お金の使い方
杉山です。来週、目黒で活動中のマンマの会の保育ボランティア養成講座で講義をすることになっていて、その打ち合わせで、代表の広吉さんたちが打ち合わせに来てくださいました。内容については、5月22日の午前10時~アイあい館(最寄り駅 東急東横線都立大駅)で聴いていただくとして、その時、母向け講座などではお母さんたちからなかなかお金を取りづらいという話になりました。子どもの英語の教材(?)とかには、平気で何十万ってポンと出したり、お高いベビーカーや洋服には使えるのに、プロの方が講義をしてくれても、カネが払えないそうです。「どうしてなんでしょうねえ?」なぞだ・・・。たぶん、コスト意識がないのでしょうね。というお話をしました。たとえば、自分が支払うお金が無料であっても、無料なことはまずなくて、場所の賃料、人が動くお金、講師謝金、チラシ代、電話代、保育料など目に見えないコストが山のようにかかっているのです。で、それが、無料になっているということは、どういうことなのか?どこかの誰かが負担しているということでしょうね。たとえば、公共の催しであれば、税金・・・。子育てとはおよそ関係ない若い人たちからもいただいているのかもしれない、そのお金で、無料の講座が受けられるわけです。20名定員だったら、応募が50人あったとして、運が良かった、あるいは選ばれた人ってことかもしれない。「お金払ってでも来たかった」という人が外れて、「無料にひかれてー」という人が当選することもあるかもしれない。つくづく、公(おおやけ)は難しいです。なぜ、無料?(無料の意味は?)ということは、いろいろな面からいったん見たほうがいいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タダが当たり前は怖い。たとえば、世田谷区のすべての子育て家庭の人たちがせたがや子育てネットの活動は意義がある、応援したいと、賛同してくれて、年間3000円の寄付をしたとする。いったいいくらになる?松田さん?そのお金を元手に、無料に近い金額で講座を開講したり、子育て支援者の養成をしたり、自分たちよりももっと困難な状況で子育てしている人たちのところに、せたがや子育てネットの人たちが支援の手を差し伸べるのを、遠隔で応援したり、そんなことができるのだ。それを惜しむのか?社会性を持つとか、マクロでものを見るというのは、ある意味そういうことなのだと思う。もちろん、寄付する先はせたがや子育てネットでなくてもいいのだけど、親たちが、自分たちの子育て環境をよくするために、そういう意識を持つことが、大きな力になることや、「これがいいな」と思ったら、そこに対して、「わたしは応援していますよ」という意思表示をすることの大切さを思う。合わせて、寄付を受ける団体もそれぐらいのつもりでないと。説得性がないと。4つ葉もそのあたりのプレゼンテーションや、PRは課題だなあー。公式サイトの充実は、活動の説得力をつけるためのものでもあるんですけどね。http://yotuba-project.net/ぜひ、ご覧ください。