「ウソ」をつく、つかない以前の問題です
先日、気分転換にある異業種交流会に参加したとき。 自称「投資アドバイザー」を名乗る方とお話をしました。 その内容を要約します。 (と:投資アドバイザー、Y:yellowfox) と:「投資にご興味はありますか?」 Y:「株式投資をやっていますけど...。」 と:「そうなんですか。実は、私10万円を預けていただくと、 毎月5,000円の分配金がある商品をあつかっています。」 Y:「その商品、おかしくないですか?」 と:「そんなことないです。もしも私がお支払いしなければ、 『ウソ』をついていることになりますから!!」 Y:「・・・。」 と:(スーツ裏側のポケットからなにやら封筒を取り出し) 「良かったら、パンフレットもありますけど!!」 Y:「結構です!!」 10万円を預けて、毎月5,000円の分配金があるとき。 1ヶ月あたり5%(=5,000÷100,000)の利回りになるということです。 1ヶ月間や2ヶ月間といった短期間であれば、月5%の利回りを出すことは可能かもしれません。 しかし、年率換算すると60%(=5%×12ヶ月)になります。 数年間といった長期に渡ってコンスタントに60%の利回りを出しつづける。 このようなことが可能かどうか? 常識的に考えればわかることです。 http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2006/11/22-0810.html 「ウソ」をつく、つかない以前の問題です。 さらにいえば、このような商品にはかならず裏があるものです。 相手も「ウソ」にならない範囲で、商品になんらかの巧妙なカラクリを仕掛けているものです。 ●自称「投資アドバイザー」 ●投資会社をやっている人 ●投資や利殖を売りにしている会社 異業種交流会だけでなく、ふだんの生活の中でも出会うことがないとはいい切れません。 このような人に出会ったとき。 目先の「金額」に惑わされず、「まともな」ことをいっているかどうかを判断するため。 「まともな」お金の知識や計算方法を学ぶこと。 必要不可欠なのかもしれません。 株式投資のことを書いていると、ネタになる人と出会うものですね。 また、おもしろい人に出会ってみたいものです。 おわり