洗礼はエルヴィスから。
afternoonbreathさんのページでエルヴィスの記事を見て唐突に。先日『電車男』関連の日記で、サンボマスターの話に絡めて私の音楽の嗜好について書きましたけど、私、最初に音楽の洗礼受けたのが洋楽なんですよ。 物心つかぬ頃は、沢田研二(生まれて初めて覚えた歌が『勝手にしやがれ』ですから)とかクールファイブとか、歌謡曲ド真ん中だったんですけど、その後まともにレコード(そう、レコードです)を聴いたきっかけが、両親の影響。 父はフランク・シナトラ、アンディ・ウィリアムス、N・K・コールとか、そういうポップ・ヴォーカル系が好きで、母はビートルズ&オールディーズ世代。でも二人で共通していたのは、エルヴィス・プレスリー好きだということ。 日曜日の朝ご飯の時間になると、必ずレコードがかかるんですよ。大抵父がかけるんですけど。朝から『My Way』かよ!! で、私が5、6歳の時でしょうか、ステレオから流れた『It's Now Or Never』(本歌はもちろん、イタリア民謡の『O' Sole Mio』です)にガツーンとやられまして、もう馬鹿みたいに聴きまくってましたね。所謂エルヴィスのスタンダードではなく、カバー曲の方で先にやられてしまった、ってのがヘソ曲がりですけど。アルバムのジャケットの不敵な笑みのエルヴィスと、震える甘い声。R&Bとかドゥ・ワップも、この時期に初めて耳にしました(フランキー・ライモンとか、モータウンとかです)。 で、小学校上がってアンケートがあって、「好きな歌手は誰ですか?」って質問に「エルヴィス・プレスリー」って書いたら、全校で一人だったという・・・(苦)。ま、海外生活から帰国直後であんまり日本の歌手分からなくなっていた、というのもあったんですけど。 その後はいろいろな音楽を聴くようになって、次にエルヴィス・プレスリー再発見となったのが、4、5年前。久しぶりにDVDで見た『アメリカン・グラフィティ』で「おーっ!!」ってなって、オールディーズをまた一挙に聴きまくって結局エルヴィスに戻ってしまったんです。 伝記や関連資料、映像など改めてチェックして、スゴいなぁ、格好いいなぁって。ロックンロールってもしかしてエルヴィスで終わってるのかな?とか深刻になったり。 エルヴィス関連のCDや映像は最近再発もしてますので、貴重な音源も聴けます。ライブ映像とかレアトラックスからは、ベスト盤などとはちがって本当にやんちゃで“ポップでない”、カミソリのようなエルヴィスが垣間見られます。 私ドーナツ大好きなんですけど、時々実家などでむしゃむしゃドーナツ食べてると「エルヴィスのようになるわよ。エルヴィスはバナナとドーナツの採り過ぎで早死にしたんだから」と母に言われます。。。ちなみにこの母、ビートルズ来日時のコンサート・チケット持ってた強者です(“母の母”つまり祖母から、「そんなトコ行ったら踏み殺される」と言われて結局観に行けなかったとか。もったいない!!)。(了)追>でもなんだかんだ言って、やっぱりエルヴィスの曲では『It's Now Or Never』の他では、『I Want You,I Need You,I Love You』『Don't Be Cruel』ですね。軽やかで甘く、エルヴィスのブライトサイドを強く感じるからでしょうか?追追>エルヴィス生存説。私、信じてますから・・・(ホントか???)。