テーマ:食べ物あれこれ(50243)
カテゴリ:おつまみレシピ
中国地方で岩牡蠣といいますと、やはり島根・鳥取のものに出会う機会が多いかなと思います。逆に、冬の牡蠣の産地である岡山や広島のものというのは聞かないな、という感じです。
ただ、産地自体は結構日本のあちこちにあるようで、今回、ちょっと縁があって三重県紀北町にあります、保紀丸水産さんの岩牡蠣を頂く機会に恵まれました。 届いた岩牡蠣は殻つき生。早速頂きました。上手く開けられるかなと思いましたが、保紀丸水産さんでは中身を確認してから出荷してくださるという事で、殻は既に開けてくださっていました。蓋を戻して、ラップでぴっちり保存という感じでした。 栄養価の高い海という事でやはり大きいです。香りもよく、生臭さなど皆無で、甘い雰囲気すら感じました。岩牡蠣独特のミルキー差も十分ですし、身の部分や貝柱の部分はしっかりした食感でコリコリ感も楽しめます。また、貝らしい味わい旨みも強く、ミルキーさと塩気だけを味わうといったような物ではありません。 添えてあるスダチとの相性も良好。牡蠣のエキス分にスダチの酸と香りが合わさるとさっぱりいただけました。 こちらは、小麦粉を付けてバターで焼いてみたものです。添えてあるのはシイタケ。 完全には火を通さず、表面はカリッと、中は半生くらいにしましたがこれもありですね。中のトロットした部分と表面のカリッと缶がいい対比になりますし、表面の香ばしさと牡蠣の香りの相性もいいです。 レンジでチンもしてみまして、そちらは牡蠣の甘さが非常に際立ちとてもよかったのですが、こちらは有塩バターを使ったこともあってか甘味の印象はあまりありませんでした。コク、塩気、旨み、そして香りを堪能といった感じですね。 さらに過熱するとどうなるか、ということで昆布、シメジと共に炊き込みご飯にも挑戦。 昆布の旨み、牡蠣の旨みでご飯全体は非常に美味しく頂けました。また、醤油の味と香りと牡蠣の相性も良好。ただ、中までしっかり火が入るのでミルキーな部分が固まりねっとりした感じに。個人的にあまり得意な食感ではないのですが、好きな方はお好きなのかなとも思いますが、やはり火を入れるにしても半生くらいがいいかなあと。 サイズもありますし、味も濃く、なおかつ香りの良さや食感のアクセントもあり、非常にいいものを頂けたなあと。 実は、先日のシャトーヤマグチ・ヴィニュロン・シャルドネに合わせたのはこの牡蠣でした。酸基調も香り、ボディにボリュームのあるシャルドネにも負けず、香りや旨みでいい相性を見せてくれました。生でも全く問題なしです。 三重県紀北町の岩牡蠣、これはちょっと要注目ですね! にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月23日 12時56分09秒
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