アーティストレビュー #13
「CASCADE」というバンドの曲を聞いた。「学校の怪談」というアニメのエンディングの曲だったが、数々の曲を聴いてきた俺でも、斬新に聞こえた。気になった俺は「カスケード」というアーティストを探した。が、インターネットで探しても、殆ど情報は得られなかった。検索で見つけたサイトでもどんなに売れても解散したら「マイナー落ち」という現実があってファンサイトとして活動していなかった。このバンドをレビューしようと決めたが、全てが「過去の産物」というのが残念でたまらない。一つに、全ての情報が過去になってしまう点、二つに、「いまさらそんなバンド・・・」と思われてしまう点、三つに、曲が増えていくこともない点、どれもレビューの必要性を感じることができない。「あ~そんなのいたねぇ」的な 心の片隅に仕舞われたバンドという人もいるかもしれない。情報的価値がないレビューをするのは、あまりやりたくないが、とりあえず、紹介する。「CASCADE」テレビ朝日系の深夜バンドオーディション番組「えびす温泉」に登場しデビューへの道が開けた、4人組バンド。今と違い、自分が小学校高学年で、音楽に疎かった頃に活動していたバンドゆえ、はっきりいって何も知らない。ただ、オリコンチャートを見る限り、彼らのリリースしたCDは一般うけしなかったようだ。曲を一通り聴いたが、常に進化し続ける音楽性が一般には理解されずらかったのが原因だろう。(全ての曲が違う感性によって作られているから)男4人組なのに、Vo.TAMAの中性的な存在からビジュアル的にも、バンドの雰囲気からも、一目置かれていたバンドだった。もはや比較できず、ですが・・・では、斬新な曲で知られるカスケードの「3S」を紹介しよう。1「S.O.S ロマンティック」2「Sexy, Sexy」3「Strawberry moon」上に挙げた曲は、今でも「カバー曲」として通用するだろう。なぜなら、発売当初は斬新すぎて受け入れられなかったが、今のj-popに通じる何かを感じるから。コミックソングを伺わせるものから、魂の青春ソングへ。ハイトーンなJ-POPまで初々しさが残る曲から、妖しい曲まで。ライブではCDの中とは違うライブアレンジをこなしたそうだ。ヴィジュアルロックのようだが、ヴィジュアルロックではない、それが「CASCADE」とりあえず、レビューはこんなところか。わざわざ、CDを買う必要はないが、今のアーティストにはないエネルギーを感じる。ただレコード店に行っても、売ってないし置いてないのが現実。これは致し方ない。このレビューを見て、何かを感じたら、アルバムをレンタルするのがベストだ。ちなみに「学校の怪談」というアニメのオープニングは「ヒステリックブルー」の「グロウアップ」・・・Vo.tamaエンディングは「CASCADE」の「sexy,sexy」・・・Vo.TAMAボーカルがタマつながり。なんかつながりがありそうでないですね。ついでに「たま」というアーティストは・・・・・「ついた~」という衝撃の歌詞の曲を残して、2002年解散した。最後にですが、紹介したユニットは、全て活動しておりません。あしからず。また、メインレビューした「CASCADE」の写真がなくて、紹介できません。あしからず。