事をしていてもその企業のいる業界が衰退産業だったらどういうことになるか?そう言った点に目をつけた経営戦略の本。とは言ってもかなーり読みやすく作ってくれているのでさくさくと読める。それでいて内容は深いと言うかなりお勧めの本。8章に分かれているんだけれど、「なぜ小川直也はインリン様に負けたのか」「なぜ外資系金融マンはBMWを買うのか」「なぜスタバはアメリカンコーヒーを駆逐したのか」などなどどれも興味深いでしょ。いつものように気になった点。・「デジタル」という言葉が本質的に意味するもの =「究極的に誰が作っても同じ品質のものができる世界」 例)携帯オーディオプレイヤーの音質はソニーでもマイナーな 会社の製品でもそれほど違わない。・カテゴリーが違うとあまり相手にされない。無競争になること が多い。QBハウス=オンリーワン戦略・グリーン車に乗る人のマナーが悪いのは、マナーの悪さを 、高価な商品を購入したことに伴う権利だと考えている ようでうす。・上流市場で成功するためには、「限られたコストの範囲内 で、いかに高い付加価値を提供できるか」が鍵になります。・一日の仕事が終わって60セントのコーヒーの代わりに3ドルの カフェラテ(スタバ)を口にする、それは下流社会の消費者に も手の届く贅沢なのです。・下流市場とは、そもそも中流市場とコスト構造が異なる世界です。 ですから、そこで成功するためにはまず、「どうやってコストを 下げるのか」と言う点で、確固たるビジネスモデルを築き上げる ことが第一です。・出版社に在庫リスクを負担してもらっているからこそ、アマゾンが 儲かっているのです。・「土俵の選び方こそが、戦略にとって最も重要なことなのだ」↓こちらを押して頂くと励みになります。