襦袢を洗ってみた。
洗いに出す金が無い。まだまだ着物は贅沢品。襦袢の洗い1回、2,500円也。稼いでいた頃なら、こんな金額、屁でもなかったが、今、とっても痛い。季節の変わり目に、何枚も洗う事を思うと、とてもじゃないが、やっていけない。もう正絹の襦袢なんて着れないなぁ。でも、下は正絹着たいよねぇ、ポリの襦袢なんて絶対イヤ!ここに来て、ようやっと自分で洗って見ようって気になりましたよ。着て着て着まくって、洗いまくって、染み抜きまくり、いい加減、黒ずんできていた襦袢なら、まあ、最悪、どうなっても諦め付くかなぁ、仕立てた時は高かったから、ちょっと惜しい気もするけど、かと言って、このままじゃ普通に着れないコイツを洗ってみましょうね、と...。取り出しましたる「エマール」。うん、絹は洗えないって書いてあるね。でもウールは洗えるんだよね、ウールが洗えるのに絹が洗えないっておかしくないか?なんついながら、洗面台に水を張り、エマール垂らして襦袢突っ込む。じゃぶじゃぶじゃぶぅ~。ははは、汚れてるなぁ。^^;洗いじゃ抜けない、汗とおぼしき汚れが...ははははは。うん、今の所、縮んでない気がする。じゃぶじゃぶ洗って、汚れの酷いところは歯ブラシでこすってね。ええっ!そんなモンでこすって平気なのぉ?って、洗い張りなんか、タワシでゴシゴシやってんだから、こんくらい平気よ。染み抜きに出しても取れなかった、襟元の黒ずみが綺麗に落ちましたとさ。軽く絞って脱水2分。その後、すすいで、また1分。さぁて、どうかな?うん、縮んでないじゃん。こりゃ、イケるわ。皺を伸ばしつつ干して完了!正絹の襦袢、家で普通に洗えました。よっしゃ!新しい襦袢、買うのよそうっと。タンパク質を洗う時の注意。お湯で洗ってはいけない。どんなに冷たかろうとも、水で洗う。って、前に教わった通りやったら、ちゃんと洗えたもんで、よかったぞ。最後に「レノア」しようかどうか迷ったが、やめておいた。乾くのが楽しみである。