たまごクラブに載ったこと 3
2人目 の話。たしか、ゆうゆうが5ヶ月くらいのとき。「是非、遊びに来てください」とお手紙をいただいたので、行ってみた。彼女のアパートは、2階建ての角部屋。何を話したのか、あまり覚えていないが、キョーレツに覚えているのが、彼女の赤ちゃんが、う○ちをしてしまい、まぁ、彼女の家だし、普通にオムツ換えをしていた。私は、赤ちゃんのう○ちの色を見てびっくり! ま緑だった。ミルクオンリーの子の便をはじめて見たので、のけぞりそうになった。母乳の子も、ママがほうれん草などをいっぱい食べた後の授乳は、ほうれん草の色素がいっぱいで、緑っぽい便が出るのは知っていたけど、あの時は、本当にびっくりした。そして、さらにのけぞったのは、汚れたオムツをくるっと丸めると、鼻をかんだ、ティッシュのように、そばにあったゴミ箱に、ぽいっと捨てた。えぇー、ビニールに包まないの?とは、思ったものの、人の家のことだし、何も言えなかった。その後、私の家にも来たいと言うので、(車のない彼女を乗せてあげるため)外で待っていた。…20分経っても、なかなか降りてこない。真夏の太陽が照りつける中、冷房の効いた車の中だけど、チャイルドシートに座らせていたゆうゆうも、だんだんとぐずってきた。おかしいな、と思っていたところ、彼女が来た。…着替えていたようだ。しかも、申し訳ないが、マスタード色のサマードレスはずるずるとスカートが長く、似合っていなかった。「洋服を選んでいたの♪」とうれしげに言うと、車に乗り込んできた。(あれ? 遅れてごめんなさいとか、お願いしますとか、何にもなし!? とは、思ったものの、まぁ、いっか。と、心の思いは、押し込んだ)うちに着いたとき、近所の子供たちが外で遊んでいた。かるく、あいさつをしていると、彼女はしずしずと、車から降りてきた。近所の人が、彼女にもあいさつをしたけど、無視。知らない人とは、口は利きませんわっという態度に見えた。(後で聞いた話だけど、どこのお嬢様が来たんだよっ(怒)とみんな言っていたらしい) ちょうどお昼だったので、オムライスを作ってあげた。しばらくして、近所のおばサンが姑のところに遊びに来た。すごく、おせっかいなおばサンなのだが、当然の如く、部屋に呼ばれた。そこで、しばらく世間話などをしていたのだが、赤ちゃんたちにミルクをあげることにした。私は、母乳なので、ぺろっとおっぱいを出して飲ませていると、姑もおばサンもニコニコしながら、「やっぱり母乳がいちばんだよね」と話している。その横では、彼女がせっせとミルクを作っている。湯冷ましをあげて、彼女が赤ちゃんにミルクをあげていると、おせっかいおばサンが、言う。「どうして、おっぱいをあげないの?」「ああ、おっぱいだと、どのくらい飲んだか、分からないからですよ」彼女は、もくもくとミルクをあげる。あー、気を悪くさせてしまったかなぁと心配していたら、すぽっと、赤ちゃんから哺乳瓶を引き抜いた。「がっつけばいいってモンじゃないんだよ」と言っては、飲ませたり、引き抜いたりを繰り返す。私たち3人は、あっけに取られてしまった。「ね、ね。赤ちゃん疲れたら、シリコン(飲み口)をくわえたままでも、自分で飲むのやめるし、おいしそうに飲んでいるのに、なんか、可哀想だよ」と、思わず言ってしまった。ゆうゆうが、乳首をくわえながら、ふぅふぅと休憩しているのを見せてあげた。姑もおばサンも、「おっぱい出るなら、混合のほうが、子供のためになるよっ」と、アドバイス。彼女は、「はぁ、そうですね」と生返事だった。帰りに、送っていくときに、「なんか、おせっかいなのが2人もいて、ごめんね。気を悪くしちゃったでしょ」と、聞くと、彼女は、「あぁ。いかにも年寄りの意見って感じ。あれくらいの年の人って、みんな同じこと言うね」と、言う。・・・だ、大丈夫、みたい。彼女を家に送って、帰る途中、前回ほどではないけど、疲労感に襲われた。「はー、なんか、お母さん、大変だったよぉ」と、すやすや眠るゆうゆうに、一人話しかけた。彼女がうちにいた間、なんと、7回もオムツを替えた。家について、まず1回。自分たちのお昼の後、2回目。おしゃべりしている間に、3回目。姑たちに呼ばれたときに4回目。ミルクを飲む前、5回目。ミルクの後、6回目。帰る前に、7回目。ひぇぇー、たいへんだっ!!はい、もちろん言ったデス。「そんなに替えなくっても、3,4時間は大丈夫じゃない?」って。でも、彼女は、「だって、おしっこしているよ」と言っていた。いや、そうなんだけどね。私も、入院中、病院でおっぱい飲ませる前に、オムツをはずして、新しいのにして、体重測って、おっぱい飲ませて、また、体重測って、増えた体重はおっぱいの量ってことで紙に記録して、そこでまたおしっこしていたらオムツを替えるっていう生活をしていた。まさに、その通り。彼女の家には、30分くらいしかいなかったけど、いつも、こんな状態なのかな…。オムツが、もったいない。その後、特別私からは、連絡もしないでいた。姑にも、もう家につれてくるなと言われていた。たまたま、1歳過ぎた頃に病院で会ったのだけど、彼女の赤ちゃんは、異様に太っていた。ゆうゆうも、ぷくぷくとしていたほうだけど、背もあったし、歩き始めていたから、だいぶしまってきていたのだけど、彼女の子は、体が重くって、歩くのがやっとという感じだった。だるまのようだった。この日以前に、『車が欲しい』というから、知り合いのディーラーさんを紹介したのだけど、当日、夫婦ですっぽかした。私は知り合いに平謝り。名前も顔も忘れたけど、今考えれば、なんとも失礼な人だったなぁと、改めて思う。とりあえず、自分のことは、棚に上げておきます。よいしょっと。 3人目に続く→