ホテルルワンダ
今日はかねてから念願の「ホテルルワンダ」を観た。詳細な説明は、映画の紹介から引用させて頂く。フツ族が、ツチ族を大虐殺した事実を世界は忘れたがっている。ツチ族は「ゴキブリ」と呼ばれた。女は犯した上でなぶり殺す。性別年齢など関係なく、たとえ顔見知りの者でもフツ族でないというだけで、ナタや銃、散弾銃をふるう。各大国は、軍や民間人、ジャーナリスト達を撤退させルワンダでの公然たる大量虐殺を見殺しにした。それは「国益」にならなかったから。はっきりいえば、アフリカ黒人を救うことが直接的な利益にならないとしたためだ。国連平和維持軍も、全土に対して極めて少数で力に限度があった。直接的な原因は、その年の食料不足らしい。そこに、政治にからんだ扇動者が煽り立てる。その血を啜り、誰が儲けたんだ?武器商人、軍需産業か。極端な貧しさは、普通のよいヒトでも鬼に変えてしまう。追い詰めないことも、政治の技術の一つだと思うが、専門外なので口を閉じます。主人公は、フツ族の男。ホテル支配人。妻は、ツチ族の女。彼は、妻や家族、多くの従業員や避難者を救おうと、その時にできることを必死に行動する。私は、東京に今住んでるけれど、平和だ。安全に食う寝る着るが、確保されていて、熱いお湯も蛇口から勢いよくでる。だけど何故だろう?この空しさは?生命感が、如実に不足している気がした。生命力を治癒するつもりでこの映画を観て、私は本来の自分を取り戻し始めているのを感じる。利益や金ではない、ゆるぎないことを自分に刻印したかった。それをこの映画は私に運び、恵んでくれた。無関心は、愛の正反対のもの。尊い多数の無名死者の上で、無言のメッセージを伝えること。実在する夫妻、この映画を製作した方々、配給会社の方々に、黄金のハートを感じます。どうもありがとう☆<引用>94年に中央アフリカのルワンダでの民族間抗争が大虐殺に発展し、3ヵ月あまりの間に100万人もの人々が殺された事実にもとづいた話だが、こうした内戦、虐殺の現実はルワンダだけではない、多くのアフリカの貧しい国に起こっている、または起こりえるということに、観た人は改めて気付くことだろう。そして“無関心”が大きな罪であることを。