宮廷女官 キム尚宮
今頃になって、ゴソゴソとDVDを漁って見たドラマが、意外に面白かったので紹介します。最初、女官の話かと思ったら、全然違う歴史モノ。原題は「西宮」なんだよね。当然、脚色はあるものの、韓国の歴史に沿って描かれている物語です。単なる、女官の出世物語じゃなかった。日本で言うところの豊臣秀吉の妻が最終的に、どーなったとか、そんな内容。(いや、これもちょっと違うか^^;)しかし、何故に邦題がコレになったのか、全く分からなかったんだけど、もしかして「チャングム」ブームで、このタイトル、キム尚宮役が、イ・ヨンエさんだし、釣り効果も兼ねてだろうなぁ、そうとしか思えない。制作者側の意図しないタイトルにねじ曲げられてしまうのは、商魂以外のナニモノでもないな、と。ちゃんと「西宮」ってしといてくれれば、違和感なく見られるのに。最初、あまり面白くない所からのスタートです。韓国モノって、子供時代から延々てのが多いけど、これもご多分に漏れず、キムさん誕生からのスタートです。(長いT-T)しかし話が進んでいくと、この延々の生い立ちは、ほぼ関係なくなるような気が...何でこんな細かく子供時代、描いてんだろ?的な...。歴史モノとしては、面白い内容で、王に疎まれている皇太子と、それを取り巻人達の陰謀の数々、皇太子を即位させたい派と、新たな王妃が生んだ王子をと思う派と、あらすじだけだと、使い古されたありがちな内容に聞こえますが、それぞれの立場で動く人々の思惑やら行動、家庭環境に至るまで、細かく描かれているので、面白いです。チャングムの印象が強い、イ・ヨンエさんですが、この人の表情のすさまじさも見所のひとつで、キム尚宮の傍若無人っぷり、悪行の数々、同じ女官と言う役所なのに、この違いは流石、女優さんだなぁと感心しつつ、細かい歴史モノは楽しいなと。見てくれは、チャングムなんですけど、チャングムじゃありませんから!ほんと宮廷なんか、何処の国も同じよね、ってのも分かるし、???と思う所は、調べたりするから、韓国の歴史まで分かってくるし、その時代の日本との関係やら中国との関係、何故に韓国人がああなのかは、その歴史を見ると納得出来るところもあり、海外ドラマの面白さでもあります。無論、史実とは違うので、そこはきちんと踏まえて見るべきところで、外国人が、時代劇の織田信長を見て、鵜呑みにしちゃうようなマネは、できませんが、史実を調べつつドラマを見るのは、意外に面白いものですよ、うん。それから、絶対に原語で見る事を、おススメします。日本語吹き替えで見ちゃダメ!韓国語で見ていると、最初はワケわからんですが、何度も同じ単語が出てきて、何となく韓国語が分かるようになってくる。どうせ見るなら、耳を鍛えよう。ちょっと前に「成均館スキャンダル」というドラマを偶然見つけて、それが日本で放映される1年前で、どうしても見たかったもんだから、KBSで見てて、字幕もなく完全に韓国語だったけれど、1話につき20回くらい見ると、なんとなぁ~く内容が理解できるようになって、日本で放映された物で内容を確認したら、ちゃんと合ってました。細かい言い回しとか分からなかったけど、怒ってる、困ってる、焦ってる、この人悪い人だ、ってのは、万国共通ですから、見てるウチに分かるようになります。無表情で何やら言ってる場面だけ、なんつってんだろー、きっとすごく大事な事言ってるんだろうなぁ、もしかして怒ってる??←実は喜んでいた。言葉なんて、そんなモンだと思いますよ。その人が何を言いたいのか、理解しようとすれば、その内、聞き取れる。最初、こんな長いモンだと思わずに見始めて、DVD6枚で終わりだからと、勝手に思っていたら、全然、終わってませんでした。全52話あるので、心して見るように。1話でも飛ばすと、ワケわからんようになります。全巻セット!イ・ヨンエ主演の宮廷愛憎劇!後に社会現象にもなった...価格:8,295円(税込、送料込)【送料無料】 イ・ヨンエ 宮廷女官 キム尚宮(サングン...価格:39,990円(税込、送料込)