インバネス(イギリス日記)&夕食メニュー
15年前のイギリスボランティア留学日記です。連続小説風になっていますので、初めてのかたは左のフリーページを見てもらえたら幸いです。「エディンバラ編」からの続きです。さて、マミちゃんに振られてしまい、飛び乗ったインバネス行きのコーチでゆられる事数時間、ようやく到着、ネス湖の町インバネスへ。周囲は既に暗くなり、インフォメーションも閉まってる。よかった・・・以前来たことのある町を選んで。ここにはユースホステルが2つあって、できれば前回泊まったところとは別のところに泊まりたいのだが、暗くなってしまった今、ひとりで知らない道を地図を頼りに行くのは、ちょっと怖い。念のために、前回と同じYHへ直行。分かりやすい表通りだったので、地元のようにさっさと行けた。さて、いよいよ受付。日本のYHと違い、事前の予約の受付は行われず、YHに直接行き、空きがあったらとめてもらえる、なかったら別のところを探さなくては、というシステムになっている。受付は既に閉まっているようだが、困った顔をして「あの~~~、今コーチでついたんだけど~~~」と言うと、奥のほうから人が出てきて、何とか受け付けてもらえた。冬場と言う事もあり、空きがあった。よかったぁ~~~~~~。4人部屋、同室の人はみんなヨーロッパ系の人らしく、ずっと外出していた。寝るときになっても誰も戻ってこなかったため、顔も知らず、挨拶もしないままに自分のベッドで寝た。翌朝、挨拶しても"Morning!"と投げ捨てるように言われただけで3人ともさっさと出かけてしまった。ちょっとくらいお話したかったんだけど・・・。せめて「どっからきたの?」くらいは。どうも東洋人がお嫌いなようで・・・。さて、私もさっさと出かけ、ネス湖へ向かう。前回行ったときと、変わってる様子もないが、どんよりと曇った空、まるで海のようにえんえんと広がる神秘的な湖・ネス湖。ネッシーが出てきても絶対におかしくない雰囲気だ。ここでは湖を眺めながら、ひたすらぼ~~~~~っと過ごす。(ほかに何かしたかもしれないけど、記憶にない)あとで、ネッシーの写真は合成だった、と発覚したが、今でもあの湖には、何か不思議な生物がいるんじゃないかなと信じていたい。ほかにウィスキーの蒸留所もある。(これは前回行って、見学済み)入ると同時にウィスキーの香りがプ~~~ンと漂ってきて、ウィスキー好きの人にはたまらないと思う。お酒が苦手な私は、ちょっとくらくらしてしまった。ウィスキーとネッシー、なんともスコットランドらしい体験をしたかったらこの地を訪ねるといいと思う。_____________________________さて、今日の夕食。実はYOUを皮膚科に連れて行ったため、帰宅が6時近くになった。車の中で「おうどん食べようね~」と連呼するYOU。リクエストにお答えして、大好物のほうれん草わかめうどんをつくり、一緒に食卓に着いた。(私はうどん麺を3本に、わかめとほうれん草を山ほどトッピング)YOUが満腹になり、さて大人の食事の準備に取り掛かるかと思った7時ごろ、夫が帰宅。いつもは10時前に帰ってくる事はほとんどないため、びっくり!!今の段階でできている事は、ピーマンの千切りだけ。ご飯のスイッチすらまだ入ってないぞ・・・!!!さりげな~く、「YOU,パパとお風呂はいる?」と言ってみると、YOUはノリノリで服を脱ぎだした。そして男2人で裸のスキンシップをしている間に夕食準備スタート!!!鮭のマヨネーズホイル焼きを作る予定だったが、その時間はない。急遽、献立変更。約20分後にYOUがお風呂から上がってきた。そして、夫が上がってきて、食卓に着いたときに並んだメニューは・鮭の塩焼き・ピーマンのキンピラ・肉じゃがもどき(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、干しえび、千切り昆布)・味噌汁(青梗菜、豆腐、わかめ、ねぎ)・大根おろし(ご飯は昨日多めにたいておいた分を冷蔵していたので、それをチンして、いかにも炊き立てのように出した)ふふふふ、あわてて作ったメニューとは思えないでしょう?主婦暦10年のなせる業♪♪干しえびを実母からもらってて、どう使おうかな~と思ってたけど、こうやって煮物に入れたら、かなりいい味出してくれた。で、夫が食卓に着いたのを見た息子、横にちょこんと座り、「お魚ね、美味しそうね、YOUちゃんもいただきますね」ときた。考えてみたら、夕食はうどんしか食べてないよね、この子。私の分のおかずもよそい、それを取り分けてあげようとしたら・・・鮭の切り身をわしづかみにして、がぶっとかぶりついた。育ちがよろしいんだから・・・・。ほかのおかずも、(大根おろし以外)一通り口にした。ほんとに食い意地張ってるんだから・・・と思いつつも、これだけ美味しそうに食べてくれると、嬉しいのであった。