女子大で講義
昨日、日本女子大で「女性のライフプランとキャリアデザイン」についてお話させてもらいました。担当教官の大沢真知子先生(ちょうど昨日の朝日の夕刊に顔写真入りで登場されてましたが)とは、ほとんど打ち合わせをしておらず、勝手にレジュメを作成したのですが、就職課の担当の方に、「前回はイーウーマンの佐々木かをりさんだったんですよ」と教えてもらい、「ギャボ! そんな有名な人のあとですか!」と、恐縮してしまいました。わたしにとっては、大学生活は「昨日のこと」のようにリアルで、いつでもすぐあそこに戻れるのですが、実はもう20年経っちゃってるんですよね。で、よく考えてみると、昨日会った女子大生たちは、息子と同世代・・・「お友だちになってください」とこちらがお願いしても、「きもいー」とか言われちゃうであろう・・・ということを想定して、いろいろ小道具を用意しました。その第一弾が、「あなたはどれだけ自分を大事にしていますか?自己チェック」です。学生さんも結構よろこんでチェックしてくれました。(意志)□あきらめず、何度でも挑戦する力をわたしは 持っている。□「つまらない大人にはなりたくない」と思っている。□いくつになっても自分を向上させたい。□年齢を重ねるごとに、新しく得るものがあるに違い ないと確信している。□評論家ではなく、主体者として参画する生き方を 選びたいと思っている。(行動力・知識・スキル)□自分に必要なものは何かを知り、それを選ぶことが できる。□目の前に障害が立ちはだかったとき、どうしたら問 題解決ができるか、人に相談したり、調べものをし たり、まったく別の方法論を見出したりすることを、 実践している。□知識を「自分の知恵」に変えて、ちゃんと使えている。□素敵な大人の女性を知っていて、その女性から何を 得たいか、わかっている。□大事なことを相談できる人がいる。(たしなみ)□携帯・パソコン・テレビの電源を切り、ひとりで居る 時間を大事にできる。□年齢相応の思考を持ち、年齢相応のふるまいができる。□自分の主治医の婦人科ドクターがいる。□オギノ式以外の避妊法を2通り以上は知っていて、き ちんと実践している。「つまらない大人」にはなりたくないと思っている人?と聞いたら、相当数の手が挙がりました。(「つまらない大人にはなりたくない」ってフレーズは佐野元春のパクリです。学生のみなさん、うちに帰ってお父さん、お母さんに聞いてみてください。きっと歌えるはずだから。わたしたちは、そんな歌を歌いながら、青春時代を過ごしました)「評論家ではなく・・・」という問いにも、たくさんの人の手があがり、わたしはとてもうれしかったです。「大事なことを相談できる人がいる」というのもほとんどの人の手があがったので、ほっとしました。ヨーロッパでは、娘が初潮を向かえたら、母親が婦人科の病院に連れて行き、「生理不順になったり、ボーイフレンドができてお母さんにも相談できないことが出てきたりしたら、この人に相談しなさいね」と医者につなげる習慣がある・・・という話をさせてもらいました。恋人ができることも、彼とセックスすることも、別にいけないことじゃないものね。そのとき大事なのは、避妊と性感染症予防です。この話は、結構目からうろこだったようで、あとで回収したアンケートには、その話に驚いたという人も多かったです。 明日もこの話の続きを書きます。