指導者を育てる重要性
マコさんのブログで、マドレのビデオの話が出ていて、指導者を育てることの重要性を語ってくれています。わたしも、最近つくづくそう思っていて、ひとりできる人がいて、あとは全部教えてもらう人ではなくて、ひとりできる人が、やりたいと思う人を育てて、育った人たちが、新しい人教えたほうが、全然増える数が違う!(当たり前だ。だからマドレの増殖なのよって言われそうだワ)文部科学省の委員会などに出たときも、各地のよい事例を、リストにして紹介してくれていたのだけど、違うんだ! どうしたら、そんなおもしろい取り組みができたのか、分析するんだ! そしたら、必ずおもしろい人がいる。それは、学校の先生かもしれないし、地域のおじさん、おばさんかもしれない。あるいは保護者かもしれない。とにかく、その人のいったいどんな能力が、成功を導き出したのかを、分析する。で、例えば、人の話をよく聞く能力が長けているのか、話をまとめて、実効性あるプランを立てる力があるのか、何なのか、整理する。その能力を育てるためのプログラムをつくるのだ。そして、指導者養成をするのだ。(指導者ったって、一段上から、「教えてあげる」ようなセンセイじゃないよ)そ、それが文部科学省のやることだろう!と、言いました(パチンコ屋に子どもを預ける親も支援するのだとも言いましたが)。生きる力が必要だとか、教育力だとか、地域力だとか、なんかよくわからないチカラを持ち出して、不毛な理屈こねまわしているんじゃなくて、実行できる人をいかに育てるかを考えるのが、もんかしょーだ。(注:企業の管理職が大喜びするような、その場その場で目端を利かせて、効率よく動くことに長けている人間の養成ではない)●ちなみに、わたしがただいま磨いているのは、協働コーディネーターの能力です。行政とNPO,NPO同士でも必ずコーディネーターの役割をする人が必要です。NPO研修情報センターの世古一穂さんのもとで修行(?)中です。違う文化、違う価値観を持った組織同士が何かやろうというとき、コーティネートがうまくいくと、1+1=2 なのではなく、3にも4にもなるんですよね。それが「協働」の成果なのかもしれません。そんな事業をやってみたいなーと思っています。