嵐のような引越しが始まった
1月15日、第一回目の百万遍の手作り市に行ってきました。近所に挨拶に行ったところ、わんちゃん率が高いことが判明。お向かいさんの車庫には日中柴犬ゴン太君が地域の安全を見張っています。脱獄犯が空巣に入ったりする世の中ですから番犬も必要ですね。人間には吠えませんがミルッチ先生がいつも喧嘩をふっかけるので、ミルッチが近づくと「ガルルル~」と吠えるようになっちゃいました。裏の家からはずっと「ワンワン」吠える声が聞こえます。一日中吠えてて疲れないのかしら。時々ミルッチが反応して家の中で吠えます。近所から苦情が出ないのが不思議なほど。徳島と違って隣の家が近いので、ワイドショーでよくやっているご近所トラブルも解るってもんです。うちの表札の隣にちょうど良い物を手作り市で見つけました。他の戦利品はまた後日。まだ裏でワンワン吠えてるなあ~。何が不満なんだろう。 近所への挨拶用手土産を買いに、引越し前日に市場へ行きました。皆さんのご近所さんが越してきた時、何か挨拶の品を持ってきましたか?我が家は毎回前任地の名産品を準備しています。思いつかない時は無難にタオルとか。今回は季節的にズレてしまったので探すのに苦労しましたが「すだち」しかも箱入り!東京に行った時にも喜ばれたので、これしかないと思っていました。だってこっちのスーパーで年末探したら、「2個で198円」していました。この箱に50個くらい入っているので「5,000円!!」の価値あり。確かにどの家でも差し上げた途端「エッこんな物をいただいていいの?」的な反応でした。その後道で会った時、「あんなに高価なものをありがとうございました。お正月に使わせてもらいました」とか「鍋に最高ですね」とか何度もお礼を言われるのに恐縮してしまうほど。陶芸村のお姉さまたちのアドバイスに従って、早朝から市場に仕入れに行ってよかったです。一般のスーパーで10箱一気に買うのは、この時期ちょっと難しい。そして迎えた引越し当日、朝3時まで箱詰めしたのに段ボールが足りません!もう真っ青になりましたよ、キッチンの下の調味料や冷蔵庫の中身、外の物置や庭のガーデニング用品などが全く手付かずのままなのに。とりあえず3時間だけウトウトして、翌日まで夜明かしするための電器ストーブとお布団一組、チョコミルのご飯やおしっこシートなどをトラックに積み込まれないように確保。そのうち陶芸オネエ様チームが次々に来てくれました。引越し屋さんのトラックも到着して、積んであったダンボールを全部運んでもらったらなんとか50枚。家具の梱包や電化製品を運んでいる間に一気に箱詰めラストスパート。冷蔵庫の中身は、別にくろねこヤマトのクール便で2~3日後に届くように送るつもりが、トラックの中に入ってしまったのが誤算。結局5日後まで開封されることがありませんでした。(冷蔵庫が急に壊れた時や引越しの時、発泡スチロールの箱に急いで入れて、クール便の期日指定で自宅宛に送ると、その期間は配送所の大きな冷凍冷蔵庫で保管しててもらえるので便利ですよ。真夏に冷蔵庫がダウンした時には、新しい冷蔵庫が届くまでアイスクリームも無事でした)戦いが始まったので、チョコとミルは来夢くんのおうちで預かってもらうことになりました。私の骨折期間、一家のみんなにミルッチを散歩に連れて行ってもらいミルと来夢くんはラブラブになりました。その時の写真で作った年賀状を送ってくださいました。徳島に保護犬の輪が広がる時は、私もお届けに行きますよ~。身体が小さくてスリムな奥さんは、スリングにチョコを入れ、両手に来夢くんとミルのリードを持ち、ウンチバッグを持って必死のお散歩をしてくれたようで、「夢の多頭飼いだわ~、保母さんになった気分で楽しい~」と言ってくれました。温かい物やおやつを何度も差し入れしてくださってとっても助かりました。ありがとうね。荷入れの時には、しょうがないので私がミルを抱っこしていたのですっかり腰をやられてしまいましたわ。4トン2トンのトラック二台にキッチキチに詰めてトラックは出発。後には大量のゴミが残されました。古い洗濯機と金属系のゴミは無料回収所に車で運び、エアコン一台はまだ4年しか使ってなかったので、お友達にもらってもらいました。ゴミ処分場に持ち込むつもりでしたが「みんなで分け合って自宅でゴミに出せばいいよ」と一人4袋ずつぐらい持って帰ってくれて、残りの大型ゴミはニッシー家へ持ち込みご主人におまかせ。皆さんのお力がなかったら途方にくれていました。本当にありがとう。次の引越しの時にはみんなは居ないんだなあと思うと、心細くて泣きそうです。夕方大家さんと不動産屋が室内の点検にやってきて、ミルッチが来た当初おトイレが決まらず、床の上で失敗しまくったので色が変わってしまったフローリングの張替えと、私が食事の準備をしてると「ちょうだいちょうだい」とキッチンの流しの下のドアにすがりついてガリガリするので、傷ついた扉を交換するとのことで、修繕費を請求されることになりました。他には室内の清掃業者の費用と浄化槽の処分費用を負担する義務があるそうです。(最終的に10万円以上請求されたのですが、入居時に礼金一か月分余分に預けていたせいか、会社の方で何とかしてくれたようです。助かりました)その晩は「家具がなくなるとこんなに広かったんだ~」というリビングの真ん中に布団を敷いて、音のない部屋で電気ストーブ一個で両脇にチョコミルを抱えて寝ました。シーンとしてると外の音がすごく近くに聞こえ、寝ている耳元のすぐ脇を車が走っているような感覚に襲われます。うつらうつらしている時に、「ハッハッハ」という荒い息遣いと顔にふわふわした毛が触り、コツコツと細かい足音が聞こえたのは夢だったのかしら。 つづく