伝え、広めたいことがある。
こんにちは、當間です。みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。地元では、15日に今年度5回目となる子育ておしゃべりカフェ@おおたを開催しました。毎回、真摯に子どもと子育てを考える人々やいま、子育てに忙殺されながらもわが子のこと、そして育児を通じて社会を新たな視点で見直している人々との新たな出会いがあって、とても嬉しく思っています。第4回目からは、生活学校の折り紙名人の方々が同室保育のためにご協力くださっています。それぞれの体験が培った子どもへの見事な対応には、感動を覚えます。さらには、せっかく折り紙名人が来てくださっているのだからと、ラストにおとなに向けた折り紙講座もお願いしています。子ども時代に、さんざん折り紙に親しんだはずなのに、鶴しか折れない私。「からだのほうでは、ちゃんと覚えているものですよ」折り紙名人は、にこやかに、そうおっしゃる。で、実際に教えていただくと、途中から記憶が蘇り、「ああ、そうでした」と手がどんどん動いて行くのです。なんて素敵な、私のからだ(と脳)。生活学校とは、「女性を中心に、 身近な暮らしの中の問題を、学び、調べ、 企業や行政と話し合い、 ほかのグループとも協力し合いながら、 実践活動のなかで解決し、 生活や地域や社会のあり方を変えていく活動」で、全国で、約1,000の生活学校が活躍しています。(財団法人あしたの日本をつくる会公式サイトより)大好きな国語学者・寿岳章子さんの著書で生活学校のことを知りました。1950年代に、生活学校で学ぶ農村の女性たちが語っていたことを紹介していたのです。当時、日米安保条約の行方が社会をにぎわせていました。生活学校で学ぶ女性たちは、自分たちの家業である農業が、日米安保条約から、どのような影響を受けているのかをきちんと理解していました。ミクロとメゾ、マクロが、彼女たちの中では、つながっていた。それを知ったときから、生活学校の存在に大変な尊敬の念を抱くようになったものですから、いま、自分たちの活動に生活学校の方々がご協力くださることにこころから感謝しているのです。こうした先人の知恵を、いまにも伝え、活かしたいと、強く念じます。さらに、憲法学者の娘として生まれ、優れたエッセイストとして多くの著作を残した寿岳章子さんにも感謝。その気になれば、ネットを通して簡単にさまざまなことがゲット出来る時代になったからこそ、こうした先人の活躍を伝えておきたいし、多くの方々に知っていただきたいと思うのです。17日は、阪神淡路大震災から16年を迎えます。震災を通じて得られた、おびただしい知識と経験を今後、最大限に活かしていきたいと願うのと思いは同じです。ツィッターやフェイスブック、mixiの存在がそれを可能にしてくれるかな。(勝間さんがつぶやいてくださったおかげで、 にっぽん子育て応援団の個人サポーターが 飛躍的に伸びたこと、こころから感謝しています)