「いのちをいただく」
今日、低学年のクラスで、担任の先生がこの本の読み聞かせをされていました。 【送料無料】いのちをいただく 食肉卸の仕事をするお父さんを持つ子どもの気持ち。そのお父さんの苦悩。 食というのは、いのちをいただくということ。 読んでくれた担任の先生は、ちょうどお父さん世代の体育会系の男性。教室の後ろで聞いていた私も、目頭が熱くなってしまいました。 会話は熊本弁でつづられているので、同じ九州人の男性が読むと感情が込めやすいし、聞くほうも引き込まれやすい。 この先生、道徳主任をなさっていて、「この話を読むと、人権同和の視点からも考えてしまうんですよね。歴史的に見ての職業による差別など。この本にそこまで意図されているとは思いませんが」とおっしゃってました。なるほど、そういう風にまで読み取れるんですね。 私もこの絵本持ってますが、わが子に最後までまともに読めた試しがありません。途中で涙があふれてきて、しゃくりあげながら読んでしまいます。 ちなみに国語の教科書に出てくる【送料無料】ちいちゃんのかげおくりも、何度チャレンジしても、途中で涙がこみ上げて来て、声が詰まり最後までスラスラ読むことができません。 やっぱり「教諭」には向いてないな、と再認識するのでした。