真夏の結婚式/披露宴編
披露宴の会場に入るまで、かなりの時間がありました。久しぶりに会う友人達と、おしゃべりを過ごしたり、ゆうゆうと一緒に、螺旋階段で写真を撮ったり…。そうこうしていると、新郎新婦が、ロビーに登場。ゆうゆうが座っていた不自然に置かれていたイスは、新郎新婦のものだったようです。介添え人のオバちゃんに、早く、どくように言われ(怒)、ちょっとへこんだゆうゆう。でも、彼女達が来ると、「きれいね、きれいね」と連発していました。挙式のときは、白いウェディングドレスだったけど、ロビーに現れたときは、お色直しを済ませていて、鮮やかなオレンジのドレスでした。頭には、ヒマワリの花。まさに、夏だ! よく見れば、二人とも、頭が金色に近い茶髪だよー。そういえば、旦那さんのことは、まったく知らない私。人を見かけで判断できないけど、まぁ、なんていうか…。いわゆる 「ヤンキー」 という感じでした。ロビーでは、ちょっとした写真撮影会が始まり、私たち同級生同士も、彼女を囲んで写真を撮りました。それから、会場の用意が整ったようなので、列席者は先に会場の中へ…。しばらくすると、曲がかかり、拍手で新郎新婦をお迎えすることとなったのですが、彼女達は、なんと、 お姫様抱っこ で登場。 歓声の中、ずかずかと自分達の、いわゆる高砂に座りました。それから、それなりに進行して、乾杯のときになったら、なんと、新郎、自ら、乾杯の音頭を取ることに。「あー、なんだ。今日は、みんな来てくれてありがとうな! 堅苦しいあいさつは、柄じゃないから…、カンパイっ!!!」「かんぱ~いっ」ひときわ大きい声を上げたのは、新郎の友達達。よく見れば、皆さん…、あれ? って雰囲気。みなさま、頭の色が…???↑確か、こんなような食事だったと思う。料理のたびに、ワインやら飲み物が付いてきて、グラスでいっぱいになっちゃったお食事が始まり、お料理が運ばれてくるんだけど、大きなお皿のわりに、とても量が少ないの。披露宴の料理なんて、そんなもんだって分かっていたけどさ…。パンは、おかわり自由だったから、みんなパンばっかり食べていました。(↑女性は、あんまり飲まないから、お食事が楽しみだったんだよね…)ちょっとすると、余興タイムに。お決まりのカラオケが始まると、新婦の彼女も席を離れ、一緒に歌っていました。その後、一番の親友の子からの手紙に、大粒の涙を流す、彼女。合間に、新郎のほうの余興があったんだけど、なぜか王様ゲームみたいなことが始まり、新郎が新婦にキス! ということになり、なんだか、そこのテーブルだけ大盛り上がりに。キッス、キッス!! のコールの起こる中、新郎は新婦に、ぶっちゅううううーと熱烈なキスをしました。 (←舌、入ってるよ)もー、やんややんやの大騒ぎ…。次の余興は、友達に、大学を卒業とともにプロになったヴァイオリニストがいるんだけど、その彼女が、私の披露宴でも弾いてくれた曲を、弾いてくれることになっていました。(↑私のときは、まだ学生だったけどね)彼女は、さっきの興奮が冷めやらぬ中、もくもくと演奏の準備をしています。大黒柱と、「ちょっと、かわいそうだね」なんてささやきあっていたけど、とうの本人は、まったく気にすることなく、ヴァイオリンを弾き始めたの。あー、やっぱり、生演奏は素敵!! なんて思っていたら、おもむろに新郎がマイクを握ると、「せっかく弾いてくれてんだから、静かにしてくれよっ」と一喝。会場は、し~んとして、みんな、彼女の演奏に耳を傾けていました。次に、新郎のほうの余興になって、だれだか男の人が話していたんですけど、新郎がまた、マイクを握ると、「お前の話、つまんねーから、もういいよ」と、げらげら笑いながら、終わらせちゃったの。もー、びっくり。一応、進行役の人がいたんだけど、あまりいる意味がなくなりかけていました。どんどん、新郎が司会進行になりつつあったよ。そして、どういったいきさつか分からないけど、新郎がカラオケを歌うことに。なんの歌を歌ったのか忘れたけど、イスの上に乗って、踊りまくり。そしたら、急に、新婦である彼女のお父さんを呼び、「おとうさん、一緒に歌いましょうよー!!」と、言い出した。新郎のお友達に促され、前に出てきたお父さんの肩を組み、左右へゆれ始めた。「おとうさん、ボクはあなたのことが大好きですっ」と叫ぶと、なんと お父さんのほっぺに、チューをしたの。そして、「おいっ、お前らも来いよ」と友達も誘い、数人の男性も一緒になって、肩を組み、一緒にゆれ始めた。もー、誰も彼らを止められません。高砂の彼女も、いー加減にしなさいと言っているけど、全然聞かない。歌が終わり、お父さんは解放され、新郎はパクパクと、食事を始めました。その後も、披露宴の間中、ぶっちゅぶっちゅとチューをしていた、二人。ゆうゆうもいたから、ちょっとは気にして欲しかったんだけど、まぁ、本人達のための式だから、その辺は、ね…。なんとも、とぉっても疲れる披露宴でした。