漫画・アニメ・ドラマ #8
魁!男塾最初は硬派な学園漫画。劇画タッチで根性と血と汗の学園漫画である。だが、途中から、理屈無視の格闘漫画になってゆく。なんと漢字の多い格闘漫画なのか!それは、この漫画には「漢(おとこ)」が多いから。(多分おなごは一切出ません。萌えなし。ただでさえ、強い世界なのに、次から次へと敵が沸いて出てくる。世界は広いようだ。武道の流派とか武器も千差万別に登場してくる。ありえない格闘!カンフーハッスルもびっくりの「ありえねー」そして、戦いに敗れた弱者には死が待っている、リタイヤはないのだ。だいたい一話で一人が死ぬ計算なので、死人があってこその漫画ということになる。(爆だが、話の流れで死亡しても作者の都合で、復活することはよくある。(敵がよみがえることはないが、味方として復活してくる。大怪我が一瞬で直る、現代医療ではありえない技術があるようだ。そして、ジャンプ黄金期にありがちな”主人公側は増え続け、次から次へと強敵が出てくる”というシステムは崩れることはない。最後の方になってくると、味方が強すぎでやられなくなり(敵は弱くないのに減らなくなっていく。つかの間の休息のシーンとなると、全員集合になるので作者は名前のあるキャラクターを書くのが大変だろうな~と思ってしまう。そして、読者的には彼らが何のために戦うのか、どうでもよくなりこのままいくと、地球を壊してしまうのではwwと。「男を磨く」=「単純な強さ」なのかwwww(もちろん「男の友情」も忘れていませんが)究極の娯楽「無駄な強さ」を追求した学園漫画といえます。もともと何かの「達人・超人」が一つの塾に集うなんてことがあり得ないし。あと、補足ですが漫画の中に「民明書房」という架空のブックメーカーが度々出てきてトンデモ拳法などの薀蓄を説明しますが、武道のルーツや流派、武器の説明、スポーツの語源など全て架空の設定なので、真に受けてはいけません。「キン肉マン2世」「銀牙伝説WEED」のような2世キャラとして「暁!男塾」という漫画もあるようですが、これはまた、別の機会に。(「流れ星 銀」の事実上の続編「WEED」は泣けます。ジョンが死ぬときは、ぐもぉぉぉーーー(泣