取れないボルト
市役所のロビーに地元の学校の作品が展示されておりました。それと同じものがこれです。どうやって作ったのか、また、はずすことができるのか。地元の学校の先生は自分で考えろというが、知恵の輪のように入れたり出したりはできないようだ。もちろん接着剤は使わない。また、作るのには万力が必要とのヒントをいただいた。同じ作り方のものは五円矢らしい。 5円玉を加工することは禁止されているのでどうにかしてはめ込むしかない。先生からもうひとつヒントをいただいた。ケヤキではできない、スギやヒノキでも木目で選ばなければならない。つまり、硬い木ではできない、やわらかい木で圧縮する方向に木目がそろっていることが重要。しかし圧縮しても木が割れてしまわないのか、圧縮した木は戻せるのか、疑問は多い。考えていても仕方がないので、ヒノキの木目が横に平行の材を探して試みたのがこれです。圧縮する前にひと手間必要です。少し横にずれましたがボルトの穴をあけるには十分圧縮できました。 穴をあけ、ボルトを通した後圧縮する前と同じことをして戻せば、最初の写真になります。材木は変形しないとの思い込みが問題解決の障害になりました。