死んで花実が咲くものか?
ちょっと前、久しぶりの東京渋谷1年に1回は、渋谷に行く筈なのだが2年も行かなかった。3年ぶりだ。私の生まれ故郷であるはずなのに、完ぺきにお上りさんでありました。ホテルを出ると、夫は、目的の正反対の方向に歩き始める。(え?どこに行くの?)私がついていなかったら、彼は、どこに行ってしまったのだろうか?やれマ、心配だこと!仕事の後は、ぶらぶら懐かしの夜の渋谷を歩く。ニューヨークのように排気ガスで、汚れ切った街。若者と外人の街。好き!【109】の2号店などが出来ているのでのぞく。わ!老人を拒絶する店内。老夫婦は私達のみ。場違いだが、知っちゃぁいないよ~~だ!店内照明は暗すぎて老眼には、ぶつがよく見えない。怖いくらいにキラキラキラキラした商品が並んで妖しく美しい。こういうのが好き!深呼吸~~~街中には、トラックのような大きな車の、後ろの箱部分が全面、テレビモニターの大画面になっていて大音響の音楽とミュージシャンの映像をがんがん流しながら走り回っていたり、バスなども、窓が全部、テレビ画面のようになっていて街の人々に映像と音を、見せつけながら走っているのも面白い。ほんとうに、ミニ タイムズスクェアのようになった。こういう卑俗さが大好き!私の夢。年を取ったらニューヨークか、渋谷に住む。人工的なまがまがしい街。私は、真っ黒なパンクロッカーのいでたち。口紅は、黒っぽい紫。白い髪をゲルで逆立てて、腰にチェーンなんかぶらさげて、鋲がいっぱい付いたブーツをはいて街を闊歩するお婆さんを見かけたらそれは、私の亡霊だと思ってください。