【読書メーター】9月のまとめ その2
その2です その1はこちら2012年9月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:8113ページナイス数:54ナイス秋の花火 (文春文庫)読了日:9月15日 著者:篠田 節子あかね空 (文春文庫)の感想泣けた!第一部では筆のうまさにのめり込みつつも、まぁ家族の物語ねと斜に構えていたのですが、第二部で子供たちの視点が入ってくるところで脱帽。栄太郎は母親に、悟郎は父親にそれぞれわだかまりみたいなものがあったんですね。おふみさん、憎まれ役になっていたけれど、考えれば冒頭部分ではあんなに気のいい娘さんだったわけだし。でも、やっぱり悟郎と永吉に肩入れしちまうなぁ。新兵衛長屋の人たちの葬儀の様子に心打たれました。読了日:9月16日 著者:山本 一力孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)読了日:9月18日 著者:宮部 みゆき孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)の感想泣けてきた。ラスト近くでは(宮部作品ということもあり)ハッピーエンドを予感させられたけど、そんなに甘くはなかった・・・・でもほうは幸せになれそうなのがほっとした。加賀様が存外お優しい方なのがうれしかった。一番思い入れがあったのは渡部一馬です。児玉清さんの解説が秀逸読了日:9月18日 著者:宮部 みゆき操縦不能 (新潮文庫)の感想面白かった! 「もう一緒に飛んでるよ」という江波の言葉にはグッときました。 望美のシミュレーターを必死に操作する姿がと、パイロットをあきらめたエピソード、それでもシミュレーターを操作しながら「やっぱりパイロットにならないでよかったんだ」という心情に達したところではちょっと涙・・・ でも、思ってたより緊迫感には欠けたかな? この著者の本、続けて読んでみたくなりました読了日:9月20日 著者:内田 幹樹コンタクト・ゾーン〈上〉 (文春文庫)の感想軽すぎる金満日本の三十女三人組かと思えば意外にもそれぞれは悩みとか抱えてるし。工藤のような考えは理想なんだけれど、最期は本性が見えちゃったし。唯一無二の正しさなんてないことは理解していてもそうもいかないんだなぁ読了日:9月22日 著者:篠田 節子コンタクト・ゾーン〈下〉 (文春文庫)の感想結局は上巻含め一気読みだけど、固有名詞がきちんと覚えられず読解には苦労しました。これから読むなら相関図作ることをお勧めします。アリフィンの行く末は意外だったなぁ。彼が一番の成功者かも????読了日:9月23日 著者:篠田 節子警官の血〈上〉 (新潮文庫)の感想「道警」や「川久保」の警察小説シリーズとはずいぶん趣が違いますね。警察小説というよりは警官の大河かな 民雄の章、スリリング過ぎてのめり込んでしまった。二十歳前後であんな活動ができるなんて自分の青年時代を考えるとちょっとすごいという気もするけれど・・・・・・最後で清二の章からやっと繋がってきましたね。民雄の神経症はなおるのか?和也にどう繋がって行くのか?下巻が楽しみです。読了日:9月24日 著者:佐々木 譲警官の血〈下〉 (新潮文庫)の感想清二の章はプロローグにすぎなかった感じ。上巻で民雄の家庭はどうなっちゃうんだろうという疑問も和也の章に入ってかなり疑問は解消。一番シンパシィを感じたのは民雄なので和也との関係も含めいい駐在さんになっていたのにはほっとした。でも英雄のような最期は和也の章で悲惨なものに変わってしまったのが悲しい。恩田の一件は警官としてはいけないことなのだろうが、読者としては好感を持てた。ただ、和也の強引なやり方は共感できそうにもない。加賀谷が第一印象よりやり方はともかくきちんとした警官だったのにほっとする。謎は解決されている読了日:9月26日 著者:佐々木 譲新世界より(上) (講談社文庫)読了日:9月27日 著者:貴志 祐介新世界より(中) (講談社文庫)読了日:9月28日 著者:貴志 祐介新世界より(下) (講談社文庫)読了日:9月29日 著者:貴志 祐介読書メーター