みんな独りぼっち*この淋しさはどこから?
先日、新聞を読んでいたら気になるタイトルの本が紹介されていました『人生の目的』~人生の旅は、独りぼっち~そして、紹介文にはどんなに多くの人に囲まれていても、常に孤独で寂しいものが心の中にあります。まさに「微塵の荒野を独り行く旅人」が私たちなのです。と書かれていました楽天ブックでは仏教部門ランキング1位となっていますのでベストセラーになっているのでしょう今まで知らなかった私の方が疎かったのでしょうね仏教は、生老病死と他の四苦の八苦から少しでも救われるための教えを説いていると理解しています一応、この家にはお仏壇があって実家もお仏壇があって、仏教と関わっていますけれど、教えというものには縁遠いです何かの教えを知れば、今の気持ちが少しでも楽になるのであればどんなに時間を費やしても知りたいと思いますけれど…ただ、私はこの本を買おうか迷っているのではなく大勢の人の中にいても、家族と一緒に居ても孤独だと感じている人が多いという所に目が留まったのです私は、夫を失った瞬間から血縁関係という意味で『天涯孤独』になったんだと自分に言い聞かせ、これからは本当に一人で生きて行かねばならないのだと自分に言い聞かせました悲しくても、辛くても、困っても、どんなことがあっても泣き崩れていても、誰かが助けに来てくれるのを待っていてももう、この世には手を差し伸べてくれる人は誰もいないのだから・・・どんなことがあっても、立ち止まったり支えを探したり、今までのような甘えたことを言っていてはいけないのだよと冷たくなった夫の傍で、初めて経験する強烈な悲しみと共に強く踏ん張らなければいけないといけないんだよ、という強い覚悟をしないといけなかったのですだから、まだ親がいる人や兄弟や子供がいる人はこの悲しみの中に浸っているだけでいいのになこれから荒れ果てた荒野へ、一人で歩いて行く覚悟をしなくてすむのになと、とても羨ましく思っていましたでも、ハッとしましたもともと人は独りなのかもしれないんだと、やっと気が付いたのですそういえば、母がぽつりと言っていたことを思い出します父とハワイへ行く約束をしていたのに父が早くに亡くなってしまったので、ハワイに行けなくなったと聞いた時に、一緒に行こうよ!と夫と共に誘ったのですけれど、『旅行に行きたいのではなく、お父ちゃんと行きたかったんよ』と、ぽつりと言ったのです私たちと行きたいのではなく、亡父(母からしたら亡夫)とだから行きたかったのだと…夫婦の絆は、子供や他の人では埋められないのだなとぼんやりと感じてはい居ましたが夫婦は感情や価値観を共有できる特別な唯一無二の存在なのだということを、改めて思い知りますだからこそ、夫婦の死別の哀しみ苦しみは、やはり他の家族や親族が居たとしても和らぐものではないのかもしれませんねそんなことを、今頃知ることができましたひとつ悟ることができたので、羨む気持ちが一つ減りましたまた、一歩 前へ進めたでしょうか…今日、歩道の片隅で銀杏の枯れ葉に埋もれそうになって、まだ頑張って咲いているコスモスのピンクが綺麗でした師走にコスモスを見るのも初めてかもしれません…私が見かけた紹介文の本はこちらでした人生の目的 旅人は、無人の広野でトラに出会った [ 高森顕徹 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2023/12/14時点)楽天で購入今日も、お読みくださってありがとうございました<(_ _)>今日も読んだよ!のお印にポチっとして頂ければ嬉しいです(^▽^) ⇩フォローはこちらから宜しくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ ⇩