熊の湯のおばさんとカラフトます
熊の湯の向かい側にあるキャンプ場。パートナーの話によると昔はこのキャンプ場はこんなに広くなかったそうだ。今駐車場になっているところが砂利で、無料のキャンプ場だったとのこと。でも月日が流れ今は敷地も広がり残念なことに有料。ゴミを処理したり、トイレの整備したりして大変だもんね、しょうがない。熊の湯へ向かう。脱衣所もあるし男女も別になっている。手桶を持って湯船へ。湯船の横にはいかにも地元のおかあさんって感じのおばさん二人。こんにちは~おじゃましま~す、と声を掛ける。こんにちわと返事がかえってくる。熱いよ~とか言われて掛け湯をする前に手を入れたら、本当にものすご~く熱い。ちょっとやそっとでは我慢できないくらい熱い。何杯も足に掛け、体に掛け、肩に掛けて、体を温める。そ~と湯船に入るがうぎゃ~な熱さ。そのうち若いおねえさんが入ってくる。おかあさんから一言。ちゃんと掛け湯するんだよ~はーい。って旅先であった若者たちは素直で元気がいい。おかあさんたちは昔からの友達なのか、おしゃべりしながらお互いの背中の流しっこをしている。なんだかいいよね、おかあさんたちくらいの年齢までずっと友達でいられるのって。私も友達大切にしないとな~。熱いの我慢で湯船に再度挑戦。今度はもう少し長く入ることができた。ほどほどに出て外でパートナーを待つ。次から次へと人がやってくる。昔は地元の人しか知らない秘湯だったろうに。今は観光名所の一つになっているみたいだ。地元の方々おじゃましました。キャンプ場に戻って晩ご飯の支度を始める。羅臼で買ってきたお魚を七輪で焼いて、今夜も焼酎である。洗い場に行ったら、先にいた人が声を掛けてきた。カラフトます食べませんか?は???どうしたんですか?いや~釣りできているんですが、食べきれなくなったら帰ることにしているんですが、釣りすぎて食べきれない感じなんです。ご協力お願いします~とのこと。そういうことでしたら遠慮なくご協力いたします、とカラフトますの半身をいただく。塩こしょうを振って油を引いたフライパンで焼く。ちょっと塩が効きすぎてしまったが美味しくいただきました。ごちそうさまでした!!この日はホッケまで到達できず、再び満腹でシュラフにもぐりこむことに。空に星が出ていた。